米韓首脳会談 北朝鮮問題で連携強化も、対中国では立場の違いも

10/17 18:20
16日に行われた米韓首脳会談で、アメリカ・オバマ大統領と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、北朝鮮問題での連携強化で一致したが、対中国では、立場の違いも垣間見えた。
アメリカでは、中国での戦勝パレードに出席した朴大統領に対し、「中国寄り」との疑念も出ており、朴大統領は、今回の会談で、火消しに躍起となった印象。
オバマ大統領は「本日、わたしと朴大統領は、北朝鮮を核保有国と認めないと再確認した」と述べた。
会談で両首脳は、北朝鮮に「最高度の緊急性と確固たる意志で対処する」との共同声明を採択し、11月の日中韓首脳会談が、「前進へのさらなる1歩になる」との認識で一致した。
また記者会見で、朴大統領は、日中韓会談は「2国関係の改善にも寄与する」と言及し、日韓関係改善を望む、アメリカへの配慮をにじませた。
朴大統領は「韓米日、韓日中、韓米中対話など、3カ国対話を強化することで、地域内の協力強化へ、新しい道が開けるだろう」と述べた。
アメリカとの溝を深めたくない朴大統領は、中国の戦勝パレード参加も、「北朝鮮の核が地域の発展を妨げるとのメッセージを発信するためだった」と釈明に終始した。
オバマ大統領は、一定の理解を示したが、「中国が国際法を破ったら、韓国も声を上げてほしい」と、くぎを刺したことに、アメリカの警戒感が表れている。

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