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とぴっくすTOPICS 高波謙二氏を新会長に選出、井出会長は最高顧問に、県日中友好協会定期大会(5/25) 河北省省長一行を迎えて友好提携30周年を祝う(1/26) *戦後70年を友好再出発の年に- 新春座談会・新年会(1/16) *映画「望郷の鐘」、信州から平和のメッセージ(12/6) 長野茶臼山動物園のレッサーパンダ、中国石家荘市からの親善大使だよ |
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JAPAN-CHINA FRIENDSHIP ASSOCIATION OF NAGANO PREFECTURE 長野県日中友好協会のホームページへようこそ 日中友好協会は全国にネットワークを持ち人の交流を軸に多彩な事業を展開しています。
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あなたは、 ご意見・ご質問等 jcfan@mx1.avis.ne.jpまでどうぞ |
2015年1~10月 2014年1~12月 写 2015年1~4月 2014年1~12月 |
高波謙二会長メッセージ 会長就任あいさつ 先人の平和友好の思いを継いで友好親善に邁進 *HOT SPOT 注目論点&友好論壇 |
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ご参加ください |
長野県日中友好協会ご案内 *飯田日中友好協会のホームページ *松本日中友好協会のホームページ *長野市日中友好協会だより 友好団体案内 |
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まんが 『内山完造の生涯』
千万不要在日本待的太久 絶対日本に長く住んではいけません |
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日中共同声明・日中平和友好条約・日中共同宣言・ 「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明」 *中国各地区の概況* (北京放送/中国百科) 中国の 世界遺産 友好都市提携紹介 長野県と河北省 |
長野県華僑総会 北京放送 情報ネットへのリンク |
とぴっくすつづき→写真をしてください。
写真上から 、 県日中友好協会定期大会(5/25) 、*河北省省長一行を迎えて友好提携30周年を祝う(1/26) 、*帰国者への理解を深めるつどい・体験発表と春節交流会(2/22) 、*2015日中友好新春座談会、*朱建榮氏を招き、中国建国65周年記念の講演会開催(10/2)、*県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/19) 、*現代中国の書画代表団を迎えて驥山館で書道絵画交流(9/28) 、*中国女子ジャンプ訓練隊、白馬で訓練(9/24~10/18) 、*河北省邢台市から代表団、千曲市・岡谷市と交流(9/23~24) 、*23人が出場して中国語を競う(9/23)、*長野ラジオ孔子学堂 2回目のHSKを実施(9/14) 、*石家荘市の中学生20名余が長野を友好訪問(8/27) 、*後楽寮の中国留学生25人が信州で第24次ホームステイ(7/23~25) 、*県日中女性委員会総会、”日中友好を心から願って”(6/8~9)、緑化協力・県日中友好訪中団、北京、河北、上海友人と交流を深める(5/26~6/1)、*民間交流を粘り強く、第52回2014年度県協会定期大会(5/21) 、*第37回日中スキー交流会in志賀高原一の瀬スキー場、180人の熱気(3/15~16) 、*春節にちなみ帰国者への理解を深めるつどい・体験発表と交流会(2/11
(詳しくは友好短信2015年1~7月 、友好短信2014年1~12月でご覧ください)
ご参加ください |
◎HSK中国語検定ご案内
長野孔子学堂、地元長野でHSK中国語検定試験が受けられます。詳しくはこちら→HSK
◎長野ラジオ孔子学堂中国語講座2015年度後期受講生受付中です!
≪毎週2時間の学習! 月謝は3,000円!≫
火~金曜日 入門・初級・中級・上級(それぞれ午前の部と夜の部があります)
授業見学歓迎します。ご希望の方は、事務局までご連絡ください。(TEL026-224-6517)
"言葉は相互理解と友好の架け橋"
あなたも『中国語』を学んで、中国の友人との交流を深めませんか!ビジネスにも必需の中国語、また年配の方も生き生きと学んでいます。
長野県日中友好協会と中国国際放送局は、中国語の普及や中国文化の紹介などを趣旨とする、「長野ラジオ孔子学堂」を開設いたしました。民間友好中国語学習団体としてははじめてのケースとして注目されています。
◎日中関係を考える連続市民講座「中国の歴史・文化と日本」
第19期講座が11/28スタートします。毎月1回4月まで。詳細は10月20日ご案内予定です。
◎満蒙開拓平和記念館 開館から2年余り、来場者は6万人を超えました。 お誘いあって参観ください!!
