これが自民党流「英才教育」
先の内閣改造・自民党役員人事で、自民党衆院議員・小泉進次郎に対する関心の高さに改めて驚いた。テレビ番組が安倍政権の陣容ではなく、今ひとつ根拠がはっきりしない小泉の入閣話で盛り上がったからだ。
結果は私が予想した通り、自民党政務調査会の部会長だった。
小泉が就任した農林部会長は、部会長の中でも議員の意見がとりまとめにくい部会だ。今回はとくに、環太平洋連携協定(TPP)対策という難題を抱える。小泉はなぜ農林部会長に起用されたのか、また、小泉はこの試練を乗り切れるだろうか。
小泉が入閣する可能性はテレビや新聞でたびたび報道された。その極めつけは日経新聞8日付朝刊「検証 内閣改造 ▽上 幻の『進次郎氏入閣』」だった。
《首相「できれば内閣に入ってもらいたい」
小泉進次郎氏「まだ早すぎます」
9月、復興政務官だった小泉氏に首相は入閣を打診した》
日経以外の新聞・テレビは、「小泉入閣の話がある」という程度の報道だった。具体的にそのやり取りを書いたのはこの記事だけだ。その真偽を小泉と会って確認した。
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