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安倍首相「世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献」 海自観艦式訓辞の詳報

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安倍首相「世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献」 海自観艦式訓辞の詳報

護衛艦「くらま」の艦上で、訓示を述べる安倍晋三首相=18日午後、神奈川県沖の相模湾(三尾郁恵撮影)

 「この夏、先の大戦から70回目の8月15日を迎えました。この70年間、日本はひたすらに平和国家としての道を歩んできました。それは諸君たち自衛隊の存在なくして語ることはできません。先人たちは変転する国際情勢の下、平和を守るために、そして平和を愛するが故に自衛隊を創設したわけであります」

 「諸君の先輩は心ない多くの批判にさらされてきた」

 「残念なことに諸君の先輩たちは心ない多くの批判にさらされてきました。中には自衛隊の存在自体が憲法に違反するといった議論すらありました。しかし、そうした批判に歯を食いしばり、国の存立を全うし、国民を守るために黙々と任務を果たしてきた諸君の先輩たち。現在の平和はそのたゆまぬ努力の上に築かれたものであります」

 「相次ぐ自然災害、そこには必ず諸君たちの姿がありました。先月の関東・東北豪雨におけるヘリコプター部隊による懸命の救助活動、逃げ遅れた人々を救うため、危険も省みず濁流へと飛び込む自衛隊員の姿は多くの国民の目に焼き付いております。豪雪、地震、火山噴火、自衛隊の災害派遣は実に4万回に達します。そして今や自衛隊に対する国民の信頼は揺るぎないものであります。その自信をもって、これからもあらゆる任務で全力で当たってほしいと思います」

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