”前事不忘、後事之師”-前事を忘れず、後世の教訓とするー満蒙開拓団の歴史的悲劇を風化させることなく、平和への願いを 今、伝えたい。全国で最も多くの開拓団を送り出した長野県南部のこの地域に全国で唯一の満蒙開拓団に特化した記念館が2013年4月オープンしました。
*満蒙開拓団の歴史を時代の流れに沿って展示、映像や写真などを多く用いて、若い世代にも理解しやすい工夫をしています。「語り部」の話や証言映像などを視聴できます。資料閲覧用の資料研究室や喫茶コーナーもあります。お誘いあってご来場ください。
◇開館時間9:30~16:30(入館は16:00まで)
◇休館日 火曜日(祝祭日の場合はその翌日)、第2・4水曜日、年末年始等
◇入館料一般500円、小中高生300円(団体20名以上の場合はいずれも100円引き)
◇詳細は――>満蒙開拓平和記念館まで
<書籍案内>
◎『虹の架け橋-長野県日中友好の歩みⅢ』(2000円)
長野県日中友好協会創立50周年を記念して『虹の架け橋-長野県日中友好の歩みⅢ』が発行されました。グラビアと50年の概況に始まり、この10年間の具体的な活動の紹介、70名に及ぶ皆さんの日ごろの友好活動や友好の思いの寄稿、年表などが掲載されています。ご一読ください。370ページ。9月8日発行。
*なお、『虹の架け橋Ⅰ』(1500円・創立30周年記念)、『虹の架け橋Ⅱ』(2000円・創立40周年記念)も在庫あります。ご希望の方はお申し込みください。(FAX026-224-6518)
丹羽宇一郎・前中国大使招き、日中友好協会創立65周年記念の講演会を開催(10/9) 丹羽先生は冒頭、習近平主席とも大使在任中9回あったことがあり習氏が「日中は引越しのできない間柄で、仲良く付き合っていく以外に道はない」と言っていたことを紹介しました。「日中双方の世論調査では、嫌中や日本人が怖いなどの数字が8割を超えるなど、政府間だけでなく民間でも厳しい。交流の機会を増やし誤解を解いていく必要がある。同じ人間としてお互いに信頼しあったら日中間でも過去の歴史を乗り越えて偏見をなくしていくことができる」と強調し、日中間の全ての紛争を平和的手段で解決し、武力や武力による威嚇に訴えないと定めた1972年の日中共同声明に触れ、「声明の精神を両国が遵守するよう努力するべきだ」と訴えました。 |
お世話になりました朱丹陽老師、ようこそ王秀閣さん、歓送迎夕食会(10/6) 朱丹陽さんは2013年10月来県以来、2年間にわたり、孔子学堂の中国側責任者として、孔子学堂中国語教室と県短期大学で活躍されました。中国国際放送局日本語部のアナウンサー出身の朱さんの中国語発音指導には定評がありました。皆さんの中国語の勉強の手助けをすると同時に、中国人の生活習慣や考え方などにも触れていただくという「一石数鳥」の「中国語講座」にしたいというのが朱老師(先生)の信条でした。 「いろいろな人と知り合いけんかせずまわりの皆さんと仲良く付き合いができ大変楽しい2年間でした。スキー体験、女性委員会や高齢者の皆さんとの交流も良い思い出です。野沢菜やわさびの味も忘れられません。「北国の春」や「夕焼け小焼け」は長野の歌であることも知りました。年配の方が中国語を熱心に学ぶ姿が印象的でした。大変お世話になりました」。朱さんのあいさつに会場もシーンとなり、続いて大きな拍手につつまれました。 王秀閣さんは北京第二外国語大学卒業で九州大学留学経験もあります。放送局では「お茶あれこれ」などを担当されていました。趣味は音楽とアウトドア、河南省安陽市出身です。王さんから皆さんへの一言:「外国語の勉強はボケ防止に効果があるといわれますが、異文化への好奇心とチャレンジ精神があったからこそ勉強しようと思ったのではないでしょうか。