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シリア内戦の死者 25万人超える
10月17日 4時56分

シリア内戦の死者 25万人超える
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シリアで続く内戦で死亡した人は、この4年余りで25万人を超えたことが明らかになり、ロシアやアメリカが、それぞれ戦闘への関与を深めるなか、内戦は泥沼化し、犠牲者や国を逃れる難民が増え続けています。
イギリスを拠点にシリアの内戦の情報を収集しているシリア人権監視団は16日、いわゆる「アラブの春」による混乱が始まった2011年3月以来、シリアの内戦で死亡した人は25万人を超えたと発表しました。市民の犠牲は7万4000人余りと全体の3割近くに上り、このうち1万2000人余りが子どもで、8000人余りが女性だということです。
シリアではアサド政権の政府軍や反政府勢力、それに過激派組織IS=イスラミックステートなどが入り乱れて戦闘を続けています。
また大国や周辺国もそれぞれ関与を深め、アサド政権の後ろ盾となっているロシアは先月から、IS対策として空爆に乗り出し、イランも大規模な地上部隊を派遣しています。
これに対し、アサド政権を認めないアメリカ率いる有志連合は反政府勢力を支援し、ISとの戦闘のためとして、今月に入って直接武器の供与を始めました。
一方、ISはイスラム教徒に対し、ロシアとアメリカの双方に報復攻撃をするよう呼びかけています。
国際社会が事態の収拾に向けて一致した対応をとれないなか、シリアの内戦は泥沼化し、犠牲者や国外に逃れる難民が増え続けています。

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