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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/

ブックリストを活用しよう~新入社員諸君

どこまで続く新入社員諸君シリーズ。5日目に突入です。社会人になれば、こういうしつこいおぢさんとも付き合っていかねばなりません。予行練習だ!新入社員及び内定者諸君(言いにくいな)

 

「ビジネス本」「啓発本」と言われるジャンルを、若い時に1、2年ぐらいは集中して読み込んでおきたいものです。

その際、信頼できるブックリストを使って、良書を選ぶべきなのは言うまでもありません。

更に大事なのは、リストの中から自分で面白そうなものをチョイスするのではなく、理屈抜きに片っ端から読んでみる事。「一冊残さず」全部ですよ。


私は一昨年の年末に決心して、すぐに始めました。元々フィクション好きな為、ビジネス本なんて全然読んでなかったのです。これではイカンと。

凝り性なので、去年1年間の読書量は漫画抜きで1,000冊を超えましたね。本当にビジネス本にはウンザリするくらい読みました。紹介するリストを完全読破した今は、年間600~700冊ぐらいのペースに落ちていますが。サラリーマンとしては、本ばっかり読んでる訳にはいかないので。こんなもんでしょう。


結果として自分の中の『既視感』を目安にして「同じような内容を前に読んだな」「これは新味が無いな」という見極めが出来るようになりました。その本は途中で読むのを止めればいいので、時間の節約になります。


ビジネス書とか自己啓発本のジャンルって、純粋に新しい内容って出てきにくいんですね。最近だと、本当に新しくオリジナルな理論体系はクリステンセン氏の「イノベーション理論」ぐらいでしょうか。これには驚きましたが。


歳月を超えて生き残っている本は、後発の本に影響を与えたエッセンスを豊富に含んでいます。そういった良書に数多く触れる事は、決してマイナスにはなりません。要は古い本でも、いいものはいいのです。カーネギーの本なんて、未だに著名人が挙げるお薦め本の筆頭格です。


 1、各分野のバランスが取れたチョイス

後世に残る仕事。このリスト作成に携わったcourier japon編集部の皆さんに拍手。ちなみに2010年10月号で初掲載です。

雑誌  -courrier japon-     selection

現代を知るための新「世界の名著」

http://courrier.jp/bookguide071/

これを読むだけで普通は1年かかりますから、紹介リストはこれだけでもいいぐらいです。

やっぱりウェルチとかバフェットとか、名前も知らないのは具合悪いですよ。

 

2、本田直之氏の推薦本

若干古い本になってきましたが、

レバレッジ・リーディング』本田 直之 の推薦本から。

年月に負けない良書が多く、まだまだイケます。気に入った本の著者の、続編や新作を追う手もありますので。

レバレッジ・リーディング

 


■原則原理の本10

『人を動かす』デール・カーネギー著(1999)

『道は開ける』デール・カーネギー著(1999)     

『人生を変える80対20の法則』リチャード・コッチ著(1998)   

『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』  

   ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス著(1995)

『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか』P・F・ドラッカー著 (2000)     

『フォーカル・ポイント』ブライアン・トレーシー著(2009)
『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル著(1999)
『よみがえる商人道』藤本義一著(1998)
『信念の魔術』C・M・ブリストル著(1982)
『達人のサイエンス―真の自己成長のために』ジョージ・レナード著(1994)

■2006年に読んだ読むべきビジネス書10
『すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!』大橋禅太郎著(2005)

『千円札は拾うな。』安田佳生著(2008)

『生き方―人間として一番大切なこと』稲盛和夫著(2004)

『一生モノの人脈力』キース・フェラッジ、タール・ラズ著(2008)

・『だから、部下がついてこない!  

『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』原尻淳一、小山龍介著(2006)

『最強の「個人資産」形成術』米田隆著(2006)

『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』梅田望夫著(2006)

『愛されるサービス』新川義弘著(2006)

『即戦力の磨き方』大前研一著(2006)

■読んでおくべきビジネス書20
『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変える』ダニエル・ピンク著(2002)

『プロフェッショナルマネジャー』ハロルド・ジェニーン著(2004)

『ドラッカーの実践経営哲学』望月護著(2010)

『口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム』神田 昌典著(2001)

『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!』トム・ピーターズ著(2000)

『営業マンは断ることを覚えなさい』石原明著(2007)

『大きなケーキは人にゆずろう―お金持ちになるための“母の教訓”』バーバラ・コーコラン著(2003)

『ユダヤ人成功者たちに秘かに伝わる魔法のコトバ』スティーブ・モリヤマ著(2004)

『戦略「脳」を鍛える』御立尚資著(2003)

『財務とは何か』チャック・クレマー、ジョン・ケース、ロン・リッツト著(2001)

『地上最強の商人』オグ・マンディーノ著(1996)

『カネ回りのよい経営―社長の経営革新』井上和弘著(2003)

『儲かる会社の作り方』松井浩一著(2003)

『V字回復の経営―2年で会社を変えられますか』三枝匡著(2006)

『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール』ピーター・モントヤ著(2005)

『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』熊谷正寿著(2004)

『運のいい人、悪い人―運を鍛える四つの法則』リチャード・ワイズマン著(2004)

『メンタル・タフネス―ストレスで強くなる』ジム・E・レーヤー著(1998)

『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』ロバート・B・チャルディーニ著(2007)

本の紹介ではなく読み方がメインの本なので、これで読んだ気にならず、買ってあげて下さいね。沢山引用させて貰いましたので、さりげなくフォロー。

3、UP TO DATE な情報を無料で

『ビジネス書大賞2015 今読むべき、ビジネス書はこれ!』 

ビジネス書大賞2015実行委員会

ビジネス本をドリンク剤に喩えたインタビューが秀逸。日本の企業組織論になっていて、そこだけでも読む価値があります。

ポーターにはアンチで、ブルーオーシャンとかナンセンスだと常々思っている私は、溜飲を下げました。

ビジネス書大賞2015 今読むべき、ビジネス書はこれ!

ビジネス書大賞2015 今読むべき、ビジネス書はこれ!

 

 

4、土井英司氏のBBM~ビジネスブックマラソン

日刊の、メルマガ形式ですのでお手軽。

「最近読んで良かった本はこちら」という、最下段の5冊は特に注目。

自然科学系の本も紹介される事が多いので、読むジャンルが偏りがちなかたにはお薦めです。ビジネスマンが多い新幹線駅の書店では、明らかにこれを参考に品揃えしてありますね。

http://eliesbook.co.jp/bbm

 

5、高山信彦氏の推薦する「古典」

競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか    

マイケル・E・ポーター

ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する (Harvard business school press)

 w・チャン・キム、 レネ・モボリュニュ

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

クレイトン・クリステンセン

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続    

企業戦略論【中】事業戦略編 競争優位の構築と持続

企業戦略論【下】全社戦略編 競争優位の構築と持続

ジェイ・B・バーニー

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則     

ジム・コリンズ

 

ちなみに「全部」と言ったのは、全て自分で買う訳にはいかないので、どう本を入手するか、新しい知恵が出てくる効果も織り込んでいます。

            以上 ふにやんま