自衛隊追悼式:安倍首相、安保関連法には直接言及せず
毎日新聞 2015年10月17日 10時59分(最終更新 10月17日 20時15分)
安倍晋三首相は17日午前、防衛省で行われた自衛隊殉職隊員追悼式に出席した。首相は弔辞で「いかなる事態でも国民の命と平和な暮らしは守り抜く。世界の平和と安定に寄与するため全力を尽くす」と訴えた。
また、「国の存続を担う崇高な職務に殉じられた自衛隊員のみたまに対し謹んで追悼の誠をささげる」と述べ、「不幸な事態が再び起こることのないよう最善の努力を尽くす」と強調した。
集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法の成立後、初めての追悼式だったが、安保関連法には直接言及しなかった。
今回追悼されたのは、この1年間で公務で亡くなった27人で、1950年の警察予備隊発足以降、殉職者は計1878人になった。【前田洋平】