(亜紀)ちくわ。
(鳴き声)
(亜紀)フフッ。
(亜紀)いってきます。
もう。
伸治。
ちょっと待った。
(伸治)まだ行かないで。
駄目だよ。
行かないと。
(伸治)ちょっとだけ。
ちょっ…。
今日も愛してる?うーん。
愛してるよ。
(文夫のくしゃみ)
(くしゃみ)はっ…。
ちょっと。
また。
信じらんない。
ハァ…。
あーあ。
(せきばらい)「痴漢被害者の年齢別割合」「10代28%。
20代34。
30代8」「40代2…」あっ。
(文夫)ただの資料ですが。
つまり40代には誰も痴漢しないってそういうことが…。
死ぬかと思った。
ああ…。
すいません。
くっついちゃって。
あーあ。
(文夫)年増に痴漢扱いされた揚げ句シャツに口紅まで塗ったくられるとは。
クリーニング代お支払いいたしますんで。
いや。
いいです。
いや。
そんなこと言わずに。
はい。
いや。
結構です。
受け取ってください。
いや。
結構です。
受け取ってください。
いや。
結構です。
もう降りなきゃいけないから。
ほら。
そこ迷惑ですよ。
お願いします。
迷惑です。
皆さんの邪魔になりますから。
邪魔って。
ちょっと待ってください。
あっ。
ちょっちょっちょっ…。
危ない。
危ない。
すいません。
あっ。
あのう。
(アナウンス)お下がりください。
えっ?
(アナウンス)黄色い線の内側までお下がりください。
あっ。
何だ?あいつ。
ムカつく。
(萠子)「今度の女子会。
8時でいい?」
(萠子)ありがとうございました。
(みどり)こちらお一つで。
(みどり)「OK。
いつもの店ね?」
(みどり)えー。
650円になります。
(みどり)今ね出来たてなんですよ。
「了解。
飲もう!」おはよう。
(社員)おはようございます。
おはよう。
おはよう。
(落ちる音)
(社員)おはようございます。
(社員)すいません。
(美和)中原さん。
先ほどイラストレーターのトミーさんから連絡がありまして。
後で折り返す…。
それよりみんな揃ってる?
(美和)あっ。
揃ってます。
じゃあ企画の概要を説明して。
(美和)あっ。
はい。
(社員)おはようございます。
おはよう。
(社員)あのう。
これこの間ご指摘いただいたところ直してみたんですが。
うん。
全然駄目。
打ち合わせ内容確認してやり直し。
(社員)えっ…。
(社員)中原さん。
はい。
(社員)システム開発部からスケジュール表が来ました。
ああ。
前倒ししといて。
(社員)これ以上はちょっと。
はい。
まずはやってみる。
(社員)はい。
よろしく。
・
(美和)しかし今後ユーザーを拡大していくためにはそれよりも上。
特に…。
(沙織)おはようございます。
おはよう。
(美和)で今回の恋愛アプリはアラフォーを主人公にキービジュアルになるキャラクターをデザインしてみました。
まずはねこの主人公なんだけど服装がちょっと地味過ぎない?
(美和)そうですか?今のアラフォーはねもうちょっと奇麗めの色を好むの。
もうちょっと考えてみて。
それからねこの男性たちのねキャラクターデザインもうちょっと直したいかな。
(美和)えっ?
(沙織)どこがまずいんですか?まずはねこの若い方の男。
ただの薄っぺらい軽いやつに見えるの。
それからねこの中年の方もねもうちょっと大人っぽくした方がいいんじゃないかな?
(美和)ですがこれあくまでもゲームなので。
あくまでゲームだからこそファンタジーとリアリティーのバランスを細かく考えろって言ってんの。
胸キュンを補充しないとね。
さあこのユーザーアンケートどうだった?
(圭子)あっ。
社長。
(玲子)スコット氏との会食は19時から銀座です。
(純一)分かった。
うん。
ああ。
気にしないでそのまま続けてよ。
気にしないも何も社長が来たら気にするでしょ?普通。
(純一)そう?親しみあるキャラクター演出してんだけどな。
あっ。
そういやさっき雑誌の取材で来たライターさんがさうちの女子社員美女ばっかりだってびっくりしてたよ。
フフフ。
そりゃそうだよな。
俺に採用決定権あるんだもん。
それはパワハラですか?セクハラですか?
(純一)おっと。
訴えられる前に撤退しよっかな。
あっ。
例の企画スタートしたんだな?
(純一)絶対当てろよ。
(美和)相変わらずチャラいな。
(玲奈)でもカッコイイ。
さあ仕事しましょう。
えー。
プレゼンは何時からだっけ?
(沙織)えーと。
14時からです。
14時ね。
分かりました。
そしたらじゃあ今言ったことをしっかり詰めといてね。
よろしくお願いします。
(美和)でもそれだとさすがに時間ないといいますか。
あのね。
時間はないんじゃなくってつくるもの。
つべこべ言わずにさっさとやる。
よろしく。
(美和)はい。
あっ。
はい。
もしもし。
これから向かいます。
はい。
ああ。
あーっ。
もう疲れた。
・
(沙織)もうぐったりなんだけど。
・
(玲奈)中原さんのペースに付き合ってたら体持ちませんよ。
(沙織)まあできる人なんだろうけどその分うちらにも容赦ないっていうか。
(玲奈)そう。
それに何か中原さんがうちの部来てから空気変わったと思いません?
