米谷陽一
2015年10月17日15時29分
大手電力会社が新手のサービスを続々と打ち出している。来年4月に電力小売りが完全自由化され、家庭でも電気の契約先を選べるようになると、ガスや石油会社など異業種を交えた競争が激しくなる。料金以外の魅力も増やして客を囲い込む作戦だ。
関西電力は住宅設備のトラブルに年中無休で対応するサービスを始める。契約者を対象に、会員サイトに登録して月100円支払うと、水漏れや家の鍵をなくしたとき、専門業者が応急処置に駆けつける。
中部電力は高齢者の「見守りサービス」を導入する。次世代電力計のスマートメーターを使い、高齢者世帯の電気使用量が通常より低くなった場合、離れて住む家族にメールを送る。東京電力も生活全般に関わるサービスを採り入れる計画だ。
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