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2ch.netが、Jim親子やFOX(中尾嘉宏)らに乗っ取られた事件。これ以降、2ch.netは一変した。
2014(平成26)年、事件は起こった。Jimらによる乗っ取りと、嫌儲民らによる乗っ取りが平行して発生した。
日を追うごとにNGワードは増え、言論統制、情報検閲が強まっている。
Jimに管理権を奪われ、嫌儲に板が荒らされ続ける日々となった。
日本人は、偶然存在した、パブリックドメインを標榜した2ちゃんねる互換の「おーぷん2ちゃんねる」へと避難を開始した。
Jim陣営は、いきなり出てきた「おーぷん2ちゃんねる」に対して、危機感をあらわにした。そこで、open2ch.net という文字列をNGワードとして2ちゃんねるにURLが書き込めないようにして少しでも流出を防ごうとのせこい努力を始めた。
さらに、元管理人の「ひろゆき」が2014(平成26)年4月1日、「2ch.sc」発表と共にJimに警告を発すると、それと前後して2ch.netのトップページにあった「ひろゆき日記」へのリンクが消え、また2ch.scもNGワード指定し、書き込めなくして2ちゃんねるユーザーの流出を阻止しようとした。
こうして、Jimと「ひろゆき」の全面戦争が勃発したのである。
2ちゃんねるのサーバーとドメインに関する企業と人は、次の通りである。
FOX(中尾嘉宏)が創業社長の会社。
在りし日は、2ちゃんねるのサーバーの殆ど全てを管理していた。形式的には、2ちゃんねるは株式会社ゼロのレンタルサーバーサービスを借りて運用されていた。
2009(平成21)年1月2日、西村博之が2ちゃんねるの権利を譲渡した先となるシンガポールのペーパーカンパニー。
2ちゃんねるのサーバーをホスティングしているN.T. Technology Inc.の会長。本名は、James Arthur Watkins らしい。
他に、Pacific Internet ExchangeのCOO、「2ちゃんねるビューア」の運営会社の会長でもある。
妻は朝鮮系とする真偽不明な噂が流布されているが、これについては未確認である。
ジム・ワトキンスの息子。愛称Ron。2014(平成26)年4月現在で26才とされる。
2ちゃんねるではCode Monkeyというコテハンを用いている。
ジム・ワトキンスが会長を務める、2ちゃんねるのサーバーをホスティングしている企業。
また、「PINKちゃんねる」のオーナーでもある。
経営難で資金繰りに困り、2ちゃんねるを乗っとる前に従業員をほぼ全員解雇している。
ジム・ワトキンスが運営する企業で、2ちゃんねるのオーナーを自称しているフィリピンの企業。
2ちゃんねるのサーバーを管理しているJimのN.T. Technology Inc.はかねてより経営が芳しくなく、ひろゆきと「PACKET MONSTER INC.」は、契約金額(月額2万ドル)の倍以上をN.T. Technology Inc.に送金していたという。
そんな中で2ちゃんねるは、サイバー攻撃で●の個人情報が流出した。この頃から、パズル&ドラゴンズ(通称、パズドラ)の広告がずっと表示されるようになったが、この運営会社のガンホーはソフトバンクグループであり、つまり孫正義の会社である。
この事件を契機に2ちゃんねるは運営が乗っ取られ、Jimに交代することになった。Jimは、2ちゃんねるの利益を奪い、自分の会社の経営状態を良くしようと目論んだように見られる。
こうして管理人に就任したJimは、西村博之関連の企業である「東京プラス」、そしてp2.2ch.netや検索機能を提供していた「未来検索ブラジル」を通告もなく切り捨てた。
嫌儲板に住みついたテョンは、2ちゃんねるでの健全な議論→まとめブログでそれが一般人・ライト層まで拡散される→保守の世論が形成される(例: 田母神俊雄が都内だけで60万票獲得)という流れを、どうにかして止めたいと考えていた。さもないと、日本に寄生して、在日特権で甘い汁を吸い続けることができなくなるからである。
2ちゃんねるなど読み書きせず「まとめブログ」しか読まない人も多くあり、「まとめブログ」が健全世論拡散の中継地点になっていたために、彼らの利権を守るためには、この流れを何とかして止めなければならない。
そこで、嫌儲たちは、2ちゃんねるからの「転載禁止」を訴え、2ちゃんねる内にまず板を一つ確保した。ここから、虎視眈々と2ちゃんねるの支配を狙った。
