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教員の多忙感解消のアイデア IT技術者と考える
10月17日 19時14分

教員の多忙感解消のアイデア IT技術者と考える
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世界的にも多忙だとされる日本の教員の、多忙感の解消を目指し、現場の教員とIT技術者がタッグを組んで業務の効率化のアイデアを競う、「ハッカソン」と呼ばれるイベントが東京で開かれました。出されたアイデアは今後、実用化も検討されていて、参加者は「業務を効率化して生まれた時間を、授業の充実や子どもとの対話に充てたい」と話していました。
IT技術を活用し、教員の多忙感の解消を目指すアイデアを競う「ハッカソン」は、教育関連企業などで作る協議会が今回初めて東京都内で開きました。
参加したのは教員およそ20人とIT技術者で、現場の悩みや要望を基に2日間かけて制作された6つのアイデアが発表されました。
このうち、教室内での負担軽減を目指すアイデアでは、子どもたちのテストの採点を短時間でできないかという要望に応えようと、答案用紙の丸つけや採点を自動で行ってくれるアプリや、子どもたち一人一人のノートを集めて点検すると、多くの時間が割かれてしまうという悩みを解決しようと、ノートに挟むだけで書かれた内容が教員のパソコンへ瞬時に転送される下敷きのアイデアなどが紹介されました。
こうしたアイデアは、今後、実用化も検討されるということで、参加した教員の1人は「業務を効率化して生まれた時間を、授業の充実や子どもとの対話に充てたい」と話していました。
主催した協議会の会長で、東京工業大学の赤堀侃司名誉教授は、「先生たちは楽をしたいわけではなく、子どもたちと向き合う時間をより作るために、さまざまなアイデアを出していました。こうした技術を学校現場に広く普及させる必要があります」と話していました。

「ハッカソン」とは

「ハッカソン」とは、コンピューターのプログラミングを意味する「ハック」と、「マラソン」を合わせた造語で、決められた期間内にIT技術を活用して課題を解決する開発力を競うイベントのことです。
IT先進国のアメリカで始まったとされるハッカソンは、ここ数年、各国に急速に広まりを見せていて、プロ野球のパ・リーグが「若者向けの新サービス開発」をテーマに行ったほか、トヨタグループで研究開発を担当する部門が自動車に関するスマートフォン向けアプリの開発をテーマに行ったりした事例があります。

日本の先生は忙しい

OECD、経済協力開発機構が2013年に34の国と地域を対象に行った調査では、日本の教員の1週間当たりの勤務時間は53.9時間と、参加した国や地域のうち最も長く、平均の1.4倍に上りました。
文部科学省が去年、公立の小中学校の教員を対象に行った調査でも、通知表の作成や、子どもや保護者へのアンケートの実施・集計が負担だと答えた教員はともに60%を超えるなど、事務作業の煩雑さも多忙感につながっていることがうかがえます。

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