【ベルリン時事】ドイツ連邦参議院(上院)は16日、難民や移民の流入を制限し、保護申請処理を迅速化する法案を可決した。連邦議会(下院)は既に通過しており、実行に移される。

 同法ではアルバニア、コソボ、モンテネグロを「安全な国」に追加指定。これらの国からは原則として難民を受け入れない方針にしたことで、戦闘を逃れたシリア出身者らの手続きを速める。

 また、保護申請者が生活するための現金給付をできるだけ現物支給などに変える。