サボテン種、3割が絶滅危機 違法取引横行が要因に 【共同通信】
【ジュネーブ共同】世界のサボテン1480種のうち、31%が絶滅の危機にひんしていることが18日までの国際自然保護連合(IUCN)の研究グループによる調査で分かった。サボテンを対象とした初の世界的調査で、IUCNは横行する違法取引が要因の一つと指摘、国際社会に対策の強化を急ぐよう促した。 サボテンはアメリカ大陸を中心に、世界各地で園芸用や食用、薬用などさまざまな用途に利用されている。植物が育ちにくい乾燥地帯を中心に生育し、シカやウサギ、コヨーテ、トカゲ、カメなども、サボテンから貴重な栄養や水分を得る。 |