その好奇心とチャレンジ精神を大事にしたいと思います」。 夕食会では、竹内勲・長野ラジオ孔子学堂長が主催者を代表してあいさつし、2年間にわたる朱さんの熱心な中国語指導に感謝し帰国後の活躍を祈りました。また後任の王さんの来県を歓迎し、活躍に期待しました。 会には、高波謙二県日中友好協会会長、井出正一県日中最高顧問、山根敏郎・福沢宏夫・中沢道保同副会長、土屋孝夫・県国際課課長補佐、西堀正司同理事長、西田節夫県北京放送を聞く会会長、岩下隆・県中国語を学ぶ会会長らも参加し、感謝のと歓迎の言葉を述べました。また全参加者からお別れと歓迎のスピーチ、歌などが披露され、会場は和やかな雰囲気に満ち満ちていました。最後に、全員で思い出の記念撮影をしました。 |
中国語スピーチ県大会、26人が出場して中国語を競う(9/27)
朗読部門には大学生4名と一般15名が参加、課題文の中国の物語を発表し発音や表現力を競いました。 弁論の部では会社員の吉澤茜さん(37)が3連覇し、来年1月に東京で開かれる全国大会の出場権を得ました。中国人の友人とともに、地元への外国人観光客誘致に力を入れていることを紹介し、「信州を愛し、楽しんで案内することが観光客の喜びに繋がる大切さを学んだ」と発表しました。 岩下隆審査委員長は「朗読部門の出場者は、正確な発音に心がけていてよかった。弁論部門では、自身の体験を踏まえ、民間友好に努めている様子を発表され感動した」と、評価していました。 |
第28回日中友好武術太極拳フェスティバル、ビッグハットで開催(9/27) 長野県日中友好協会の福沢宏夫副会長から激励の祝辞を戴きました。桜井啓司会長の挨拶にも触れられていましたが、あと2回で第30回を迎えることになります。 発表内容は、扇あり、剣あり、刀あり、ストーリ仕立ての演出があったり、様々な仮装が登場したりと、まさにフェスティバルらしく、皆さん、長年愛好する武術太極拳を色々な趣向で楽しんでいました。 |
中国女子ジャンプ訓練隊、白馬で訓練(9/23~10/14) 県日中スキー交流委員会を代表して矢口公勝・県スキー連盟会長が一行の来県を歓迎し、「2022年の冬季オリンピックが北京に決まり、特にスキー会場は長野県と友好提携している河北省の張家口市になった。お祝いしたい。長野県と中国とのスキー交流は30余年にわたる固い絆で結ばれている。良きライバルとして訓練に励んでいただき、北京冬季五輪でのメダル目指して頑張りましょう」と述べました。 王団長は、「30余年にわたり長野県と県スキー連盟、県日中友好協会の皆様が中国スキーの発展に並々ならぬ支援をしていただき、おかげでレベルアップできたことに深く感謝している。白馬オリンピックジャンプ台で訓練しながら日本選手に学び、メダルを目指したい」と述べました。また、宿泊先や白馬村スキークラブに謝意を表しました。 小野沢弘夫・県スポーツ課長や松本久志・小谷村長、荻原健司・県スキー連盟副会長ら関係者が出席して交流を深めました。 一行は、歓迎会に先立ち阿部守一・県知事を表敬しました。知事は「冬季五輪招致成功をわがことのように喜んでいます」と述べ、一行を親しく歓迎しました。友好提携している河北省などを毎年訪問し顔の見える交流をしていることを紹介した後、「白馬での訓練の成果に期待するとともに、交流を通じて友好を深めて欲しい」と激励しました。王団長は「白馬の素晴らしい条件を生かして訓練を熱心に行いレベルアップをはかり、22年の北京冬季五輪で頑張りたい」と決意を語りました。 訓練隊は18~21歳の5選手とコーチら計7人。9月23日から10月14日まで白馬で訓練しています。中国の女子ジャンプ陣は2010年から毎年白馬村で合宿しています。 一方、長野県スキー連盟はこの数年来、吉林省北大壺スキー場へ11月末から12月中旬まで白馬・中野・飯山・上田などの中高生を中心に選抜選手を派遣し早期トレーニングを実施し成果をあげています。 |
