全力で取り組んだ、
オリジナル商品をプレゼン！

先日行われた「卒業制作発表会」。ペット学科2年生が今までの集大成を発表し、審査員による審査が行われました。動物看護専攻は病気についてまとめたスライドショー。キャットマスター専攻によるキャットショーやアニマルセラピー専攻によるデモンストレーション。ドッグトレーナー専攻は「トレーニングコンテスト」を実施。どの専攻も今まで学んできたことを精一杯披露し、1年生からは羨望の眼差しが注がれていました。そして、ペットビジネス専攻はペットフードコンテストを開催。テーマは「将来自分のお店で出品したいもの」。ペットビジネス専攻の学生たちの作品はただ見た目が可愛いだけでなく、ワンコのために栄養バランスがしっかり考えられたものばかり。そんななか今回見事最優秀賞に輝いたのは、羽田玲央奈さん。羽田さんの作品は『お散歩をもっと楽しく』というコンセプトから出来上がったもの。このコンセプトになったのは、担当犬制度が大きく関わっていました。羽田さんの担当犬はゴールデン・レトリーバーのたまご。当初はたまごと上手くコミュニケーションが取れず、名前を呼んでも自分のところに来てくれないこともしばしば。どうしたらもっとなついてくれるのか、羽田さんはとても悩みました。

担当犬との距離をぐっと縮めた、おやつ☆

先輩からのアドバイスもあり、「たまごとたくさんお散歩に行く！」という具体策を実行。でもお散歩に行く時でさえ、好き放題に歩いてしまうたまごに振り回されていました。その時、自分に注意を向けることが出来たのが「おやつ」でした。お散歩の回数を重ねていくごとに、たまごと打ち解けていき、お互いの距離を縮めることに成功！お散歩をたくさんすることでワンコと絆を深められることを知った羽田さんは、お散歩の時手助けとなる「おやつ」を作ろうと考案。ビーフ、チーズ、フィッシュといった３種類のジャーキー。この味にしたのは、香りが強いから。お散歩の時は外にあらゆる匂いがあり、ワンコは誘惑されます。そんな誘惑にも勝てるフレーバーをチョイス。香りだけでなく、手でちぎって与えられるようにジャーキーに切り込みを入れ、細かな配慮がなされていました。「実習で栄養について学び、ワンコの体に優しいものを自分の手で作れるようになりました。ワンコに合わせてご飯やおやつを作ってあげたい！という気持ちをしっかりカタチに出来るのは本当に嬉しいです。何より同じ想いを持った仲間と学べたことは、私にとって大きな財産です。」そんな風に話してくれた羽田さんはドッグカフェを開くことが夢。卒業を迎え新たなスタートラインに立ち、夢に向かって大きく羽ばたいていくのでした。