東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。
黄金伝説展開催中 10/16-1/11

トップ > 政治 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

安保法廃止へ連携強化確認 5野党と市民団体が対話

野党議員(左側)と意見交換をする安保法制に反対する学者、母親、学生などの団体メンバーら=16日、参院議員会館で

写真

 他国を武力で守る集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法に反対する市民団体などと野党五党は十六日、国会内で意見交換会を開いた。来年夏の参院選で与党を過半数割れにして、安保法を廃止に持ち込むため、野党共闘や各種団体との連携強化を目指し、定期的に協議していくことを確認した。

 民主党の枝野幸男幹事長は「立憲主義、民主主義を守る戦いは、より力を込めて継続していかなければならない」と指摘。「国民の声を参院選の結果にしっかりと反映させるために、野党が共闘しなければいけない」と強調した。

 会合では、保革が沖縄県名護市辺野古(へのこ)への新基地建設反対で共闘し、知事選や衆院選で勝利を続ける「オール沖縄」の取り組みも紹介。沖縄の成功例も参考に、安保法廃止に向けて、各種団体と野党五党が集会やデモなどを通して、関係を深めていくことで一致した。

 参加団体は、各界の学識者でつくる「安全保障関連法に反対する学者の会」、乳幼児の母親らが結成した「安保関連法に反対するママの会」、学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」、国会前の抗議行動で主導的な役割を果たした市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、憲法学者らでつくる「立憲デモクラシーの会」など。

 政党側は民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちが出席した。

 

この記事を印刷する

PR情報