傾いたマンション。
3たび明らかになった不正。
信頼がまた裏切られました。
こんばんは、ニュース7です。
まず、こちらをご覧ください。
画面の左側のマンションに設置された、この手すりと、右側のマンションに設置された、こちらの手すり。
この2つの手すりの2センチほどのずれから明らかになった問題の影響が、全国に広がっています。
横浜市のマンションで、建物を支えるくいの一部のデータが偽装されていた問題を受けて、大手化学メーカーの旭化成は、子会社の旭化成建材が、これまでに手がけた全国のおよそ3000棟の建物について、データの偽装が行われていなかったか調査することになりました。
東京・北区で行われている、マンションの工事現場です。
回転しながら地面に打ち込まれているのが、マンションを支えるくいです。
一番大事な作業という、くいの打ち込み。
横浜市都筑区のマンションでは、建物を支える52本のくいのうち、8本が強固な地盤に届いていなかったことなどが、きのう明らかになりました。
マンションは、三井不動産レジデンシャルが販売していました。
工事を請け負ったのは、三井住友建設。
その孫請けとして、くいの工事を行ったのが、旭化成建材でした。
親会社の旭化成の社内調査では、くいの工事の報告書に、別の棟のデータを流用する形で、虚偽のデータが記載されていたということです。
さらに、報告書の中には、データが書き加えられた跡が見つかったということです。
これを受けて旭化成は、これまでのおよそ10年間に、旭化成建材がくいを打ち込む工事を請け負ったマンションやアパート、それに商業施設など、全国のおよそ3000棟についても、データの偽装が行われていなかったか、調査することになりました。
旭化成は、社内の調査委員会で原因の調査などを行っていて、ほかの現場でもデータの転用などが行われていなかったか、実態の把握を急ぎたいと話しています。
マンションを販売した会社が、住民説明会で配布した資料です。
建物が傾いている11階建てのマンションの構造の安全性について、第三者機関による検証結果を来月中旬までにまとめ、対応策と合わせて住民に説明したいとしています。
行政は、データの偽装を見抜くことはできなかったんでしょうか。
今回のマンション、建築確認や安全性の検査は、民間の機関が行いました。
検査に合格したことは、民間の機関から市に報告されますが、細かい内容や図面などの書類は提出されないということです。
つまり、データの偽装が行われた、くいの施工記録まで、市側には提出する義務がなく、横浜市では確認ができなかったということです。
では、マンションを購入する人が、こうした問題を事前に見抜くことはできるんでしょうか。
欠陥住宅対策のために、弁護士や建築士で作る、欠陥住宅全国ネットの高木秀治弁護士によりますと、専門知識のない住民が、建物の欠陥を見抜くことは極めて難しいということです。
その上で、欠陥が発覚した場合に取るべき対応について、高木弁護士は次のような点を挙げています。
話し合いで納得いくように解決できるケースは少ないため、早い段階で弁護士や建築士など、外部の専門家に相談する。
裁判になるケースも考えて、証拠として、雨漏りや傾きなどが起きたときの写真を撮影しておく。
また業者とのやり取りを議事録に残したり、録音したりしておくことも効果的だということです。
今後の対応について、マンションのある横浜市の林市長は。
横浜市は、建築基準法に違反している疑いがあるとして、調査を始めています。
一方、この企業の不正が発覚したのは、これで3度目です。
鉄道の車両や船のエンジンなどの振動を小さくする、防振ゴム。
今度はその検査データで改ざんなどをしていました。
防振ゴムを製造したのは、大阪の東洋ゴム工業です。
8年前には防火用断熱パネルで、ことし3月には建物の免震装置で、それぞれ不正が発覚していました。
東洋ゴム工業では、先に発覚した不正を受けて、緊急監査を行っていましたが、不正を見抜けず、問題ないと結論づけていたことが分かりました。
東洋ゴム工業がきのう開いた会見。
今回、検査データの改ざんなど、不正が行われていたのは、防振ゴムという製品です。
8万7000個余りを出荷していました。
その防振ゴム。
船のエンジンや鉄道車両、それに産業機械の振動を小さくするために使われています。
このうち、鉄道車両では台車の部分。
ボルスタアンカと呼ばれる、振動を和らげ、安定性を確保する装置などで、ゴムが使われています。
不正が判明した製品は、JR東海や西日本、それに私鉄などの車両で使われていて、国土交通省によりますと、運行の安全性には影響はないということですが、劣化すると、乗り心地が悪くなるおそれがあるということです。
今回、不正が明らかになった東洋ゴム工業。