中国昆劇長野公演、伝統芸術の舞台に感動(9/22) 第1部は現代昆曲の最高峰と称される珠玉の舞台「琵琶夢」。後漢末の美しき歴史的才女、蔡文姫の物語で日本にもなじみの深い王昭君も夢の中に登場するなど歴史に思いを馳せることができました。第2部の「牡丹亭」は昆劇の最高傑作とされ、雅やかな歌と舞踊で綴る永遠のラブストーリーです。かつて歌舞伎の坂東玉三郎さんが日中合同公演で主役を演じたこともありました。舞台の両袖に日本語字幕が設置され、観客は主人公の演じる世界に引き込まれていきました。終演のカーテンコールでは鳴り止まぬ大きな拍手につつまれました。 中国北方昆曲劇院は600年余りの歴史を有する昆劇の伝統を受け継ぐために、58年前に設立された劇院で多くの優秀な伝統的演目を整理継承するとともに、歴史的題材と現代的な題材を応用しながら新作を発表し多くの優秀な人材を輩出してきました。 今回の公演は、東京、横浜、長野の3箇所で実施されました。長野では、県日中友好協会、長野市日中友好協会、長野朝日放送の共催で、関係友好団体の幅広い協力を得て実現できました。 高波謙二県日中友好協会会長は「文化の交流は政治のギクシャクを超えて相互理解を深めることができます。これを機に一層友好と文化交流の増進に努めたい」と語っていました。 |
第42回中国語夏期スクーリング、良く学び同学が有意義に交流(8/29~30) 開講式で竹内勲・孔子学堂長は「1974年に第1回北京放送中国語夏期スクーリングが善光寺の宿坊良性院で開かれて以降、長野では毎年スクーリングを開催してきた。スクーリングを契機に中国語を学ぶ会が誕生し、現在長野ラジオ孔子学堂として引き継がれている。中国語を使うために学ぶことが大切と思う。中国語を学び、相互理解を深め、民間交流を進めていただきたい。2日間ともに学びあい中国語のレベルアップをはかりましょう」とあいさつしました。来賓として西堀正司県日中理事長、岩下隆県中国語を学ぶ会連絡会会長が参加者を激励しました。 全体で朱丹陽・中国国際放送局アナウンサーより発音の特訓事業を受けた後、クラス別授業に入りました。 各クラスでは講師が事前に準備した教材を使って朗読・ヒアリング・文法・応用問答など熱心に学ぶ姿が見受けられました。初級クラスでは買い物やレストランでのメニュー注文などを実践形式でおこなう姿も見受けられました。中級クラスでは中国の公園風景や家庭問題などを取り上げ、上級クラスでは「長恨歌」の朗読も行われました。 河北省や石家庄市研修員を交えての交流授業では、受講生が、中国語を駆使し自己紹介や中国語との出会いなどを発表しました。研修員に対しては日本に来て感じたこと、専門や家族など次々に質問が飛び出し、有意義な交流授業となりました。 夜の交流懇親会では中国の歌や踊り、気功などが次々に披露され和やかな懇親会となりました。2日目の朝はラジオ体操、太極拳で汗を流し、再び特訓が始まりました。 受講生は、同学の皆さんの熱意に新たな刺激を受け、また楽しく交流できたと喜んでいました。「発音の特訓でなおざりになっていた発音の基本が学べた」、「中国研修生を交えての交流授業も有意義だった」、「内容が豊富で刺激された」などの感想を聞くことができました。来年の再会を誓ってスクーリングは無事終了しました。 |
第50回日中友好キャンプ、友好王国in上高地・小梨平キャンプ場(8/8・9)
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中国昆劇(こんげき)が地元長野にやってきます(9/22)前売券好評発売中です!!