(沙織)分かる。
何か変な緊張感。
重いっていうか。
(玲奈)そう。
重いんですよね。
(圭子)ってか中原さんって結婚しないんすかね?・
(玲奈)えーっ。
それ言っちゃうかな。
・
(沙織)仕事が楽し過ぎてタイミング逃しちゃったタイプじゃない?仕事が恋人的な?・
(圭子)ありますね。
・
(玲奈)彼氏とかいないのかな。
・
(沙織)ああ。
怖い。
正直さあの年になっても仕事だけってかなり厳しい。
・
(圭子・玲奈)厳しい!やだ。
・
(玲奈)あっそうだ。
合コンしません?外資系。
(沙織)行く。
(圭子)私も私も。
(沙織・玲奈)駄目。
(圭子)えーっ?
(沙織)何が悲しくて若い子連れていかなきゃいけないのよ。
(圭子)えっ?じゃあ中原さんならいいんですか?・
(沙織)いや。
そりゃないよ。
40だよ?・
(玲奈)そうだよ。
圭子ちゃん。
若いんだから大丈夫だって。
・
(圭子)ホントですか?・
(玲奈)うん。
大丈夫大丈夫。
悪かったね。
40で。
(バイブレーターの音)
(伸治)「おはよう。
おいしい朝飯ありがとう」「今日はオフだからちくわと一緒に帰りを待ってるよ」・
(店内のBGM)・
(ドアの開く音)捨てといて。
ああ…。
うん。
こっちかな?うん。
うーん。
豚肉。
どっちかな?
(女性)大葉あったわよここに。
(女性)あっ。
ホントだ。
ありがとね。
すいません。
これ下さい。
(従業員)はい。
ありがとうございます。
ただいま。
よいしょ。
おお。
おっ。
ただいま。
ちくわ。
いい子にしてましたか?ちくわ。
うん?ありゃ。
またカワイイ顔してるね今日も。
今日はねお仕事いっぱい頑張ってきたよ。
いつもお留守番ありがとう。
よし。
(伸治)おかえり。
あっ。
ただいま。
腹減った。
うん。
ねえ。
ギョーザでいい?うん。
俺の好物じゃん。
そうだよ。
今日ねスーパーに行ってね…。
うん。
大葉見つけてこようと思ったんだけど売ってなくって。
今度ね大葉のギョーザ作ってあげるね。
ありがとう。
でもさ新曲作るの大変なんでしょう?たくさん食べてね。
よっ。
ありがとう。
おし。
ぎりぎりセーフ。
ねえ。
亜紀。
うん?これだけ?そうそう。
夜はねたくさん食べちゃうと太っちゃうからそれぐらいでいいよ。
よいしょっと。
亜紀。
ありがとね。
どうしたの?急に。
どうもしないけどさ。
何か世話になりっ放しだなと思って。
そんなことないよ。
伸治がいてくれてるおかげで私もばりばり仕事頑張れんだから。
フフッ。
何かあれだね。
昔こういう恋愛ドラマのシーンあったよね?そうかな?うん。
あったよ。
あっ。
うん?ちょっちょっちょっ…。
ちょっと。
亜紀?はい。
よいしょ。
仕事?そう。
ごめんね。
ちょっとね。
先食べてて。
分かった。
頑張ってね。
うん。
ありがとう。
ああ…。
おなかすいた。
駄目だ。
おなかすいた。
ああ…。
これか。
うん。
やっぱりこれだな…。
・
(伸治)どうしたの?あっ。
しょうがないな。
もう。
こんなもん食べたがっちゃって。
何かねちくわがねどうしてもおなかすいたっていうからさ。
何かもう眠れなくて私も。
鳴いて鳴いて。
えっ?でもちくわ…。
あっ。
あれ?気が変わっちゃったのかな?もう。
そういうとこが猫なんだよな。
ちくわ。
もう。
ちょっと味見したんだけど…。
じゃあ俺先に寝るね。
うんうん。
ああ。
びっくりした。
(美和)えっ?監修ですか?そう。
だからみんな揃えといて。
(美和)はい。
(沙織)高山文夫。
脚本家。
ねえ。
知ってる?
(玲奈)何か名前聞いたことある。
私たちの世代にはねもうぴったりの人なの。
(美和)90年代に恋愛ドラマで何本もヒット作飛ばして恋愛のカリスマって呼ばれた人ですよね?そう。
昨日ねたまたまふと思い出したの。
私たちの世代って恋愛アプリにまだなじみがないから親しみのある高山さんに監修してもらえればちょっとは興味持ってもらえるんじゃないかなってね。
(沙織)この人のヒット作って例えば?『僕の知らない物語』とか『君といた場所』とか。
まあねあなたたちには世代があれだからね。
(沙織)あっ。
私『君といた場所』なら見てました。
小学校のころに再放送で。
小学校のころに。
しかも再放送でね?
(亮介)中原さんはそのころもうこの会社にいたんですか?いないよ。
高校生だよ。
ちゃんと計算してから言ってね。
(美和)この方最近は何されてるんですか?長い間もうドラマ書いてないみたい。
(圭子)いや。
もう忘れられた人って感じじゃないですか?そんなことないよ。
私たちの世代のときにはもうぴったりでヒットした人なんだからね。
もうこういう記憶ってねなかなか消えないんだよね。
(沙織)そうなんですか。
(圭子)どんな人なんだろう?