平成19年には。
誠に申し訳ございませんでした。
防火用の断熱パネルの耐火性能を偽装していました。
ことし3月にも。
心よりおわび申し上げます。
国に認定された性能を満たしていない免震装置を、製造・販売していました。
誠に申し訳ございませんでした。
そして明らかになった3度目の不正。
きっかけは、内部通報でした。
免震装置で不正が発覚したことを受け、8月20日に行われたコンプライアンス研修のあと、社員から通報があったということです。
不正が発覚した子会社の兵庫県の明石工場。
不正が発覚した子会社の兵庫県の明石工場。
前回の免震装置の不正も行われていた工場です。
会社側は、不正が発覚したことし3月以降、緊急監査を行い、明石工場も8月上旬に問題ないと結論づけていました。
ところが、不正はその後も続いていました。
工場では、8月19日、内部通報が行われる前の日まで、防振ゴムの検査データの改ざんなどが行われていたのです。
なぜ、緊急監査で不正が見抜けなかったんでしょうか。
データの改ざんは、材料の試験の段階で行われていましたが、監査が、完成品の検査データを中心に行われたためだと説明しています。
東洋ゴム工業は、今回調査を実施した平成17年以降だけでなく、さらに、過去10年間さかのぼって、不正が行われていないか調べることにしています。
次は、来年4月から始まる電力の小売りの全面自由化です。
桑子さん、今はどこの電力会社と契約していますか?
電力会社は住む地域によって決まりますから、私は東京電力ですよね。
そうですよね。
これが、来年の4月からは、新規参入した会社なども含めて、自由に電力会社を選べるようになるんです。
来年4月の電力の小売り全面自由化を前に、参入が相次いでいます。
都市ガス最大手の東京ガスも、正式に参入を発表しました。
東京ガスが電力を販売するのは、首都圏を中心とした東京電力の管内。
都市ガスとセットの契約で、料金を割り引くサービスを導入します。
電力は、東京ガスが主体となって運営している、横浜市の火力発電所を増強するなどして確保するとしています。
全国10社の大手が独占してきた電力の小売り事業。
平成12年以降、段階的に自由化されてきました。
競争が生まれて料金の引き下げやサービスの向上につながると期待されるからです。
当初は、大規模な工場やビルに限られていましたが、平成17年以降は、小さな工場やビルも対象に。
そして、来年4月以降、一般家庭や小規模な店舗などまで拡大されます。
これに合わせて、参入する動きが相次いでいます。
大手通信会社のソフトバンク。
ネット通販大手の楽天。
エネルギー業界からは、大阪ガスや、石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーなど。
ほかにも、東急電鉄など、さまざまな業界から参入する見通しです。
一方、迎え撃つ形の大手電力会社。
新しい料金の検討や、料金引き下げにつながるコスト削減などを進めています。
来年4月の段階では、各社が競って料金を引き下げることになりそうです。
自由に電力会社を選べるようになるわけですが、私たち消費者は、どうすればいいのでしょうか。
契約の切り替えは、インターネットや電話などで会社に申し込むことになりますが、来年1月以降に、4月以降の契約の事前受付が始まる予定です。
契約会社を切り替える場合、新たに電線を引き込む工事や、現在、各家庭に設置してある電気メーターを取り替える必要はありません。
ただ、多くの会社は各家庭ごとに電気の消費パターンを細かく把握したうえで、最も料金が安くなるサービスを提供しようとしています。
こうしたサービスを利用する場合は、スマートメーターと呼ばれる、最新の電気メーターを設置する必要があります。
では、どうやって電力会社を選ぶのか。
すでに全面自由化しているイギリスの例を見てみます。
1999年に自由化したイギリス。
およそ250万世帯が毎年、電気の契約先を切り替えています。
全体の10%です。
そのおよそ半数は、インターネットの価格比較サイトを使っています。
来年4月に迫った、日本での全面自由化ですが、課題も指摘されています。
大手の電力会社と新規参入企業が、公平に競走できるのか。
地方と都市部の間では、競争の進み具合に差が出るのではないか。
このため政府は、新たな機関を設置するなど、準備を進めています。
また痛ましい事故が起きました。
新潟市で目の不自由な姉妹が、腕を組んで出勤していたところ、車道に近いほうを歩いていた妹が、前から来た軽乗用車にはねられ、死亡しました。
車を運転していた男性は、前をよく見ていなかったと話しているということで、警察が詳しく調べています。