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長野びんずる「日中友好連」で参加(8/1) 1万2千人の踊り手とともに長野大通り南千歳町北交差点から長野駅に向かい、方向転換して昭和通へ進みました。日中友好の提燈を先頭に、友好協会会員と帰国者、実習生などが黄色い友好法被をまとってシャモジを打ち鳴らしながら熱心に踊りました。 汗だくになりながら、元気いっぱい、エネルギーを発散させて踊りました。 河北省からの国際交流員の董彤さんや研修生の付さん賈さん、国際放送局の朱丹陽さんも初めての体験で、「夏祭りを体験できて楽しかった。良い思い出になりました」と喜んでいました。 |
中国留学生23人が信州で第25次ホームステイ(7/22~24) 22日長野駅に降り立った8名の留学生は、関係地区の皆さんの出迎えをうけました。長野オリンピック・エンブレムの前で、対面歓迎式を行い受入れホスト家庭の皆さんとお互いに紹介しあい全員で記念撮影した後、各地に出発して行きました。 留学生の皆さんは、地区協会主催の歓迎交流会や市町村長表敬懇談、地域の名所や施設などの参観、ホスト家庭での語らいなど有意義な3日間を過ごし、楽しい思い出をいっぱいにして再び長野駅に集合しました。受入れホスト家庭の皆さんと名残を惜しんで新幹線に乗り込みました。 日中友好会館は日中両国政府が共同で運営している公益財団法人で、後楽寮はその付属施設です。寮生の大半は中国の国費留学生。県協会では、ホームステイで受け入れると共に、女性委員会や地区協会が後楽寮を友好訪問し交流してきました。来県した留学生とは帰国後も文通や訪中時の再会など交流が続いています |
森田恒雄・飯田日中会長の急逝を悼む(7/5) 亡くなる前日、信濃毎日新聞の読者投稿欄「建設標」に「国民は国に再びだまされぬよう」という一文を投稿されていました。7月1日に掲載されましたが平和を心から望んだ森田さんの遺言のような文章でした。 7月5日飯田市で行われた森田さんの告別式・葬儀には1500名のゆかりの人たちが参列して、森田さんを偲びました。森田さんの思いを凝縮した一文をここに紹介しその思いを心に刻みたいと思います。(合掌) 国民は国に再びだまされぬよう 森田恒雄(元県議・飯田日中友好協会会長) 映画「望郷の鐘」は満蒙開拓団の死の逃避行、戦争の悲惨さを伝え、「中国残留孤児の父」と呼ばれた山本慈昭さんの生涯を描いた映画です。山本さんを演じた内藤剛志さんが「国が国民をだますのも悪いが、だまされるのもいかん」と訴えた言葉が、今の安倍政権の政権運営と重なり、国民がまた、だまされそうになっていると思えてなりません。 「不戦の誓い」をした憲法9条、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は憲法を尊重し擁護する義務を負うとある99条も無視した言動を黙視しているわけにはいきません。NHKの籾井勝人会長が以前、政府の方針と違った報道はできないと受け取れることを述べ、最近は作家百田尚樹さんが沖縄の新聞2紙はつぶせなどと発言していることは、許してはならないと思います。 県内の市町村議会で安保法案の廃案や慎重審議を求める意見書が可決されています。政府は民意を尊重すべきで、安保法案の撤回を強く求めます。そして阿智村の満蒙開拓平和記念館へ来て、残留孤児・婦人の悲痛な証言を聞いてもらいたいと思う昨今です。(2015・7.1信濃毎日新聞「建設標」より) |