(玲奈)写真とかないんですかね?何かねネットで画像載せてないみたい。
(亮介)いや。
1枚もないってことないんじゃないっすかね。
(美和)出た。
検索小僧。
じゃあ異論がないようでしたらお任せいただけますか?あれ?どうした?
(亮介)僕も一緒に行っていいですか?構わないけど何で?中原さんの役に立ちたくて。
うん?中原さんってめちゃくちゃ方向音痴ですよね?はい?行きましょう。
こっちでこう来て。
こうだから…。
全然違うな。
こっちか。
(亮介)あっ。
こっちですこっち。
そっち?あれ?
(亮介)これじゃないっすか?たぶん。
こう来て。
うん?
(賢三)いらっしゃいませ。
(亮介)おおっ!?ちょっと。
何やってんの?あっ。
すいません。
あのう。
こちらに高山文夫さんという方がいらっしゃると伺って来たんですけど。
ありがとうございます。
すいません。
うーん…。
いやいやいや。
あのう。
あっ。
あれ?あっ。
あのときの…。
ちょっとそこに立ってて。
えっ?ナイフ。
ナイフ?
(亮介)えっ?いやいやいや。
(亮介)いやいやいや。
いやいや。
ちょっ…。
ホントに。
(亮介)おおー!ちょっちょっ。
えっ?えっ?えっ?えっ?ちょっとこうして。
はい。
上から振り下ろして。
えっ?
(亮介)おお…。
次突き刺して。
突き刺す…。
(亮介)おお…。
次叫びながら振り下ろして。
えっ!?叫ぶ?うん。
ああ…。
エヘヘ。
あー。
ああー。
すいません。
何か違いますよね?やめろ!
(亮介)中原さん。
ちょっと恥ずかしい…。
わあー。
違うなこれ。
あっ。
失礼。
はい。
もういいです。
あっ。
描写に迷っていて。
女が男を刺すときってどういう体勢になるのかなと思って。
ああ。
びっくりした。
あのう。
何か新しいドラマか何かですか?あっ。
あのう…。
クリーニング代ならいりませんよ。
やっぱり高山先生だったんですね。
違います。
ちが…違うんですか?高山文夫ですが先生ではありません。
あっ…。
なぜ僕がここにいることが分かったんですか?あっ。
あのう。
彼がネットで調べたんです。
先生…。
じゃなくて高山さんがこちらのカフェでお仕事されてるなっていうことをね情報得たのね。
でわざわざクリーニング代のために?いえ。
あのう。
今日伺ったのは別件です。
あのですね…。
私FRUITAGEという会社で恋愛アプリを作っておりましてですね…。
(くしゃみ)お風邪ですか?あっいや。
うん…。
えっ?僕名刺ないんで。
その辺座ったら?あっ。
じゃあ失礼いたします。
あのう。
恋愛…。
えっ。
さ…さすがにちょっとこれ。
あのう。
あちらに座ってもいいですか?どうぞどうぞ。
あっ。
すいません。
失礼いたします。
(賢三)失礼します。
あっ。
どうもすいません。
あのう。
高山さんにですねゲームの監修していただきたいなと思いまして。
フッ。
ゲームの監修?はい。
ちょっとお待ちください。
あのう。
こちらなんですけれども。
お断りします。
えっ?そういう話たまにあるんですよ。
「あの人は今」的な。
いや。
そんなんじゃありませんよ。
今を時めく売れっ子には頼みにくい。
まあ僕みたいなのだったら大して仕事も忙しくないだろうし。
いや。
違います。
私本当に高山さんにお願いしたいと思って伺ったんです。
なぜ?あっ。
私高山さんのドラマが大好きでした。
特に『僕の知らない物語』なんてあの作品のクライマックスあそこ最高でした。
っていうのはですね女の人が不倫相手のところから好きな男の人んとこにたーって走っていくんです。
あそこすごいよかったの。
あれビリー・ワイルダーの『アパートの鍵貸します』のパクリです。
パ…パク…。
ああ。
そうなんだ。
誰も気が付かない。
うれしいんだか悲しいんだか。
すいません。
で監修って具体的に何をさせたいんですか?あっ。
はい。
あのう。
私たちアラフォー世代が共感できるようなせりふとか展開をアドバイスしていただけましたらと思いまして。
あのう。
こちらの資料をちょっと一度目を通していただいたらうれしいんですけれども。
お願いします。
いい年して胸キュンもないでしょ。
そんなことありませんよ?あのう。
私たちの世代も胸キュンしたいなっていつも女子会で話してますから。
女子会?はい。
40歳の女性を女子とは言いません。
あのう。
女子の年齢制限ってあるんでしょうか?女の子と書いて女子だからまあせいぜい25までです。
じゃあアラフォーは?アラフォー。
アラフォーなんて言葉そう安易に使うべきじゃないな。
はい?まあそういう言葉を使えば微妙に若いような気がするんでしょうがまあ普通に40前後と言えばいいんですよ。
ちょっと…。
ハハッ。
まあお話はよーく分かりましたよ。
とにかくですね私たちの世代は高山さんのファンが多いんです。
なので1回ですねこちらページ1枚めくっていただきますと…。
(くしゃみ)だから何ですか?やっぱり君か。
えっ?
