クラブ批判の本田に罰金１０００万円！？

　【ミラノ（イタリア）酒巻陽子】サッカー日本代表のＦＷ本田圭佑（２９）＝ＡＣミラン＝がナポリ戦後（４日）、クラブ批判ともとれる発言をした問題で、クラブ側から罰金を科されることが１４日、濃厚となった。関係者によれば、罰金額は発言内容の過激さや当該選手の年俸などから算出され、本田の場合、５万〜８万ユーロ（６８０万〜１０８８万円）とも見込まれている。

　各クラブにはそれぞれ選手が厳守しなければならない規定がある。

　ミランの場合は特に厳格で、本田の発言はその真意にかかわらず、「クラブの内部情報の流失、クラブそのものや関係者を挑発する無断発言」にあたり、完全に罰金対象。ミランにはこのほか、練習の無断欠席、遅刻などにも罰金を設けている。

　罰金額についてはクラブと選手間で話し合い（聴取）をした上で、年俸などをもとにクラブの顧問弁護士が算出するという。ただ、選手は不服申し立てもでき、罰金額の減額など“和解”もあるという。

　本田はナポリ戦後、２試合連続でベンチを温め、出場機会が得られなかったことなどもあり、取材ゾーンで「何で（試合に）出られなくなったか分からない」「敗戦から何かを学ばないとチームの再建はない」などと不満を爆発させた。