【BOX】興毅、判定勝ちで日本人初の世界4階級制覇
2015年10月17日11時24分 スポーツ報知
◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○亀田興毅(3-0 12回判定)河野公平●(16日、米イリノイ州シカゴ UICパビリオン)
WBA世界スーパーフライ級2位の亀田興毅(28)=亀田=が、日本人初の世界4階級制覇に成功した。2年ぶりとなった世界戦で、同級王者・河野公平(34)=ワタナベ=に挑戦し、3-0の判定(116-108、115-109、113-111)で下し、タイトル獲得に成功した。
序盤から両者ともに手数が豊富で、2回にローブローの中断明けに河野が右カウンターのストレートでダウンを奪った。3回にはホールディング行為などで興毅に2度の減点が科された。
巻き返しを図ってきた興毅も手数をさらに増して、中盤戦は一進一退の攻防。6回にはローブローをアピールした興毅に対し、レフェリーが止めないのを見て、河野が猛攻をかける場面もあった。
接近戦でもみ合うシーンが続き、9回に今度は河野がホールドの反則をとられ、減点された。両者とも最後まで手数が落ちることなく、勝負は判定にもつれた。