(くしゃみ)ちょっと。
僕はね猫アレルギーなんで。
ちょっと近い。
もっと距離を。
すいません…。
そりゃどうもすいませんでした。
恋愛物にはもう飽きたんです。
恋愛なんてドーパミンセロトニンノルエピネフリンといった脳内物質のバランスが崩れた一種の病気といってもいい状態にすぎない。
いや。
科学的にはそうなのかもしれませんけど…。
資本主義の仕組みが物やサービスを売るために脳内の作用を後押しするわけです。
その観点から言えば結婚も恋愛も資本主義のプログラムの一つにすぎない。
まあ僕がやっていたドラマもそちらがやってる恋愛アプリとやらもその搾取構造の一つなわけで…。
それを言っちゃおしまいっていうかね…。
そう。
おしまいです。
僕の中では完全に終わったんです。
それで?今は何をなさってるんですか?終戦直後の西新井を舞台にしたミステリー小説書いてます。
アメリカ人将校と日本人の探偵がコンビを組むバディ物。
いやぁ。
すっごい面白そうですね。
何かこれまでになかったっていう感じな感じで。
人間はね年を取ると変化する。
当然のことでしょ。
まあ…。
なのに最近の女性は年を取ることを拒絶してる。
拒絶なんかしちゃいませんよ?あなた方の年齢の女性もいい大人なんだからいつまでも女子だとか胸キュンだとか言ってないで変化を受け入れて潔くおばさんになった方が結果的に幸せなんじゃないですか?あのう。
さっきから黙って聞いてりゃあれなんですけれども。
何でそうやって勝手に決め付けちゃうんですか?僕はできるだけ客観的でありたいと思ってるだけです。
客観性があれば電車で触れられたような気がしても…。
ちょっ。
気がしてもって何ですか?気がしてもって。
まあいい。
僕には関係ないんで頑張ってください。
ちょっと…。
頑張ってくださいって。
それが客観的な大人の態度ってことですか?あなたこそね思春期丸出しのへ理屈男じゃないんですか?思春期丸出し?はい。
フフッ。
思春期という言葉どういう意味でお使いですか?出た。
まあ本来思春期というのは思う春と書いて…。
もうもう…。
ホントもう。
自分でネットで調べますから大丈夫です。
取りあえず今日はこれで。
失礼いたします。
行くよ。
(亮介)はい!すいません。
ナイフより鈍器にしようかな…。
最後の一言は余計だったなぁ。
ハァー。
・
(笑い声)・
(沙織)中原さんないわ。
・
(玲奈)きついね。
・
(沙織)ねえ?それから?何て言われたの?
(玲奈)言いなさいよ。
(亮介)40歳は女子じゃないって。
(沙織)ハハハ。
言えてる。
・
(圭子)後は?後は?・
(亮介)いいかげんおとなしく観念しておばさんになれみたいな。
・
(沙織)へえー。
いいこと言うじゃん。
その高山文夫。
・
(亮介)えっ?みんな中原さんのこと嫌いなんですか?・
(沙織)うん?そんなことないよ。
いい人だし。
・
(亮介)じゃあ何で?・
(圭子)何ていうのかな…。
(美和)すごく頑張ってるし尊敬もできるけどでもああなりたいのかって言われたらそれはどうかなって。
・
(沙織)確かに。
私はやっぱりあの年までには結婚してたいかな。
無理して女子でいるより幸せなおばさんの方がいいよ。
・
(一同)そうですよね。
ねえ。
悔しかったら自分の金でこんなうまい酒飲んでみろっつうんだ。
この若造。
(萠子)何?会社で何かあったの?別に。
(みどり)若い部下たちにいじめられちゃった?そういうわけじゃないんだけどね。
(萠子)あら。
珍しく弱気だね。
ああ。
昼間もやっちゃったしな。
(萠子)えっ!?嘘?ちょっと。
誰と?何なの?あんた。
酔うといつもそっち側いっちゃうな。
仕事でやり合ったの。
仕事で。
(萠子)何だ。
(みどり)でもさそういう負けん気が強いとこが評価されてここまできてるんだし。
いいんじゃない?うん。
まあね。
(みどり)うわ。
このサンマの塩焼きおいしい。
(萠子)ホントだ。
おいしい。
(みどり)ねっ。
(昴)はい。
葉山牛のステーキとイベリコ豚のコロッケお待たせしました。
(みどり)来た。
肉肉!
(萠子)ちょっと。
どんだけテンション上がってんのよ?もう。
だってこうやってがっつり食べるタイミングないんだもん。
(萠子)えっ?まだ伸治君の前でさ小食女気取ってんの?そういうつもりじゃないですけどね。
(萠子)そういうとこホント乙女だよね。
乙女っていいね。
(萠子)しかし昴君。
どんどん頼もしくなってくね。
(みどり)そんなことないよ。
もうずうたいばっかでかくなってまだまだ子供。
(昴)亜紀さん。
萠子さん。
母ちゃんにいい男紹介してやってくださいよ。
母ちゃんに恋人できていいの?
(昴)はい。
まあ母ちゃんもそろそろ恋愛してもいいんじゃないかなって。
(みどり)ちょっちょっ…。
もういいからいいから。
ねえ。
ちょっともう。
仕事。
仕事して。
(昴)ああ。
ごゆっくりどうぞ。
(みどり)行った行った行った。
はい。
いってらっしゃい。
物分かりのいい息子だこと。
ホントだね。
カワイイよね。
大学生?