嫌儲が特に敵視したのが「保守速報」だった。従って、嫌儲として活動している在日朝鮮人らは、レイシストをしばき隊と関わりがあると見られている。
嫌儲は、まず攻撃目標となる「まとめブログ」を「アフィ」と定義した。
また、嫌儲板の住人だったレイシストをしばき隊などの一味は、目下最大の敵を保守系ブログ「保守速報」としていた。もっと過激なところはいくらでもあるが、とにかくしばき隊一味にとっては不都合極まりないものだったらしい。
こうして嫌儲たちは、アフィ潰しを名目とし、まず保守速報を潰すことを目的に、東アジアニュース速報+板(東亜+)に突撃した。こうして元住人を脅迫しながら、板を潰すことに成功した。なぜならテョンたちは「東亜+は保守速報の秘密本部」だと本気で信じていたからである。
さらに火の粉は外部、「ふたば☆ちゃんねる」にまで及び、ふたばからAmazonの広告を剥がすなどの攻撃を繰り広げた。
また嫌儲は、ニュース速報板(いわゆる無印)も敵視していた。この板はまとめブログに転載されることが多かったためである。嫌儲は、この板を消し去ればまとめブログが減ると考え、スクリプト復興君を使った荒らしで一時的にこの板を焼け野原にしたが、しかしまた回復してしまった。次に嫌儲はこの板を「旧速」と名付け、嫌儲板こそが真のニュー速などと主張し始め、そして邪魔なこの「旧速」を旧ちゃんねるからPINKちゃんねるに追放しようとしている。
嫌儲やテョンに乗っ取られて以降、ジャップ連呼や日本人を貶める行為が管理人の許可の下で横行するようになった。
そして、荒らし、個人晒し、ストーキング、脅迫などが、さも当然の行為としてまかり通る掲示板と化した。以前は、こういった話は一応ヲチ板などに限られていたが、今や嫌儲、なんJ、VIPの住人が他板に乗り込んでは大暴れをしている。
ニュース板の記者キャップは嫌儲やサヨクだらけとなり、嫌儲ch、あるいは汚鮮地帯と化した。2ちゃんねるで長年スレ立て記者として活躍し、N+では格付け1位と見られた「ばぐ太」氏もおーぷん2ちゃんねるに移っており、既に2ch.netにはいない。
Jim以降の2ch.net内は他のサイトへのURLが書き込めないなど強い情報規制があり、中にいるとなかなか内情が分かりにくいらしい。しかし外に気づいて汚鮮地帯から避難した者は口を揃え語る。「あそこはもう2chではない。別の何かだ。」
嫌儲はJimとともに2ちゃんねるの乗っ取りに成功した。これにて「無事」に、保守の世論の拡散が防げるはずだった。ところが―
2ちゃんねるにいた論客は、次々と「おーぷん2ちゃんねる」へと移住し、これまでと変わらず、「まとめブログ」によって拡散が続いた。しかも、新天地「おーぷん2ちゃんねる」の管理人は、警察屋さんとも仲良しで犯罪を嫌う正義漢、「予告.in」の作者「矢野さとる」だった。2ちゃんねるの感覚で手を出せば、今度は確実に塀の中か、祖国に強制送還である。
しかし、おーぷん2ちゃんねるはまだ零細であり敵ではない。だが、そんな2ch.netの前に、まさかの敵が立ちはだかった。それは―
2ちゃんねるを知らない者が、金目当てで2ちゃんねるを奪い取って、自分らの都合の良いように改変を繰り返した結果、2ちゃんねるらしさは完全に消失した。
自然発生した2ちゃんねるの文化や利用法などは次々と潰され、彼らの指定する利用方法に従わされるようになった。
ユーザーの囲い込みや、広告閲覧数向上を目的とした転載禁止などが功を奏し、Googleでの検索ヒット順位は、順調に2ch.scに負けるようになってきた。
決定的だったのは、名無しさんの名前の最後についていた「@13周年」を「@0新周年」に変更したことだろう。乗っ取り犯が歴史の連続性を最初から拒絶している以上、2ちゃんねるらしさがなくなるのは、ある意味で当然とも言える。
Jimらは、2ch.scのクローラーに対して、全スレを1000まで埋め立てた上に「血だまりバケツ」のグロ画像を貼り付けて「転載禁止」を主張した。
Jimらが、何を考えてこのような気持ちの悪い画像を選んだのか定かではない。
一つだけ言えることは、「2ちゃんねる」であるなら、モナーはじめAAなどを使い、うざいくらいの笑顔で「転載禁止」だとか主張するのが「2ちゃんねる流」だったはずである。
やはり乗っ取り犯は、そのような流儀など知る由も無いらしく、乗っ取られた後の2ちゃんねるには、もはや2ちゃんねるらしさなど欠片も残されてはいない。
