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 高市早苗総務相は18日、秋季例大祭が開かれている靖国神社(東京・九段北)に参拝した。「総務大臣 高市早苗」と記帳し、私費で玉串料を納めた。

 高市氏は参拝後、「後世における(戦争の)評価と、国策に殉じられた戦没者の慰霊は分けて考えるべきだ。私は一人の日本人として、国策に殉じられた御霊に対して、心から感謝の気持ちを捧げた」と記者団に述べた。高市氏は昨年の秋季例大祭でも参拝している。

 安倍晋三首相は、11月1日にソウルで日中韓首脳会談や日韓首脳会談などに臨む予定。首脳会談への影響を問われた高市氏は「どの国においても、戦没者の御霊を慰霊することについて、外交問題になるような性質のものではないと考えている」と話した。

 首相は17日、例大祭への供え物「真榊(まさかき)」を「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前で奉納しており、例大祭期間中の参拝は見送る方向だ。