(みどり)うん。
学費はね自分で稼ぐんだって。
一人手が離れてくれてやれやれだ。
あーあ。
私も今から子供だけでもつくっとこうかな。
(みどり)何言ってんのよ?そんな簡単に言うけどね一人で3人も子育てすんの大変なんだよ。
(萠子)分かってるよ。
偉いよ。
みどりは。
ホントに偉い偉い。
(みどり)もっと言って。
でもさ息子に了承も得ちゃってるしそろそろ恋しちゃおうかな。
おっ!
(萠子)私も。
私も私も。
いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
(みどり)亜紀はいいの。
何で?
(みどり)一人確保してるから。
男を養うかい性があると有利だな。
まあね。
養ってるつもりはありませんけどね。
(みどり)まあそういうことにしとこう。
でもさ猫飼いだしたときはもうついに結婚諦めたかと思ったよ。
確かにね。
ちくわはあいつはね招き猫だね。
(萠子)私も猫飼っちゃおうかな。
(みどり)でもさ伸治君がさこのまま売れなかったらどうする?そんときはそんときだね。
(みどり)ちゃんと考えて。
そうだよ。
売れないバンドマンがさ中年男になってデブって毎日酒飲んでパチンコばっかするからね。
そういうのとさあんた一生やってけんの?もうさ何であんたすぐ酔うとそういうふうなことばっかり言うのかな?もう。
まったく。
(萠子)なるでしょ?なるわよ!なんないよ。
大丈夫伸治は。
(みどり)どうして亜紀って昔からさ男関係はあれかな?何?あれって。
(萠子)そう。
あれ。
まあでもいいんじゃないの?自分が幸せだったらさ。
人それぞれだし。
ちょっと待って。
あれってすごい気になる。
あれって何?いいのいいのいいの。
じゃあもう肉食べよう。
ねっ?肉食べよう。
食べよう。
肉は食べるけどあれがすごい気になるんですけど。
(萠子)あっ!そうだそうだ。
寝るときさどういう体勢で寝てる?
(みどり)えーっ?えーっと。
股に布団挟んで寝てる。
(萠子)ああ。
やるやる。
股の方ね。
(みどり)股よ股。
私はうつぶせかな。
(萠子)ブーブーブー。
それNG。
何で?
(萠子)うつぶせで寝るとさ乳が離れるらしいよ。
(亜紀・みどり)マジ!?マジで!?
(萠子)ホント。
嘘だ。
(みどり)ちょっ…。
見せて見せて。
ちょっと待って。
大将見てる。
見てる。
ああー。
ちょっと…。
(萠子・みどり)ああー。
「ああー」って何?
(萠子・みどり)セーフ。
よかった。
大将。
セーフだって。
恥ずかしい。
うーん。
ここで男になびくのもな。
でも優柔不断なところ見せたら「お前の気持ちはそこまでか」とかって思われんのもやだしなぁ。
ねえ?
(伸治)何ぶつぶつ言ってんの?うん?会社のね恋愛アプリ。
ちょっと一とおりねクリアしちゃおっかなと思って。
ふーん。
何これ?うん?借りてきたの。
久々に見てみようかなと思って。
昔のドラマか何か?もうすんごいヒットしたんだよ。
ヒットか…。
うん?いや。
何か一生俺とは縁のない言葉かなって。
どうした?ううん。
仕事で何か言われた?そうじゃないけど。
伸治。
伸治なら大丈夫。
自信を持って頑張って。
ありがと。
ううん。
やっぱ亜紀は慰め上手だね。
だって伸治君よりもほんのちょっとだけだけど長く生きてますから。
ちょっと?だからこういうのいらない。
(バイブレーターの音)
(伸治)ごめん。
うん?マネジャーから。
はい。
はい。
えっ?・
(窓の閉まる音)伸治?メジャーデビュー決まったっぽい。
ホント?やったじゃん。
だから言ったじゃん。
絶対うまくいくって。
ありがとう。
亜紀。
ありがとう。
ううん。
私何にもやってないもん。
俺亜紀がいなかったらここまでこれなかったと思う。
マジで。
ホント感謝してる。
亜紀。
俺絶対に亜紀のこと幸せにするから。
伸治。
うん?おめでとう。
ありがとう。
(萠子)何がフリーランスのクリエーターだよ。
同人誌の漫画描いてるフリーターやらただのオタクの集まりだったわ。
(みどり)まあこの年になるとなかなかいい物件には恵まれないってやつですか。
(萠子)ほらほらほらほら。
見て見て。
このマンホール。
星形だよ?珍しくない?超ウケる。
(みどり)いや。
見えないから。
(萠子の笑い声)
(萠子)この前ちょっと付き合ってた男さマンホールオタクだったんだよね。
何で私に寄ってくんのはさこんなんばっかなんだよ?
(みどり)大丈夫。
ねっ?次に懸けよう。
次に。
ねっ?
(萠子)次っていつ?次っていつよ?
(騒ぎ声)
(みどり)うるさい!ちょっと。
大丈夫ですか?
(みどり)早くお風呂に入れ…。
(萠子)来やがったな。
このリア充め。
ちょっと。
もうべろっべろじゃん。
(みどり)亜紀?ねえねえ?これどういうこと?
(みどり)惨敗だって。
ああああああ。
ねえねえ。
私さ子供たちの弁当の準備しなくちゃいけないからさあとよろしくね。
OKOK。
じゃあね。
よし。
じゃあどっか寄って落ち着こっか?
