産科診療の方針
当院は平成23年4月2日にご出産されました方を最後に分娩取り扱い業務を終了致しました。
しかし、長年培ってきました経験と知識を生かして、以前にも増して充実した妊娠中及び産後のケアをさせて頂く所存でございます。
当院の産科診療の基本方針は医師と助産師の共同診療です。
産科診療には助産師の技量が必須不可欠です。
当院では分娩を取り扱えませんので
- 妊婦健診はセミオープンシステムの出産をご理解下さる方、帰省分娩予定の方を対象に院長と助産師が一緒に診療を行います。
- 尼崎市・伊丹市でご出産予定の方で、有床診療所での分娩をご希望の方は是非当初からそちらで通院して頂き、先生との信頼関係を深めて下さい。
医師・助産師共同妊婦健診
伊藤産婦人科では、細かいケアをさせて頂くために、毎回院長と助産師の共同妊婦健診の形で行っております。
助産師が妊娠中の生活、乳房のお手入れ、出産の準備などについて同じ女性の視点で細かくご指導します。
次に院長が超音波にて赤ちゃんとお母様への診察をさせて頂き、妊娠が順調である事の確認をします。
充実した妊婦生活・安全な分娩・母乳を中心とした授乳は助産師の指導が欠かせないと私は考えております。
【医師・助産師共同妊婦健診】
午前の部は(月)〜(土)の9;00〜12:20
夜間の部は(水)(金)16:00〜19:00に予約制で行っております。
産科セミオープンシステム
当院は平成23年4月2日をもちまして、自施設での分娩取り扱いを終了致しました。
しかし、私どもは地域の皆様に少しでも便利で且つ充実した妊婦生活を送って頂けますよう「妊婦健診は近くの診療所で、お産は総合病院で」というシステム(産科セミオープンシステム)を行っております。
【具体的には次の様なメリットがあります】
- 自宅・職場の近くにある診療所で妊婦健診が受けられるので便利。
- 子連れでも気づかいなく、安心して健診が受けられる。
- 家族に付き添いしてもらえる土曜日や夜(但し原則金曜日に対応)に妊婦健診が受けられる。
- 母乳も含めて妊娠中そして産後も気軽に助産師さんに相談に乗ってもらえる。
- 出産は医師も助産師もたくさんいる病院でするので安心。
診療所は、平日の午後や土曜日も診療を行っているため受診しやすく、待ち時間も比較的短いというメリットがあります。
また、総合病院では、合併症や持病のある方又はリスクの高い妊婦さんの出産にも対応出来るよう人員及び診療設備を整えており、時間外や緊急時の対応も行っているという特徴があります。
診療所と総合病院のよさを整えたのが「妊婦健診は近くの診療所で、お産は総合病院で」という産科セミオープンシステムです。
喫煙反対宣言
妊娠中の喫煙による胎児への障害、また母乳哺育中の喫煙による赤ちゃんの突然死など 喫煙妊婦さんには何かが起きやすく実は非常にハイリスクな状態です。
喫煙は癌をはじめ成人病の罹患率が高い為、最近では病気と認識されながらも有効な治療法は見つかりませんでした。つまりご自分の意思で禁煙するしかありません。
喫煙されている妊婦さん、この妊娠を機会に、健康のために禁煙しましょう。
院長 伊藤 進一

妊婦生活の原則
ご懐妊おめでとうございます。
新しい命を自らの身体の中に宿すことの幸福を、心からお祝い申し上げます。
ところで、「妊娠できるなら産めるはず」「お産は自然なこと」とはいえ、現代の日常生活は、自然とはほど遠い事も残念ながら、また事実です。
ですから、自然な陣痛で順調に進むお産、そして赤ちゃんが元気に生まれてくるお産、すなわち、安産のためには、それなりの努力が必要です。
それはどんな努力かというと、自然なお産を可能にする身体と心を作る努力です。
努力の要点は運動と食事が2本柱です。
運動はなんと言ってもお散歩がおすすめです。できれば毎日最低1時間を目標に歩いて下さい。
最初はつらいかもしれません。
毎日歩いているうちに、軽々と歩けるようになります。
歩く速度も速くなって、遠くまで行けるようになります。
身体が軽く調子がよくなって、歩く事が楽しくなります。
安産の可能性がたかまります。
また、お散歩には思わぬ効用もあります。
歩きながら街や自然を観察するうち、季節が移り変わり、街中にもしっかり自然が息づいている事に気づきます。
そして、私たちもまた、自然の中で生かされている事がわかるでしょう。
というわけで、妊娠初期からしっかり歩きましょう。
次に大切なのは、食事と体重のコントロールです。
和食を基本に、1日3食を食べ過ぎないようにしっかり食べましょう。
体重増加は、もともと太っていない方で8kg~10kg程度の増加が望ましいと考えます。
もともと太めの方は、それ以下に抑えて頂くようお願いします。
例 妊娠判明時 50kgの人→出産直前頃58kg〜60 kgが理想
 初めての出産の場合、不安や分らない事が沢山有るのは、仕方の無い事です。
また、妊娠は自然なことですから、当然ある確率で異常も起こりえます。
私たちは産む人と共に、精一杯防戦に努めますが、とはいっても産科医や助産師の出来ることはたかが知れています。
どうか精一杯の努力をなさった上で、自分の身体の変化をありのままを受け入れて、産まれてくる赤ちゃんも素直に受け入れて、これからの日々を楽しんで下さい。
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