画像検索に表示させないようにしてNAVERまとめなどのキュレーションサイトで画像を使わせない方法
苦労して撮った写真がNAVERで簡単に使われて迷惑に感じている方の記事を読みました。
フォトグラファー・ライター・ブロガーの頸を絞める NAVERまとめ
ぼくはNAVERとかのキュレーションサイトに画像使ってもらえたら、引用元としてリンク張ってもらえるのでむしろ嬉しいと思っちゃうのですが、確かに苦労して撮ったものや、作ったもの、我が子の写真なんかをフリー画像のように使われると腹が立つ気持ちもわかります。ぼくの身の回りでも、お店の許可をもらって写真を撮らせていただいた写真を勝手にNAVERで使われちゃって怒ってる人がいましたし、こういう事例は今後も増えてくるんじゃないですかね。
NAVERの記事作成画面から画像を引用する方法ってすごく簡単で、探したいサービスを選んでキーワードを入力してクリックしてちょいちょーいってやるだけなんですよね。
▼NAVERの画像追加画面はこんな感じ
こういう手軽な感じだから画像参照先の規約とか読みにいくことなんてほとんどの人がしないだろうし、フリー素材感覚で使っちゃうんです。
まあ、NAVERは他のキュレーションサイトと比べるとAmazonとか食べログといった色んな画像参照サイトを利用できるうえ、Google画像検索は一覧の下の方に置いて使われにくくしてるだけまだマシな方なんですけど、ほかのキュレーションサイトは検索ヒット数も多いGoogleを利用しやすくなってるのでブログとかから画像引用される可能性が高いんですよねー。(全部見てるわけじゃないけど)
とにかく、この画面でGoogle検索された時に画像が表示しないようにできたら助かる人もいるっていうのが分かってもらえたと思うので、今回はGoogleやYahooなどの画像検索に画像を表示させない方法をお伝えさせていただきます。
画像検索結果に表示させない方法は3つ
サイトやブログの画像を画像検索に出させない方法は以下の3通りあります。
- メタタグに「noimageindex」を入れる方法
- robots.txtでクローラーに「見ないで」って指示する方法
- X-Robots-Tagでクローラーに「見ないで」って指示する方法
noimageindexの方法とX-Robots-Tagの方法に関しては、Googleの公式ページのGoogleがサポートしているメタタグにも書いてあるので、ぼくが書いたことを読んで「理解できない」「信用できない」って方はここ見てくださいな。ぼくも普段使うことないタグなので抜群の自信はありませぬ。
▼こんな感じで書いてます。
3つの方法について説明していきますね。
メタタグに「noimageindex」を入れる方法
<head>タグ内に以下メタタグを入れるだけ。
<meta name="robots" content="noimageindex">
そうすると、このタグが入っているページの画像が画像検索に出なくなり、キュレーションサイトで使われにくくなります。(サイトに訪問して画像を一回保存してアップロードされる場合とかは防げない)
この方法のメリットはnoimageindexが入っている該当のページで使われている画像として認知してくれるという点です。次で紹介するrobots.txtに記入する方法だとクローラーに画像を無視してしまうので、テキストだけのページという判断をされてしまいます。
▼この方法を実際に試しているページがあるので、タグを入れたけど不安な方はこちらを参考にしてみてください。
NOIMAGEINDEX インデックス実験!
robots.txtでクローラーに「見ないで」って指示する方法
robots.txtってご存知でしょうか?詳しくはGoogle公式サイトのrobots.txt ファイルについてをご覧ください。
そのロボッツテキストくんに以下を記入してアップするだけです。
User-agent: Googlebot-Image Disallow: /
この記述内容だとすべてのページで画像へのクロールをしません。画像検索で表示させたくない画像があるページを指定したい場合は「Disallow: /example.html」や、階層を含んでいる場合は「Disallow: /category/example.html」といった感じで書いてください。(categoryやexample.htmlは仮なので書き換えてくださいね)
また、robots.txtとメタタグに「noimageindex」を入れる方法の両方を設定すると、robots.txtの方が優先されます。
X-Robots-Tagでクローラーに「見ないで」って指示する方法
上記2つの方法に共通するデメリットとして、クローラーは100%指示した通りに動くとは限らないという点があります。条件によってはnoimageindexを入れているページもクロールしてインデックスしてしまうがありますし、robots.txtで弾いてるのにクロールしてくることもあります。
そこでこの、X-Robots-Tagでクローラーに「見ないで」って指示する方法で確実に検索結果から除外することが可能です。
X-Robots-Tagとは、画像やPDFデータのような、htmlとかを入れられないファイルにメタタグを適用させることができる仕組みです。
以下を.htaccessに記述することで画像検索結果に表示させないことが可能です。
<Files ~ "\.(jpe?g|gif|png)$"> Header set X-Robots-Tag "noindex" </Files>
X-Robots-Tagに関して詳しく知りたい方は、またまたGoogleの公式ページのX-Robots-Tag HTTP ヘッダーの仕様をご確認ください。
さいごに
これらのいずれかの方法を設定すれば、すでにインデックスされている画像もいずれ画像検索結果で表示されなくなり、キュレーションサイトでも勝手に使われる可能性を大きく減らせるでしょう。
キュレーションサイトに関しては、否定的な見方もありますが上位表示されている内容を見る限りはユーザーの役に立っている情報が多いと思うので、ぼくはあまり否定的には見ていません。
画像にせよテキストにせよ引用元との関係をうまく取れればいいんだけどなーと思いつつ、具体的な案もひらめかないのでこのへんでしめさせていただきます。
この記事を書いたひと
- 日常ぴよぴよの運営者です。
都内の会社でSEO担当しながら、イラストレーターや書道家やったりサイトを作ったりしてます。
Twitter:@pochimin02
ぴよたそという無料イラスト素材サイトも運営してます。
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