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旭化成 ほかの建物でもデータ転用ないか調査へ
10月15日 12時15分

旭化成 ほかの建物でもデータ転用ないか調査へ
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大手化学メーカーの「旭化成」は、子会社の「旭化成建材」が横浜市のマンションで建物を支えるくいの一部でデータの転用を行っていた問題を受けて、これまでに旭化成建材が請け負ったほかの建物についてもデータの転用がないか調査することになりました。
この問題は、旭化成建材が工事を請け負った横浜市のマンションで、建物を支える52本のくいのうち少なくとも8本が強固な地盤に届いていなかったり、地盤に打ち込まれた深さが不足したりしていたものです。
旭化成は、社内に調査委員会を設けて原因の調査などを行っていますが、くいを打ち込む工事の報告書に、同じマンションの別の棟のデータがそのまま転用されたりデータが書き加えられたりした跡が見つかったということです。これを受けて、旭化成は、これまでに旭化成建材がくいを打ち込む工事を請け負ったほかの建物についてもデータの転用がなかったか調べることにしています。調査の対象となる建物の数はまだまとまっていないということです。旭化成では「データの転用がどのように行われたのかなども含めて実態の把握を急ぎたい」と話しています。

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