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スクールアイドルです

冷やし中華はじめました

実を言うとPHPはもうだめです。(PHPカンファレンス2015行った)

(タイトルは釣りです)
突然こんなこと言ってごめんね。 でも本当です。

2、3ヶ月後にものすごく新しい PHP のリリースがあります。それが終わりの合図です。
程なく大きめのレガシー PHP 案件が来るので気をつけて。
それがやんだら、少しだけ間をおいて PHP 5.5 サポートの終わりがきます。

当日の動向

日本語セッションがほとんど初学者向け、フレームワークの紹介、CMS の紹介だったので食指が伸びず、英語セッションにいるか、作りかけの Device Farm ラッパーアプリを書いていた。あと Rasmus は見た。

PHP の各種ツールには他言語でも同様のものがあるが(Composer に対する Bundler, Carton, npm とか)、他のカンファレンスではその使い方を毎年説明したりしないし、フレームワークとか CMS でレッツ Hello, world! とかサービス使ってハウツー CI みたいな枠も他のカンファレンスにはないので、そういうのを除外したら何を見に行くかで特に迷うこともなかった。

所感

PHP 周辺ツールチェインの進歩が停滞しているために、言語そのものはダサくない方向に激しく進歩しようとしている(これも去年からだけれど)のに、今年は停滞感をぬぐいきれていないという印象を受けた。フロントエンド系のセッションがあったりすれば、多少風通しがよくなったのかもしれない。ツールチェインが枯れて一般化すると、チームビルディングとかカイゼンでどう差を作るかみたいな話に行きがちなのかなと思った。個人的には PHP そのものの開発の話を聞きたかった。

あと、PHP 7.0 対応は今からでも取りかかれますと去年から言われていた割に、今回いよいよ RC が出てリリースが秒読みになってさも突然 PHP 7.0 対応がタスクとして湧いたかのような、えーというオーラが放たれていたのが印象的だった。

停滞感とブレイクスルーの話

今の PHP(あるいは PHP コミュニティ)にある種の停滞感を感じるのは、PHP エンジニアにとって今までのパラダイムをひっくり返すようなプロダクトが出現していないことに起因するように思われる。

確かに Laravel も Phalcon もすごいフレームワークなのだが、それによって PHP エンジニアのマインドマップが一気に書き換わるほどのインパクトを持っていない。そのような立場になるポテンシャルを持っているとしたら今のところ ReactPHP (フレームワークですらない)かなと思うが、実際のプロダクトとしてどのようなアウトプットができるかにかかっている。

イベントの規模と想定参加者層の話

内容如何を置くと、PiO を全館借りてなおかつ参加無料というスタッフさんの手腕は間違いなくすばらしい。

そしてその観点から言えば、PiO 全館を借りるに値する参加者を集めるためには非プログラマも想定参加者層とする必要性があり、そのために初学者向けの導入が多くなってしまうことはやむを得ないことなのだろう。もっとも大きいパイは未経験者と初学者なのだから。

そういう意味では PHP 7.0 の ZVAL API の変更が知りたい(主に自分)みたいな層などは比率でいえば高が知れているし、そういうのは地域 PHP コミュニティでやるか自分で調べるかした方が良いのだろうと思った。

それはさておき

スタッフの皆様お疲れ様でした。2016 年の開催も楽しみにしております。