けさ6時半ごろ、新潟市東区の市道で、団体職員の川崎和美さんが、姉と腕を組んで出勤していたところ、前から来た軽乗用車にはねられ、死亡しました。
姉妹は、この道路をバス停に向かって歩いていました。
ご覧のように、路上には歩道を示す白線が引かれています。
2人は腕を組み、妹が車道に近いほうを歩いていたということです。
軽乗用車を運転していた19歳の男の会社員は、調べに対し、前をよく見ていなかったと話しているということです。
姉妹をよく知る人は。
姉妹は、いずれも視覚障害の一種、弱視で、20代のころに両親を亡くしましたが、妹の和美さんが僅かに見え方がよかったため、食事を作るなど、姉を支えていたということです。
目が不自由な人が巻き込まれる交通事故が相次いでいます。
今月3日には、徳島市で男性が盲導犬と共にトラックにひかれて死亡したばかりです。
次です。
維新の党が事実上、分裂しました。
維新の党は、離党した大阪市の橋下市長が結成する新党への参加を表明するなど、党の結束を乱したとして、片山参議院議員会長ら3人に続き、きょう、新たに9人の衆議院議員と、153人の地方議員を除籍処分とすることを決めました。
維新の党を離党した、大阪市の橋下市長は、今月下旬にも新党を結成する方針です。
この新党への対応を巡り、維新の党の執行部は昨夜、片山参議院議員会長ら3人を除籍処分に。
さらにきょう、新党への参加を表明するなど、結束を乱したとして、大阪を地盤としている9人の衆議院議員と、地域政党、大阪維新の会に所属している153人の地方議員を、除籍処分とすることを決めました。
これらの議員は、橋下氏の新党に参加する見通しで、去年9月に結党した維新の党は事実上、分裂しました。
除籍処分を受けた馬場前国会対策委員長は。
また、大阪市の橋下市長は、きょうツイッターに、10月1日以降、維新の党には代表も執行部も存在しない。
任期切れになった前の代表と前の執行部が、大阪系を処分するなんて、維新の党の国会議員のおつむは大丈夫かなどと書き込みました。
松野代表は。
新党側の議員らは、臨時の党大会の開催を求めていて、執行部側と新党側の対立は今後も続く見通しです。
ほかにも数百万円。
タクシー券も受け取っていた疑いがあることが分かりました。
マイナンバー制度の導入に向けた、厚生労働省の業務を巡る汚職事件。
警視庁は、現金などの趣旨について、慎重に調べるとともに、いきさつを捜査しています。
厚生労働省情報政策担当参事官室の室長補佐、中安一幸容疑者。
マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡り、都内の情報関連会社に便宜を図った見返りに、現金100万円を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、中安室長補佐は、100万円をカードの支払いなどに充てていたと見られるほか、飲食の接待も複数回受けていたことが分かっています。
その後の調べで、会社側から、ほかにも現金数百万円を受け取っていた疑いがあることが分かりました。
さらに、タクシー券も繰り返し受け取り、帰宅する際などに使っていたと見られ、総額は100万円以上になるということです。
警視庁はこれらの現金などについて、なんらかの便宜を図ったことへの見返りかどうか、趣旨を慎重に調べるとともに、いきさつを捜査しています。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意を受けて、農林水産省はきょうから全国各地で農業関係者との意見交換会を始めました。
札幌市で開かれた、コメや麦などに関する会議は、生産者など、およそ250人が参加しました。
農林水産省の担当者は、コメや小麦について、新たな輸入枠を設けることなど、TPPの合意内容を説明。
備蓄米の運営を見直して、市場に流通する主食用米の総量が増えないようにするなど、農業対策をしっかり行っていくと述べました。
そして、関税がなくなることで、輸出がしやすくなる農産物もあるとして、詳しい内容を近く、公表すると説明しました。
これに対して、農業関係者からは、経済産業省などとも連携して、対策を行ってほしいなど、農業対策の拡充を求める声が相次いだほか、関税がなくなるだけでは、簡単に輸出は増えないといった意見が出されました。
一方、経済産業省も、TPP対策推進本部を省内に設置。
きょうの初会合では、中小企業による工業製品などの輸出拡大を後押ししようと、今後、各都道府県ごとに、TPPの説明会を開催することになりました。
ニュースを続けます。
九州電力川内原子力発電所2号機が再稼働しました。
新しい規制基準の下での再稼働は、同じ川内原発の1号機に続き、2基目です。
川内原発、再稼働反対!