関係好転を活かし経済交流を促進、日中経済交流促進協議会総会(6/23) 総会で、夏目潔会長は、「日中関係は昨秋の両国首脳会談以来、好転してきている。危うさもあるがしっかりしたものにしていきたい。中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、長野県経済にとっても重要な経済パートナーとなっている。今後とも経済交流の促進を図っていきたい」とあいさつしました。 内田雅啓・県産業政策課長は来賓祝辞の中で、長野県の景気動向に触れながら、中国は長野県にとってもっとも重要な貿易相手国であり上海に駐在員をおいていることなどを紹介し、協議会の活躍を激励しました。高波謙二・県日中友好協会会長は日ごろの協力に感謝し、1月には友好提携30周年を記念して張慶偉・河北省長が来県したことにふれ、「経済交流や地方民間交流が政治的ギクシャクがあっても両国の平和友好関係を持続発展させていく役割を果たしてきた。協議会の一層の活躍を願う」とあいさつしました。 14年度の事業報告と決算を承認した後、河北省はじめとした中国との経済交流の促進、講演会やセミナーの開催、観光客誘致協力などの15年度の事業計画・予算を決めました。 総会終了後、中国大使館の薛剣(せつけん)公使参事官が「中日関係の明るい未来を創るために何が求められているか」と題して講演しました。(概略下記参照) --3年間「島」と歴史問題で厳しい状況が続いたが、ここに来て再び改善の軌道に戻り徐々に交流と協力が戻りつつある。リスクを抱えながら改善するプロセスが進んでいる。一方中日関係は構造的な問題が発生しやすい歴史的な転換期にある。新たな安定的な枠組みが出来上がるまで長い時間が必要だ。そのために双方が力を入れるべきことは、 ①両国国民が両国関係の未来に対してマイナス思考からプラス思考へと転換していくこと(マスコミの責任も大きい)。 ②国民大交流の新時代を創ること。交流を通じて相手の国に対する理解を深め相互信頼を醸成していく。現在、人的往来は500万人だが今後1000万ないし2000万人になってもおかしくない。 ③ともに新たな発見をしていくこと。中国の巨大な変化、両国社会の「同質化」が急速に進んでいる。また古来から両国には共通の価値観がある。西洋文化の相対的退潮を考えれば東洋文化の復興をともに追及する価値がある。 ④利益共有を拡大すること。(AIIBの由来と目的についても詳しく説明) ⑤危機管理メカニズムをしっかり構築し運用すること。安保交流と対話を通じて安保上の懸念を払拭し不測の事態を防止する必要がある。 理路整然とした、わかりやすい講演は出席者に好評でした。最後に、記念パーティーがおこなわれ交流懇親を深めました。 |
県日中青年委員会総会、バトンを引き継ぎ拡充・活性化へ(6/14) 来賓で出席した高波謙二県日中会長は信州青年洋上セミナーで1万人の青年を中国に派遣したことや、県日中青年委員会設立に携わったことに触れた後、「青少年交流を盛んにし、友人を多く作り、世代を継いでの友好を実現していこう。青年委員会の活躍に期待する」と激励しました。 役員改選では新委員長に石崎琢哉氏、副委員長に桜井貴司、清沢浩明、馬場田正美、松澤博文、松尾卓、柿崎順一の各氏、事務局長に藤澤淳一氏などを選出しました。石崎新委員長は「皆さんの協力をいただいて、持てる力を精一杯発揮し青年委員会の組織と活動充実のために頑張っていきたい。近近の行事として8月の上高地で行われる第50回日中友好キャンプの成功を目指したい」と決意を語りました。 本年度の活動方針として、①青年委員会の拡充・活性化と事務局体制の充実、②友好キャンプや友好スキー交流会などを通じ留学生や実習生との友好交流の機会を増やし、積極的に活動にとりくんで行くこと、③戦後70年、日中友好協会創立65周年にあたり日中不再戦、平和友好の重要性をアピールしていくことなどを採択しました。 第2部の記念講演では、布施正幸・県日中事務局長が「私と中国 日中友好の歩み」と題して友好協会との出会い以降、40年余りに上る友好活動の歩みを時代背景やエピソードを交えながら紹介しました。 第3部の懇親会では日ごろの思いを語り合い心ゆくまで交流しました。 |
