<ボクシング速報>河野が判定で亀田を破ってV2!
THE PAGE 10月17日(土)11時5分配信
プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが現地時間16日、米国シカゴで、王者、河野公平(34、ワタナベ)と、同級2位、亀田興毅(28)で争われ、河野が3−0の判定で勝利した。予想に反して激しい打ち合いとなったが、河野は2回に右ストレートでダウンを奪い、逆に亀田は、ローブローの反則で減点をとられるなどしたことが判定に響いた。
河野は真っ白。亀田は真っ赤。両者は対照的なカラーのロングガウンをまとってシカゴのUICパビリオンのリングに登場した。会場には、日本人ファンの姿がも多くみられ、コーヘイコールと、カメダコールが交錯した。
第1ラウンドから、亀田が積極的に出てきた。いきなりノーモーションの左ストレートをヒットさせると、右フックから左ボディのコンビネーション。サウスポーのメリットを使う戦法だ。右ジャブも多く、ペースを握る。
第2ラウンドに試合が動く。河野が前の出て接近戦でも打ち合いを挑むと、嫌がった亀田は、ローブローを連発。河野がおもわずしゃがみこむと、レフェリーは休憩時間をとった。再開されると、今度は河野が右ストレートを顔面にヒット、亀田は尻餅をついてダウンした。
第3ラウンド、河野は勝負をかける。苦しんだ亀田が密着戦の中で、またローブロー。レフェリーは、よく見ていて、この回、計2度、2ポイントの減点をとった。
亀田陣営は「ボディを打つと、反則をとられるから上へ」と、アドバイスを送った。
序盤は、河野が圧倒的にペースを握りながら試合は中盤へ。
第5ラウンドは、両者が頭をつけあい、ショートパンチの攻防となった。河野がアッパーから右のボディを振り回すと、亀田が両手を横に広げて「こい!効いていないよ」のポーズ。このラウンドは、亀田。
第6ラウンドに入ると、河野が前へ。ボディから右ストレートを連発。亀田がローブローをアピールしたが、気にせずロープに追い詰めて右を打ち込んでいく。ゴング後に亀田がパンチを打ったため、河野が珍しく怒るシーンも。河野が再びペースをつかむ。
第7ラウンドに入っても両者の接近戦の中でのローブローが目立ち、レフェリーが試合を止めた。コミッションと協議の上「次やったら、その時点で試合を止める。クリーンファイトをせよ!」と両選手に異例の宣告をした。近い距離で激しい応酬となるが、河野が押す。消耗戦の模様となってきた第8ラウンドも接近戦での打ち合いとなったが、その中で、河野の右ストレートがヒット。亀田が下がった。
試合は、終盤へ。そのインターバルで、父でトレーナーの亀田史郎氏は「誰のためにやっているんや。ケンカでええぞ。その気持ちでいけ! バッティングなど気にせずに倒せ」」と激を飛ばした。
因縁の試合だった。
亀田は、次男の大毅がIBF世界スーパーフライ級戦で起こした一連の問題で、昨年2月にJBCから国内ライセンスを剥奪され、国内での試合ができなくなっていた。だが、WBAのランキングは上位で、WBA本部は、昨年3月に同級王者となった河野との指名試合を指令していた。
当初、亀田側は、国内ライセンスの再取得へ向けて動いていたが、困難だったため、3兄弟共に米国で活動を行うことを決意。その後、入札騒動などもあったが、最終的に両陣営ともに海外での指名試合を行うことで合意した。当初は、この指名試合は、7月に行われる予定だったが、河野が6月に肋骨を骨折したために延期されていた。河野は、昨年の大晦日以来の2度目の防衛戦。亀田も昨年11月に米国で行ったノンタイトルの再起戦以来の試合で、両者共に、ブランクをどう克服するかも、この試合のテーマだった。
第9ラウンドには、河野が逆に左手で押さえつける行為の反則減点をとられた。直後に亀田の左フックで河野がぐらつく。両選手ともに意地で殴り合う。第10ラウンドには、亀田が左フックで河野を下げると、河野は、右ボディから突破口を開こうと、反撃の手を止めない。どちらが勝ちたいのか。どちらが先にあきらめるのか、その覚悟と気持ちを試されるような激しい打ち合い応酬が続く。亀田の両目が腫れてきた。第11ラウンドも足を止めた打ち合い。河野の右フックで、亀田がよろよろと下がる。その左目がふさがりはじめた。ついに最終ラウンド。両者共に最後の最後まで激しく打ち合ったが、勝負は判定へ。
3−0の判定で河野がタイトルを防衛した。
試合後、河野は「この試合にすべてをかけてきた。亀田からダウンを奪えてうれしい」とリング上のインタビューに答えた。
ソフトバンクホークス日本シリーズ出場決定
〜不屈のG魂 苦悩の先に見えた光〜
- [月刊G11月号]小林誠司インタビュー〜不屈のG魂 苦悩の先に見えた光〜有料
- [月刊G11月号]宮国椋丞インタビュー〜不屈のG魂 苦悩の先に見えた光〜有料
- [月刊G11月号]吉川大幾 本誌初インタビュー〜不屈のG魂 苦悩の先に見えた光〜有料
-
1
デーブ大久保 監督辞任後は「歌舞伎町で居酒屋経営」ってホント!? FRIDAY 10月16日(金)7時30分
-
2
【日本代表】ストライカー不遇の法則。佐藤寿人、豊田陽平…それでも代表監督に愛されなかった理由 SOCCER DIGEST Web 10月16日(金)21時3分
-
3
2015年ドラフト「1位指名」はズバリ、この12人! webスポルティーバ 10月15日(木)14時30分
-
4
ガゼッタ記者「ミランは本田発言に“スルー”を決め込んだ」 SOCCER DIGEST Web 10月16日(金)16時36分
-
5
ドイツ紙、不発香川に軒並みチーム最低評価 「カーブの掛かったボールは枠を外れた」 Soccer Magazine ZONE web 10月17日(土)7時23分
読み込み中…