佐村河内氏のゴースト問題でコンサート中止…損賠訴訟が和解

　耳が聞こえない作曲家として活動した佐村河内守氏の楽曲が他人の代作だったため、予定したコンサートの中止を余儀なくされたとして、企画した「サモンプロモーション」（大阪）に、富山県文化振興財団が３１５万円の損害賠償を求めた訴訟は、１５日までに富山地裁で和解が成立した。

　原告の代理人への取材で分かった。和解の内容は明らかにしていない。

　訴状によると、財団は昨年３月、富山県魚津市で佐村河内氏の曲を演奏するコンサートを開く予定だったが、別人の作曲と明らかになり、２月に中止を決定。広告料などの損害が生じたとしていた。