(萠子)ふんだ。
伸治君。
家で待ってんじゃないの?今日はねスタジオで徹夜だって。
(萠子)そう?じゃあ飲むぞ!ちょっと待った。
その前に。
お母さん大丈夫?心配してんじゃない?何?いきなり。
どうした?おい。
ちょっちょっちょっ…。
(萠子)あった。
ここにしよう。
ここ。
あのね。
そこにね新しいいいバー見つけたの。
行こうそこ。
(萠子)こっちがいい。
何で?ちょっと待った。
危ない…。
足ふらついてるよ。
ちょっと。
もうホントに。
あっあっ…。
(萠子)あっ。
いい感じじゃない。
ちょっちょっ…。
ちょっと気を付けて。
あのね一つだけ約束ね。
ここで一杯だけ飲んだら帰るんだよ。
分かった?
(賢三)いらっしゃいませ。
あっ。
どうも。
あっ。
駄目だ。
いるわ。
別の店しよう。
(萠子)何よ?行くよ。
いいじゃん。
ちょっと待って。
引っ張んないで。
(賢三)どうぞ。
アハハ。
どうも。
(せきばらい)あっ。
あっ。
えーと。
これは…。
(せきばらい)どうも。
「世界には星の数ほど店があるのに彼女は俺の店にやって来た」それは何か映画の誰かのせりふですか?『カサブランカ』のハンフリー・ボガート。
あら。
そうですか。
大人の女子会ですか?はい。
大人の女子会です。
この間はご期待に沿えなくてすいませんね。
とんでもないですよ。
まだ私は諦めてませんから。
(萠子)誰?うん?あの『僕の知らない物語』とか書いたさ脚本家の高山さん。
(萠子)あの『僕の知らない物語』?確か最終回の視聴率がすごいあれだったやつ?ねえ?一般人が視聴率とか言わないでほしいな。
あっ。
はい。
何?何か微妙な感じなの?ちょっと。
ちょっとね。
注文したら?僕もこの店がつぶれると仕事する場所に困るんで。
売り上げに貢献してやってください。
ここ小倉トースト絶品ですよ。
(萠子)ああ。
はい。
ちょっと頼んでくるね。
うん。
うん。
アヒージョね。
(萠子)うん。
OK。
えっと。
ジン・トニック2つと。
(賢三)はい。
まだ仕事ですか?まあ。
隣で女子会なんかやっちゃってて大丈夫ですか?昔なら女性の本音トークに聞き耳を立てたとこですけど。
四十女のトークも参考になることがありますかね?まあ四十女が出演する作品なら。
(萠子)今は恋愛物とか書いてないんですか?あのね高山さんはね恋愛とか結婚には否定的な考え方なの。
否定的というのは違います。
僕は商業主義に毒された画一的で主体性のない恋愛や結婚にうんざりなんです。
じゃあ本当に愛する人がいたら結婚すんですか?普通そうでしょう?じゃあ相手に求める条件は?そうだな。
男に根掘り葉掘り尋問口調で質問しない女かな?ちょっと散歩行ってくるわ。
(賢三)いってらっしゃい。
だいたい散歩ってここが家かい?
(萠子)ちょっと。
何?どういうことよ?何が?「どういうこと」って。
いつの間にあんな人と。
何が?「いつの間に」って。
仕事だよ。
ゲームの監修お願いしたら断られちゃったの。
それで微妙な感じになったの?微妙っていうかね今んところかなり険悪だね。
なるなよ。
険悪に。
何でだよ?あのさかつては売れっ子脚本家だった人だよ。
ってことはさ結構貯金もあるかもしんないし外見だっていいし。
しかもあんた独身だよ。
何が言いたい?私に紹介しようっていう発想はなかったわけ?ないよ。
あるわけないじゃん。
だいたい何でいつもそういうことになっちゃうんだろうね?あのねそういうことを思う前にケンカしちゃったんだよ。
最初に思いな。
でさケンカしそうになったらセーブしなよ。
あっ。
何?あんたさ自分だけ幸せになったと思ってちょっといい気になってんじゃないの?最近。
あのさ言っていい?さっきから言ってることがむちゃくちゃなんだよ。
この酔っぱらい。
(純一)先帰っててくれるかな?
(玲子)はい。
(純一)ほう。
ちょっ。
びっくりした。
あのね社長のくせにさ気配消さないでくれる?
