安倍首相:靖国神社の秋季例大祭に「真榊」奉納
毎日新聞 2015年10月17日 10時45分(最終更新 10月17日 11時36分)
安倍晋三首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に、真榊(まさかき)と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納した。真榊は「内閣総理大臣 安倍晋三」名。私費で納めたとみられる。
来月1日にソウルで日中韓首脳会談が予定されており、歴史認識問題を抱える中韓両国との関係改善に水を差す懸念があることから、首相は20日までの例大祭期間中の参拝を見送る。
首相は第2次安倍内閣発足後1年経過した2013年12月に靖国神社を参拝したが、春秋の例大祭ではいずれも参拝せず、真榊を奉納してきた。
閣僚では、塩崎恭久厚生労働相が真榊を奉納。高市早苗総務相は例大祭期間中に参拝する意向を示している。【前田洋平】