ロシアのプーチン大統領は16日、軍がシリア領内で続ける空爆で「数百人ものテロリストを殺害した」と強調、拠点や弾薬庫も多数破壊したとして「目覚ましい成果」と称賛した。訪問先のカザフスタンで語った。
プーチン氏は、中東で過激派組織「イスラム国」などの勢力が力を付けているため、危険が高まっていると力説。「シリアで、『イスラム国』などのテロ集団との戦いで具体的な行動を取らなければならないという義務を感じた」と訴えた。
ロシア国防省は16日、9月30日に始めた空爆でこれまでに「イスラム国」など過激派の456施設を破壊したとロシアメディアに発表した。ロシア機の出撃回数は延べ669回で、うち115回は夜間だったという。(共同)