(純一)高山文夫に監修頼んだんだって?どうかな?もう昔の人って感じだろ?私は私なりの考え方があるの。
(純一)うん。
でもケンカして断られたんだろ?相変わらず情報早いな。
(純一)フフッ。
でもケンカしたってことは脈があるな。
えっ?俺の経験上最初にケンカした相手とは結果的にうまくいくことが多いんだ。
恋愛でもそうだろ?諦めずにもう一押ししてみろよ。
そうやって人を丸め込んでここまできたんですね。
(純一)フフフ。
社長ってのは部下を適当に乗せといて後は高みの見物を決め込むのが仕事。
会社が小さかったころからちっとも変わってないね。
なあ?これ見ろよ。
うん?俺がブログに今回の企画書き込んだらユーザーからこんなにたくさんコメントが来た。
相変わらずきざだね写真が。
知ってる。
だったらもっといい男に撮ってよ。
(純一)変えてよ。
変えないね。
数々のご無礼申し訳ございませんでした。
もういいですよ。
ずっとそうしてるつもりですか?はい。
高山さんがこの資料を読んでくださるまでは。
フフッ。
その熱量はいったいどっからくんのかな?私仕事で妥協したくないので。
あなた何がしたいんですか?えっ?そんなに仕事を成功させたいんですか?はい。
この企画を待ってくれているユーザーの人たちがたくさんいるんです。
そういう方々のためにも期待できる形にしたいんです。
なるほど。
男は裏切るけど仕事は裏切らないなんて言葉あるでしょ。
でもあれ嘘です。
仕事だって裏切る。
何か仕事に裏切られたんですか?まだそんな話をするほど親しくはないんで。
まっそうですね。
でも人生の中に裏切られる心配のない確かなものなんてあんのかな?ありますよ。
どこかに。
どこに?まだそんな話ができるほど親しくないので。
なるほど。
はい。
どこかにあるか。
(落ちる音)
(亜紀・文夫)あっ!?今度デートしようか?えっ?よくそんなせりふ書いたな。
幾つもの偶然が織り成す恋の始まりみたいな。
ちょっと。
そういう冗談やめてもらえます?ハハハハ。
「ハハハハ」って。
ハハハハ…。
(萠子・みどり)お邪魔します。
どうぞ。
(亜紀・みどり)どうぞ。
ありがと。
(萠子)ちくわ!このブサカワ。
(みどり)伸治君は?打ち合わせだって。
それとね接待の飲み会があるって言ってた。
(みどり)ほう。
本格的になってきたね。
ねっ。
(萠子)チラ見せ露出。
太ももや胸元のチラ見せがお勧めだって。
(みどり)チラ見せね。
駄目だねまだね。
(みどり)駄目なの?じゃあ萠たんやってよ。
(萠子)私?何?その寒そうな感じ。
(萠子)何それ?寒いの寒いの?寒い!私寒い。
(萠子)亜紀やんなよもう。
寒いみたいな。
大丈夫?
(萠子)何!
(関節の鳴る音)
(一同)ぐきっていった。
次いこう。
次。
(萠子)いらついてるときに唇をかむ女性に男心はぐっとつかまれる。
やだ。
ちょっと。
えっ?いらついてる?
(一同)いらいら。
いらいらする。
いらかみいらかみ。
ちょっと。
トイレ我慢してるみたい。
絶対トイレだよ。
トイレでしょ?
(萠子)何それ?こういうのは手とか入れてさこうやってやってさ…。
(萠子)いいんじゃないの?亜紀ちゃん。
いいんじゃない?
(メールの着信音)ねえ。
サラダ食べたい。
(みどり)あら。
ホント?太っちゃうからな。
何かな。
小休止。
(萠子)ああー。
思い出しちゃった。
どうした?
(萠子)うちのお母さんさ私のスマホ勝手に見たんだよね。
あり得なくない?もうね萠子のことが心配で心配でしょうがないのよ。
(萠子)心配だからってさやっていいことと悪いこととあるでしょ。
そりゃさ私だって仲良くしたいよ。
父親が死んでから二人っきりなんだし。
でもさ…。
まだ根に持ってんの?
(萠子)当たり前でしょ。
20代のころは彼氏を紹介してもやれ学歴がどうだの家庭環境がどうだのって反対した揚げ句「でき婚なんて許さないからね」なんて言ってたくせに今や「既成事実から入るのも手よ」って。
ああー。
私やっぱり許せない。
まあねそれはね。
ねえ?亜紀はどうなの?親と。
うん?まあ最近会ってないからな。
(萠子)そっか。
親孝行したい気持ちはあるんだけどね。
亜紀。
うん?伸治君と幸せになんなよ。
どうしたの?突然。
取りあえず私の分もあんたに託すからね。
そういうプレッシャーなの。
そういうのがね。
一番プレッシャーになっちゃうの。
(みどり)まあまあまあまあ。
幸せはね伝染するんだよ。
(萠子)そうだよ。
それで私たちにがんがんうつすんだよ。
分かった?分かってんの?
(みどり)うつせ。
うつせ。
分かった…。
分かりました。
じゃあ幸せになっちゃいます。
(萠子)ムカつく。
何?この女。
殴りたいわ。
(みどり)もう分かった。
飲もう。
飲もう。
(萠子)飲もうよ。
飲んじゃうよ。
今日もうべろっべろだよ。
(一同)イェーイ。
乾杯。
「今日の会食なくなった」「夕食うちで作るね」「いつものスーパーに大葉あった」「おいしいギョーザ作ってあげる」
(真理)何かドキドキするね。
(伸治)心配ないよ。
今日会食で遅くなるって言ってた。
(伸治)ねえ?
(真理)うん?
(伸治)今日も愛してる?
(真理)何それ?
(伸治)ださいし。
(落ちる音)・
(伸治)亜紀!亜紀!ちょっと聞いてくれよ。
誤解だよ誤解。
あれうちのスタッフだよ。
打ち合わせしてただけ。
(伸治)何で急に帰ってくんだよ?めんどくせえな。
(伸治)お互いいい大人だろ?
(伸治)《今日も愛してる?》
(伸治)《亜紀。
ありがとね》
(伸治)《絶対に亜紀のこと幸せにするから》
(伸治)《俺亜紀がいなかったらここまでこれなかったと思う》《マジで。
ホント感謝してる》
(みどり)亜紀のLINE見た?
