朴大統領が米国防総省訪問 栄誉パレードなど厚遇受ける

【ワシントン聯合ニュース】米国を公式訪問中の朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が15日午前(米東部時間)、ワシントン郊外の米国防総省を訪問した。朴大統領が同省を訪れるのは就任後初めて。

 韓国大統領の国防総省訪問は2011年の李明博(イ・ミョンバク)前大統領に続き2回目。朴大統領は先月、米国やその友邦国が参加を見送る中で中国の抗日戦争勝利記念の軍事パレードに出席したが、この日の米国防総省訪問で韓米同盟の磐石さをアピールしたといえる。

 朴大統領への厚遇ぶりも際立った。朴大統領はカーター米国防長官に迎えられ米軍を観閲し、儀仗隊から略式ではない栄誉パレードで歓迎を受けた。リッパート駐韓米国大使やスカパロッティ韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防部長官、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官らもパレードを見守った。

 韓国青瓦台(大統領府)関係者は、米国が同盟国の首脳である朴大統領を最高の礼遇で迎えたものと話した。

 その後、朴大統領はカーター長官と、北朝鮮の核・ミサイル開発問題や韓米間の有事作戦統制権移管の推進、韓米のサイバー安保と宇宙分野の協力などについて意見を交わした。

 続いて朴大統領は廊下で、韓国に勤務または勤務予定のある米軍将兵と米国に派遣されている韓国軍将兵に激励の言葉をかけた。オバマ米大統領が昨年10月に国防総省を訪問した際、廊下に一列に並んだ将兵を激励する、この「ロープラインミーティング」を行っている。外国の首脳がこの形式を認められるのは異例だと、青瓦台は伝えた。

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