中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[野球]中大ルーキー伊藤が初完投勝利

2015年10月16日 紙面から

リーグ戦初完投勝利を挙げた中大・伊藤=神宮球場で(小原栄二撮影)

写真

◇東都大学野球<第7週第2日> 中大7−5専大

 中大が7−5で専大に逆転勝ちし3回戦に持ち込んだ。ルーキーの伊藤優輔投手(1年・小山台)が自己最速の147キロもマークし、5失点しながらも初の完投勝利。ドラフト候補の神里和毅外野手(4年・糸満)が3年春以来の4番を打ち、同点打など3安打1打点で打線を活気づけた。国学院大が9−3で駒大を破って勝ち点を2とし、優勝争いに残った。4カードを終えて勝ち点がない駒大は4季ぶりの最下位が決まった。

 最後の試練も乗り越えた。都立の星・小山台のエースとして昨年センバツに出場した中大の伊藤が9回に4点を返されながらも逃げ切り、通算2勝目を初完投で飾った。「1年秋に、ひとりで投げ切れたのはよかった。2年春か、3年までかかるかと思った」

 直球、スライダー、カットボールすべての精度が良く3四球。「きのうは(先輩が)四球から崩れた感じだった。うまくストライクをとっていけば大丈夫だと思った」。序盤は直球で押した。3回には4番の渡辺から、自己最速の147キロで空振り三振を奪った。6点リードの9回に4安打を集中され4失点。秋田秀幸監督(60)の期待に応えて踏ん張り「完封を意識しちゃいました」と照れ笑いした。

 春にデビュー登板し、前々週の日大戦で大学最長の7イニングを投げ初勝利。順調にエースの階段を上がっている。

 秋田監督は「代えるのは簡単だったが、完投したという経験をさせたかった。投げ切ったことが、これからの野球人生に大きい」と次代のエース候補に期待を込めた。 (小原栄二)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