佐藤彰
2015年10月17日22時26分
昨年倒産して解体作業が進む山口県長門市の老舗「白木屋グランドホテル」の跡地に、国内有数のリゾートホテル運営会社「星野リゾート」(長野県軽井沢町、星野佳路〈よしはる〉社長)が進出する方向で市と協議していることがわかった。大西倉雄市長は16日、「国内の観光産業をリードしてきた会社と共に湯本温泉全体の魅力を高めたい」と話した。
江戸末期に「毛利藩の殿様湯」として創業した白木屋は昨年、約22億円の負債を抱えて倒産。今年1月、計1万3321平方メートルの跡地を市が1億1361万円で取得した。湯本温泉旅館協同組合が国と市から3億円弱の全額補助を得て、解体作業に取り組んでいる。
星野リゾートは、1914年に軽井沢で星野温泉旅館として開業。95年に現社名に名称を変更し、2001年からは、経営が行き詰まったホテルなどの再生事業に着手。「日本のおもてなしを世界へ」などとうたい、その地域の魅力を活用した独自の運営で全国展開を図っている。
残り:373文字/全文:789文字
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!