見えるところより、見えないところで職人の腕がわかる。
予告していた記事を書きます。その前に前回の記事の話。書いているときにも感じていたけど・・・
「長い!」
自分で読んでて疲れた。添削しすぎるとかえって良くないんだな。
「これもバランスなんだな」
自分の書いた言葉に改めて考えさせられた。余計な部分を削ろうかどうか迷ったけれど、すぐには直さず、時間をおいてからにしようと思う。これも以前の記事で書いたこと。
☑人目を気にする人が、最低限のリスクで考え方を変える方法
自分で書いたからには、今までどおり実践していかないと意味がない。考えや情報を吐き出してスッキリ。これじゃダメだ。
このブログは、誰のためでもなく、あとから絶対読み返す自分のために書いてるんだと思う。
「伝える文章ではなく、伝わる文章を書け」
まだブログを始めていない4ヶ月くらい前、高校時代にお世話になった先生と話したときに言われた言葉。ブログを始めてから響いてくるとは思ってなかったな。
なんにせよ、過去の出来事は必ずどこかで役に立つということ。それが間違いじゃなかった。再度、確認できただけでも良かった。
「伝わる文章」
それだけを意識する。これも自分のなかでは違うと思っています。伝える要素もなければいけない。単なる反省文ならブログじゃなくて、ノートに書く日記でいい。これもバランスが大事。
なんでもバランスかよ。毎日毎日考えることが多くて大変だけど、それが楽しいんだろうね。ブログは本当におもしろい!
そろそろ、伝える部分を書かないと読んでくれてる人の時間がもったいないですね。付き合わせてしまって申し訳ありませんでした。
ということで、前置きが長かった分サッサと書きます。見えないところにこそ、職人の腕を感じるという記事です。
見えないところって?
ひと言に職人といってもたくさんあります。技術を持ってる人が職人と呼ばれているなら、どんな職種でも当てはまるモノだと思います。ブログアフィリエイト、営業職、その他なんでも。
「作る・建てる」
今回は、モノに携わる職人の話です。
私は、内装ボード工と墓石屋の経験があります。ざっくり言うと、建物の内側の壁を貼る人とお墓を建てたり、石を加工したりする人です。
先月、友達から電話がかかってきて「仕事を手伝ってほしい」と言われました。住宅基礎の型枠を解体する仕事でした。
これです。
型枠大工の経験がある方ならわかると思いますが、だいぶバラし終わってる状態です。
しばらく体を動かしてなかったので、初日はものすごい筋肉痛。この仕事を3日間手伝いました。昨日も行ってたんですが、先月と合わせて4日目だったので、なんとなく余裕がありました。器用なのは健在~。体もそこまで疲れなかったし。要領さえ掴めれば、そんなに難しい仕事ではないです。
作業をしながら、墓石屋だった頃を思い出してたんです。お墓にも解体の仕事がありますから。
「墓じまい」
聞いたことないですか?少し前にニュースなんかで取り上げられていた話題です。簡単に言うと、お墓の解体がそれにあたります。
墓石屋をやっていた当時、解体をやっているとなかなかバラせない部分があったりします。当たり前の話ですが、お墓も家も壊すこと、解体することを考慮して作ったりしません。経年の劣化は仕方ないです。モノはいづれ壊れます。
「解体しづらい」
これがあるべき姿です。職人なら誰でもわかっていることなので、バラしづらいときには皮肉を言うことがあります。
「いい仕事してくれたな」
イライラして言うこともありますけど、腕のいい職人が手掛けたモノは、ホントに解体しづらいです。
「解体する技術が足りない」というところもありますけど、そこは流してくれるとありがたい。
さまざまな職人が作ったモノ、建てたモノ。完成した状態でお客さんの手に渡ります。なので、見えなくなってしまう技術がたくさんあるんですよ。
同業種の人にしかわからない部分だったりもするので、職人をやってたことで得したことも多々あります。どんな職種にしても、経験を積むと見るところがだんだん 、マニアックになってきませんか?
見えなくなってしまう技術のなかには、見せたくない部分もあるわけです。経験がないとわからないところ。
隠すのが上手な人も、腕がいいと言われてます。失敗を隠すんじゃなくて、修正の仕方が上手という意味。
つづく・・・
次回はこの続き、もうちょっと深いところを書こうと思います。最初に余計なことを書いたので、今回はこのへんで終わっておきます。最初に使った、アンティーク風のテーブルの画像なんですが、これにも意図がありまして。それものちのち書きます。
職歴が多いのも去ることながら、いろんなことに興味があって、いろんなことをやってました。今はブログだけ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あっ!ひとつだけマメ知識。
文中に使った「いづれ壊れる」の「いづれ」は、公用文では使っちゃダメです。個人のモノには使っても大丈夫。公用文では「いずれ」を使ってください。
ではではでは。