九州電力によりますと、今夜11時ごろには、核分裂反応が連続する、臨界と呼ばれる状態に達する見込みです。
今月21日には、発電と送電を開始し、徐々に原子炉の出力を高め、来月中旬に営業運転を始める計画です。
鹿児島県の伊藤知事は、次のように述べました。
安倍総理大臣は、一億総活躍社会の実現に向けて設置した推進室の開所式で、職員に訓示し、GDP・国内総生産600兆円などの目標の達成は簡単ではないとして、一丸となって取り組むよう求めました。
大阪市が、教職員を除くすべての職員に行った入れ墨の調査で、回答を拒否し、懲戒処分を受けた2人が、処分の取り消しなどを求めた裁判。
2審の大阪高等裁判所は、入れ墨の情報の収集は、大阪市の個人情報保護条例に違反しないとして、訴えを認めた1審判決を取り消し、2人の訴えを退けました。
判決のあと、原告の森厚子さんと安田匡さんが会見し、判決には到底納得いかないなどとして、いずれも最高裁判所に上告する方針を明らかにしました。
一方、大阪市の人事室と交通局は、市の主張が認められたと理解していますとコメントしています。
フィギュアスケートの羽生結弦選手。
今シーズンの初戦で、前半のショートプログラムに臨みました。
羽生は、練習拠点のカナダで初戦を迎えました。
冒頭のトリプルアクセル。
流れのあるジャンプで、高い評価を受けます。
新たに演技後半に入れた4回転ジャンプは。
後半に跳ぶことを意識し過ぎたと、回転不足になります。
際立ったのは、昨シーズンと同じピアノの曲に合わせた、洗練された滑りでした。
羽生は90点台の高得点でトップ。
それでも、内容には納得のいかない様子でした。
ゴルファー日本一を決める日本オープンが開幕。
前回チャンピオンの池田勇太選手が好スタートを切りました。
池田、連覇がかかる大会にも、いつものゴルフをするだけと、気負いはありません。
7番パー4の第2打。
このホールを含め、前半だけで4バーディー、スコアを伸ばします。
後半は粘りでした。
18番はグリーンを外して、第3打。
落ち着いて寄せます。
パーで締めた池田。
トップと2打差の3位で好スタートを切りました。
プロ野球はクライマックスシリーズ、ファイナルステージの第2戦です。
ソフトバンクは日本シリーズまであと2勝。
2回、5番のイ・デホにホームランが出ました。
第1戦で敗れたヤクルト、4回、畠山の犠牲フライで先制しました。
気象情報です。
あすは天気の崩れる所がありそうです。
今、日本付近は雲が少なく、乾燥した秋の空気に覆われています。
一方で、南の海上には2つの台風、夏の空気です。
あすはこの秋と夏の空気のせめぎ合いが、きょうよりも強まりそうです。
このため、南の海上で前線が発生して、太平洋側は雲が広がります。
特に湿った空気が流れ込む関東地方では、朝から雨のぱらつく所があるでしょう。
では、台風の情報です。
このあと、25号の影響で、小笠原諸島では来週の初め、影響が出そうです。
また24号のほうも、進路が定まっていませんので、今後の情報に注意をしてください。
では、あすの全国の天気です。
2015/10/15(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽ガス会社が電力販売戦略発表 ▽原発再稼働 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】桑子真帆,【気象キャスター】寺川奈津美
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