竹内誠人
2015年10月18日15時34分
「可愛いにゴールなし」「ママだけどガールだもん♪」。書店の女性誌売り場には軽やかな言葉が躍ります。ライフスタイル誌は長年、どのように女性の心を捉えてきたのでしょうか。
2014年発行の女性誌は130銘柄(出版科学研究所調べ)。ファッションやメイクなどを通じて、女性のライフスタイルを提示する。
1970年に誕生した「アンアン」は、それまで洋服の作り方が主だった服飾雑誌に対して、既製服を積極的に紹介した。翌年創刊の「ノンノ」とともに、若い女性が消費の主役になって旅行や買い物を楽しむ生き方を後押しした。
男女雇用機会均等法制定から3年後の88年には、働く女性向けに「日経ウーマン」が創刊。結婚して家庭に入るという従来規範だった生き方は一つの選択肢に変わり、憧れの女性像が多様化していった。携帯電話やインターネットが普及した影響などもあり、雑誌の販売額は97年をピークに減少していく。
■「女子」の登場
だが、2010年に入って、宝島社の「sweet(スウィート)」が実売100万部を超えるヒットを記録。同社が03年に創刊した「InRed(インレッド)」も勢いを伸ばした。何が多くの女性たちに響いたのか。
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