韓国海軍が観艦式 北朝鮮の動きけん制か

10月18日 5時48分

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韓国海軍は軍の艦船や訓練を公開する観艦式を７年ぶりに行い、北朝鮮の挑発などに対応するイージス艦や不審船に対する攻撃訓練を披露し、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射の可能性を示唆するなか、北朝鮮の動きをけん制するねらいもあるとみられています。

韓国海軍の観艦式は１７日から韓国南部のプサン沖で行われ、北朝鮮がミサイルを発射した場合、高性能のレーダーで追尾するイージス艦や最新の潜水艦などおよそ３０隻が公開されました。
また、北朝鮮の船舶などを想定した不審船への攻撃訓練では、ヘリコプターが誘導ミサイルを発射するとともに、艦船が機関砲などで砲撃して不審船を撃沈する様子が披露されました。
さらに、水陸両用車や落下傘部隊による上陸作戦を想定した訓練や、船舶が武装集団に乗っ取られたことを想定した訓練も行われました。
今回の観艦式は今月２３日まで行われ、最終日にはアメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加する予定で、アメリカ海軍との連携もアピールすることにしています。
韓国海軍が観艦式を行うのは７年ぶりで、韓国政府としては、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射の可能性を示唆するなか、北朝鮮の動きをけん制するねらいもあるとみられています。