産経ニュース

【主張】臨時国会「見送り」 国民への説明を怠るのか

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
臨時国会「見送り」 国民への説明を怠るのか

 第3次改造内閣は発足したばかりで、新閣僚が国会で最初にすべき所信の表明もまだしていない。来年の通常国会まで先送りするつもりか。

 首相が経済再生に向けて打ち出した「新しい三本の矢」や「1億総活躍社会の実現」といったテーマも、国会でかみ砕いて説明をする必要があろう。

 海洋覇権をねらう中国が招いた南シナ海問題や、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「南京大虐殺文書」を記憶遺産にした問題への対応も問われる。

 議題は山積している。政府はたった数日間、予算委員会を「閉会中審査」として開き、お茶を濁すつもりとも聞く。質疑や批判に堪えられない仕事をしていると、認めるようなものではないか。

関連ニュース

民主・蓮舫代表代行 臨時国会見送り方針に「フタをしたいから開かないと素直に言えばまだしも…」

「ニュース」のランキング