しかもこれが、誤爆で普通の旧2ちゃんねるユーザーも頻繁に目にすることになった。
Jimらは、2ちゃんねる乗っ取り後、需要を無視して大量に新板を作り始めた。
これは、2ch.scに対応する板がない板を増やすことで、2ch.scに転載されるレス数を減らそうという考えであろうと思われる。
2ちゃんねるは広告収入で相当儲かっていたらしく、Jimらはこの収入を根こそぎ奪い取ろうと目論んだことが、2ちゃんねる乗っ取り事件の発端だったと思われる。
このため、Jimが2ちゃんねるを奪い取った後、アクセス数を増やして広告収入を増収することをもくろんだ。
またJimは、2ちゃんねるの過去ログを読むための有料アカウントとして、従来の●に変わる新しい「浪人」と称する有料サービスを作り、売り始めた。そこで邪魔になるのが、外部でログを保存するサイトである。
2ちゃんねるの運営は、投稿を外に持ち出されると「浪人」がなくても過去ログが読めてしまうため儲からないと考えたらしく、特に大手である「ログ速」を敵視し、訴訟までちらつかせた。
2ちゃんねるは、違法情報であっても、それ目当てのアクセス数を稼ぎ広告料収入を得ることを目的として、とにかく理由を付けて消さない。
警察は、2ちゃんねるに対して家宅捜索までしたが、どう対抗するのが最も効果的なのか、判断に迷っていたように見受けられる。そんな状況下、2ちゃんねるの嫌儲が「よその広告を剥がす」という攻撃を展開するのを見て、ついに警察屋さんは気がついてしまった! 「2ちゃんの広告を剥がせばいいんじゃね?」
こうして警察庁は、違法・有害情報の削除依頼に応じないWebサイトを広告業界に提供する取り組みを、インターネット・ホットラインセンター(IHC)と協力して始めた。違法情報で広告料収入を得るようなことを避けるため「広告事業者に自主的に広告配信を停止してもらう」ことで悪質なサイト減少に繋げる狙いがあるとしている。
一般からの情報提供に基づいて、サイトのURLやサイト名、違法情報の種類などをIHCから、以下に提供し、各広告団体や企業は、その規約に基づいて、広告配信の停止、広告料支払いの差し止めなどをしてもらう、としている。
警察庁はあくまで協力を求めるという姿勢を演出しているが、当時の2ちゃんの広告はアダルトサイトばかりであり、刃向かえば警察のお目こぼしを得られなくなるのが確実な業界ということもあり、かなりの効果があったようである。
鳴り物入りで売り出した「浪人」は殆ど売れず、広告もどんどん剥がされた。
しかも、2ちゃんねるが使っていた広告代理店は全て、元管理人のひろゆきが取締役にいるなどで、ひろゆきの息が掛かっていた。ひろゆきは広告費は2ch.netではなく2ch.sc側に支払うよう主張していることから、2014(平成26)年5月以降は2ch.net側には(代理店を変えるまでは)広告収入が入らなくなった。
Jimは、騒動の元凶でもある嫌儲板で「浪人」を買うように主張したが売れず、仕方なくJimは最後の頼み綱として寄付を求めたが、小銭しか集まらなかったという。営利目的で乗っ取っておきながら、寄付を募るなど、全く意味がわからない。
旧ちゃんの嫌儲は、金は出さないが口は出すの見本のような行動を取った。「敵に回すと恐ろしいが味方にすると頼りない」とされる2ちゃんねる住人が本領を発揮したのである。真に恐れるべきは有能な敵ではなく 無能な味方だった。
元の広告代理店が使えなくなったため、他の(おそらく安い)広告を貼って何とか小銭を稼ぐ日々となったJimらであるが、まずはこの広告の閲覧数を増やす必要があると考えた。それで邪魔になったのが、2ちゃんねるブラウザーの存在であった。
Jimらは、2ちゃんねるブラウザーのせいで広告閲覧数が減っていると判断し、この締め出しを目論んだ。また、2ch.scのクロールを阻止することも目的と見られる。
datを取り出すためのシステムを完全に変更し、2ちゃんねるの広告を掲載する2ちゃんねるブラウザーのみに閲覧を許可するとしている。既存の2ちゃんねるブラウザーは完全に潰す計画である。
こうしてMonazillaプロジェクトは終焉を迎えた。
Jim一派が乗っ取りを決行したと思われる日かその前日、ひろゆきは以下のように語っている。
こうしてささやかに終わり、時代は変わっていくんですなぁ。
2ch.netの終わりを全て見越していたのかも知れない。
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