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マリオメーカーを出すにあたって、マリオ関連動画を権利者削除しまくった恨みは一生引きずるぞ。
という話、書き残しておこうかと。
例えば、有名なのだと、マリオ64なんかはTASが大変に熱かったのに。
絵面的に面白いバグがいろいろあって、それを駆使した超スピード移動、壁抜けなどがインパクトあるプレイ動画でした。
作ってるそばから新技術が発見されて、どんどん更新されて「完成しない」とまで言われてるスピードラン。ステージ更新の動画が上がるたびに「120スターが完成しない理由」タグが付いて盛り上がったものでした。
今は、当然見る影もありません。消されるんだから誰も投稿しなくなり…
昔からマリオ64のTASクリア時間は5分ちょっとで、「5分を切りたい」「でも、画期的なバグでも見つからない限りなかなか厳しい」というような状態でした。
5:28:87の記録がニコ動への最初の投稿なのかな?たぶん。この記録は2008年のもので、そこから7年の歳月をかけて、ようやく5分を切ったのがこの動画。5分切りの発端となった新技術(マリオの速度を2の18乗とかキリのいい数字にすると、地形の衝突判定を無視して出入り口とかの判定に突っ込める)がまた見事で、TAS愛好家も感動する逸品。
割かしTAS史上に残る記念的な大記録なわけですが、見てのとおり、速攻で消されています。TASコミュニティ全体に水を差されたような状態です。
海外のゲームなんかだと、こういう改造ものはMOD(modificationから来た単語)とか言われて、結構文化として根付いていたり。
ゲームメーカー的にも、MODが宣伝になってオリジナルのゲームが売れたとかもあり、公認しているところとか、極端なのだと推奨(公式にMODの作り方を解説)しているメーカーもあったりします。というか、MODを買い取って次回作に反映させたりとかいう例すら。
とかいうのもあり、個人的には「マリオに対してマリオメーカーを出す」とかいうの自体がなんか違うという気持ちもあったり。上記のMOD文化は主にPCゲームの話なので必ずしも同じくくりにできるものではないんですが…
「マリオメーカーで公式にやりたいから、非公式のものは消すね」と言わんばかり。
なのでここで書いてる恨み節は、やっぱ旧態依然というかトラディショナルな会社よなぁ、新しい(動画を消さない方が有利と思える)ビジネスモデルにチャレンジするところまではやってくれないよなぁ。というような、若さが足りないところへの懸念という感じになります。
若さが足りないと言ってしまうと、任天堂に限らずというか、ゲーム業界に限らずというか、この国全体の問題っぽくも思ってしまいますが…
という話、書き残しておこうかと。
消された動画
TAS(エミュレーター上で、どこでもセーブ、コマ送り、メモリの内容確認とかを使って理論上の最速を目指すプレイ)系動画とか、改造マリオ系の動画が全滅。例えば、有名なのだと、マリオ64なんかはTASが大変に熱かったのに。
スーパーマリオ64TAS
一時期、TASの一番人気だったと言っても過言ではないくらい投稿頻度が高かったのがスーパーマリオ64。絵面的に面白いバグがいろいろあって、それを駆使した超スピード移動、壁抜けなどがインパクトあるプレイ動画でした。
120スター
まず120スターTAS。作ってるそばから新技術が発見されて、どんどん更新されて「完成しない」とまで言われてるスピードラン。ステージ更新の動画が上がるたびに「120スターが完成しない理由」タグが付いて盛り上がったものでした。
今は、当然見る影もありません。消されるんだから誰も投稿しなくなり…
0スター5分切り
そして5分未満クリア動画。昔からマリオ64のTASクリア時間は5分ちょっとで、「5分を切りたい」「でも、画期的なバグでも見つからない限りなかなか厳しい」というような状態でした。
5:28:87の記録がニコ動への最初の投稿なのかな?たぶん。この記録は2008年のもので、そこから7年の歳月をかけて、ようやく5分を切ったのがこの動画。5分切りの発端となった新技術(マリオの速度を2の18乗とかキリのいい数字にすると、地形の衝突判定を無視して出入り口とかの判定に突っ込める)がまた見事で、TAS愛好家も感動する逸品。
割かしTAS史上に残る記念的な大記録なわけですが、見てのとおり、速攻で消されています。TASコミュニティ全体に水を差されたような状態です。
改造マリオ系動画
マリオ3(ファミコン後期のゲーム)とか、スーパーマリオワールド(SFCローンチタイトル)とかは、ゲーム自体を改造して作った別マリオなんかも結構あったりします。そのプレイ動画の類も軒並み消されています。海外のゲームなんかだと、こういう改造ものはMOD(modificationから来た単語)とか言われて、結構文化として根付いていたり。
ゲームメーカー的にも、MODが宣伝になってオリジナルのゲームが売れたとかもあり、公認しているところとか、極端なのだと推奨(公式にMODの作り方を解説)しているメーカーもあったりします。というか、MODを買い取って次回作に反映させたりとかいう例すら。
とかいうのもあり、個人的には「マリオに対してマリオメーカーを出す」とかいうの自体がなんか違うという気持ちもあったり。上記のMOD文化は主にPCゲームの話なので必ずしも同じくくりにできるものではないんですが…
タイミングがまた
任天堂は昔から厳しいは厳しいんですが、それがより一層顕著に消されるようになったのが、マリオメーカーのプレスリリース出した前後なんですよ。ほんとに。見事に。「マリオメーカーで公式にやりたいから、非公式のものは消すね」と言わんばかり。
若さが足りないんじゃないか
もっとも、権利者が正当な権利を行使しているだけではあるんですが。任天堂ハードウェアに参入してくれるソフトウェアメーカーを保護するためにも、コピーとかエミュレーターに対して厳しく当たらないといけないというのも当然の話。権利者削除を行使した方がビジネスになるのなら、削除されて当然だと思います。なのでここで書いてる恨み節は、やっぱ旧態依然というかトラディショナルな会社よなぁ、新しい(動画を消さない方が有利と思える)ビジネスモデルにチャレンジするところまではやってくれないよなぁ。というような、若さが足りないところへの懸念という感じになります。
若さが足りないと言ってしまうと、任天堂に限らずというか、ゲーム業界に限らずというか、この国全体の問題っぽくも思ってしまいますが…
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