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治安部隊発砲で難民死亡=警告射撃が誤って命中か―ブルガリア

時事通信 10月16日(金)14時25分配信

 【ソフィアAFP=時事】ブルガリア南東部スレデツ近郊で15日、隣接するトルコから押し寄せたアフガニスタン難民に治安部隊が発砲し、撃たれた難民の男性1人が病院に搬送される途中で死亡した。
 ブルガリア内務省報道官がAFP通信に明らかにした。
 内務省高官が地元公共ラジオに語ったところでは、巡回していた国境警備隊員2人と警官1人が、トルコから国境を越えて不法入国した約50人の難民を発見。治安要員側は「逮捕の際に抵抗された。警告のため発砲したところ、跳ね返った弾が難民に当たった」と説明している。
 難民が武装していたという情報もあったが、この高官によれば、確認されていない。ブルガリアで難民をめぐって、この種の問題が起きたのは初めてで、検察が調査に乗り出したという。 

最終更新:10月16日(金)14時30分

時事通信