【ワシントン聯合ニュース】米国を公式訪問中の朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領は、16日(日本時間17日未明)にオバマ米大統領との首脳会談に臨む。会談では北朝鮮問題をはじめ、アジアを重視する米国のリバランス(再均衡)政策やサイバー安保などグローバルな問題が重要テーマとして取り扱われる見通しだ。
韓米首脳会談を控えた現地時間の14日、米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長とラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)、リッパート駐韓米国大使がワシントンの外信記者クラブで会見を開き、予想される議題などについて説明した。
クリテンブリンク氏は「両首脳は相互利益と関心事を詳しく話し合うことになる」としながら、「その中でも特に北朝鮮が最大の議題になるだろう」と話した。
北朝鮮の非核化をめぐり、両首脳が完全かつ検証可能な非核化という方針を再確認した上で、北朝鮮を真剣で意味のある非核化会談に戻すための方策を話し合うとの見方を示した。さらに、「北朝鮮に対し、(北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議が発表した2005年9月19日の)共同声明の約束と義務を履行すると同時に、国連安全保障理事会決議に背き地域の緊張を高めるいかなる行動も取らないよう促すだろう」とした。
また、オバマ大統領は朴大統領から最近の南北関係の状況を聞きたがっているという。南北関係の改善に向けた朴大統領の努力に支持を表明するものとみている。
ラッセル氏は外交・安保でアジアに重きを置く米国のリバランス政策に言及。同政策は2009年のオバマ大統領就任とともに始まり、今年はアジアの首脳として日本と中国、インドに続き朴大統領が訪米し首脳会談に臨むと説明した。リバランス政策で、韓国はアジア太平洋における最も中心的な国だと強調した。
一方、米国やその友邦国が参加を見送った中で朴大統領が中国の抗日戦争勝利記念の軍事パレードに出席し、これを機に韓中が急接近するのではないかとの質問に、ラッセル氏は「われわれはこの問題を『ゼロサム』として見ていない」としながら、韓国など域内のすべての国が中国と建設的な関係を持つことを勧めるとした。クリテンブリンク氏も韓中関係に対する否定的な認識をきっぱり退けた。
リッパート氏は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題が議題に上るかと質問され、「その可能性は大変低い」と答えた。同氏は韓米首脳が良い関係を築いており、それが両国関係のあらゆる分野に波及しているとした。
ラッセル氏は世界最大の自由貿易圏誕生を目指す環太平洋連携協定(TPP)に関連し、韓国がTPP加盟に関心を表明し、米国政府はこれを歓迎したと話した。