(萠子)見た。
伸治君。
女といたってどういうこと?あれ?・
(ドアの開く音)
(伸治)亜紀。
伸治。
(伸治)話したくて。
(伸治)俺浮気してた。
(伸治)前から付き合ってたんだ。
真理と。
(伸治)おふくろがさ真理のこと気に入っちゃって。
お母さんにも会ったんだ?
(伸治)たまたまの流れで。
で真理のこといい人じゃないって。
それでその流れで亜紀のことも話した。
そしたらおふくろ結婚するなら真理の方がいいって。
(伸治)若い方が色々いいんじゃないかって。
(伸治)勝手なこと言ってんのは分かってる。
でも俺おふくろにめちゃくちゃ迷惑掛けてきたからさそろそろ安心させてやりたくて。
(伸治)それに俺今のままじゃ亜紀に甘やかされて駄目になると思う。
(伸治)真理なら対等でいれるんだ。
(伸治)亜紀はさきっと一人でやっていけると思う。
そういうせりふよく書いたなぁ。
(伸治)うるせえよ。
失敬。
(伸治)亜紀。
分かってくれるよな?私…。
頑張ったのにな。
もっと頑張んないと幸せはこないのかな?変な話聞かせてごめんなさい。
(メールの着信音)
(萠子)「伸治君とどうなった?」「駄目だった。
心配かけてごめん」
(メールの着信音)
(萠子)「今日は泣いてよし」
(メールの着信音)
(みどり)「私たちが肩貸してあげる」一杯おごるよ。
おはよう。
(一同)おはようございます。
さあ早速会議始めましょうか。
新しいアイデア考えたんだけどね。
ちょっと待ってね。
(亮介)何か妙に元気ですね。
私はいつでも元気ですよ。
(社員)中原さん。
うん?
(社員)ロビーにお客さまです。
えっ?OK。
あれ?どうも。
どうも。
あっ。
先日はどうもすいませんでした。
いやいや。
どうしました?君と一緒に仕事をしてみようかと思って。
どうしてですか?どうしてかな?私が振られたところを見て同情とか?女が男に振られて同情してもらえるのはせいぜい30歳までです。
本人がダメージを受けるのは30過ぎてからの方が大きいんですけど。
うん。
なるほど。
で?人生に裏切られる心配がない確かなものがあるはずだって君は言ってた。
男にひどい振られ方をしてずたずたになってる四十女がどん底からはい上がってそんなものを見つけられるのか?ちょっとそれを見てみたい。
それって趣味悪くないですか?ハハッ。
『カジノ』って映画でデ・ニーロがこう言ってる。
「やり方は3つしかない。
正しいやり方。
間違ったやり方」「そして俺のやり方だ」それがあなたの「俺のやり方だ」なんですね?ドラマだとこの辺に「つづく」って出てるとこかな。
それってちょっとださくないですか?どうぞ。
(くしゃみ)すいません。
2015/10/15(木) 22:00〜23:09
関西テレビ1
[新]<木曜劇場>オトナ女子 #01[字][デ]
「幸せを掴みたい!!私は女子を諦めない」
篠原涼子
吉瀬美智子 鈴木砂羽 谷原章介 江口洋介ほか
詳細情報
番組内容
40歳独身の中原亜紀(篠原涼子)は、恋愛アプリを手がける会社のキャリアウーマン。デビューを目指す年下のミュージシャン・伸治、愛猫のちくわと暮らしている。しっかり者だが恋愛では相手に尽くしすぎてしまい、なかなか幸せをつかめないでいた亜紀は、伸治の前では本音を出せない。心を許せるのは、同い年で独身の女友達——ホレっぽくさまざまな男性にアプローチしているフラワーショップオーナーの大崎萠子(吉瀬美智子)
番組内容2
と、バツイチで3人の男の子を女手ひとつで育てている坂田みどり(鈴木砂羽)だけ。亜紀たちは、何かにつけて女子会を開き、気兼ねなく愚痴を言い合っている。
モバイルコンテンツ部に所属する亜紀は、工藤美和(市川実和子)、立花沙織(平山あや)、前川亮介(吉沢亮)ら年下の部下とともに、アラフォー向けの恋愛アプリに取り組んでいる。この企画には、プレイボーイとして有名な社長の栗田純一(谷原章介)も期待を寄せて
番組内容3
いた。あるとき亜紀は、10年以上前に何本もの恋愛ドラマをヒットさせた脚本家・高山文夫(江口洋介)にゲームの監修を依頼しようと思いつく。高山の居場所を調べ、彼が入り浸っているカフェを訪れる亜紀。しかし高山は、企画書を見るなり「いい年して胸キュンもない」「40歳は女子とは言わない」と言って取り合わない。そんな高山の態度にカチンときた亜紀は「あなたこそ思春期丸出しの偏屈男だ」と言ってしまい…。
出演者
篠原涼子
吉瀬美智子
鈴木砂羽
谷原章介
江口洋介
他
スタッフ
【脚本】
尾崎将也(『結婚できない男』『梅ちゃん先生』他)
【プロデュース】
中野利幸(フジテレビドラマ制作センター『ディア・シスター』『ラスト・シンデレラ』他)
【演出】
田中亮(フジテレビドラマ制作センター『医龍4』『ラスト・シンデレラ』他)
関野宗紀(『ディア・シスター』『医師たちの恋愛事情』他)
【主題歌】
「花束」中島美嘉(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコード)
スタッフ2
【制作】
フジテレビジョン
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:35183(0x896F)