県日中女性委員会総会、設立40周年を迎えて(6/7~8) 島津美智子委員長は地元千曲市日中友好協会の協力に感謝した後、「県女性委員会は設立40周年を迎えた。その歩みをまとめた『虹の架け橋Ⅰ』は行動力とエネルギーを感じた。Ⅱは友好の広がりと深まりを、Ⅲは先人の志を受け継ぎ新たな発展を目指す決意を感じた。厳しい日中関係が続いたが、漸く好転の兆しが出てきた。国と国の関係はどうして紆余曲折を繰り返すのかとの思いがするが、5月の南京城壁修復20周年記念式典に参加、日中の学生たちの交流する姿に明るい光を見た思いがした。歴史を踏まえ未来を展望する新しい動きが生まれている。日中友好こそ平和への道との信念のもと頑張っていきたい」とあいさつしました。 井出正一県日中最高顧問、荒井武志県議、西堀正司県日中理事長、清水えい子女性委員会顧問、石崎琢哉県日中青年委員会代表らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。 総会では14年度の活動報告や決算報告を承認した後、15年度の活動方針と予算が採択されました。設立40周年にあたり先人の志に思いをいたし友好の促進に努めること、友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。 第2部では岡田昭雄・千曲市長が「これからのインバウンド観光」と題して記念講演しました。観光立国、観光立市を目指す日本、千曲市の現状と課題を数字を挙げてわかりやすく紹介しました。このところ急激な伸びを示している中国人観光客などをさらに大勢受け入れていくために無料LANの整備などに力を入れていくことの必要性や、河北省邢台市やインドネシアのパルパル市などとの友好交流の状況も紹介し、好評でした。 続いて、舞台女優の神田さち子さんが「忘れられない女性との出会い-”帰ってきたおばあさん”を演じ続けるわけ」と題して残留婦人との出会い以来19年間1人芝居をやってきたその熱き思いを語りました。 第3部の交流懇親会では地元の二胡奏者の長谷川さんがすばらしい演奏を披露したのを皮切りに各地区から歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変楽しい交流会となりました。最後に、来年の開催地の須坂市日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。 翌6月8日には荒砥城跡(戦国時代の遺跡)、杏の里スケッチパーク、森将軍塚などを巡り、木の花でランチ。参加者からは「大変有意義な2日間で楽しかった」との感想が聞かれました。 |
高波謙二氏を新会長に選出、井出会長は最高顧問に、県日中友好協会定期大会(5/25) 西村源・県青年委員長の司会で大会がスタート。「永久の友情を」を県日中女性委員会のリードで全員で斉唱した後、山根敏郎副会長の開会あいさつに続いて、物故された先輩の皆様に黙祷を捧げました。 井出正一会長は、「昨年11月の両国首脳会談まで厳しい状況が続いた。そうした中でもこの1年県協会や地区協会の訪中派遣や満蒙開拓平和記念館、映画「望郷の鐘」の取り組みなど成果をあげることができた。1月には河北省長が来県され30周年を祝賀するとともに新たな覚書を調印した。南京城壁修復20周年記念事業や河北省での緑化協力訪中団派遣が行われた。ようやく交流に明るさが見えてきた。本年は戦後70年、日中友好協会創立65周年にあたる。戦後70年と言える国は、世界でもまれで、今後とも平和を守っていきたい。安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話は、村山談話を踏まえた発展的なものになって欲しいが心配もある。みんなで関心を持って注視していきたい。日中友好発展のために熱心な討議をお願いしたい」と述べました。 続いて、中島恵理副知事は、日ごろの協会の活動協力に感謝した後、阿部知事が就任以来4回にわたり訪中し、河北省の張慶偉省長はじめ中日友好協会や関係者との交流を通じて相互信頼関係を深めてきたこと、その結果として、張省長一行を長野に迎えて、30周年を祝い、席上冬季スポーツと医療・介護、環境の3分野で交流協力を推進する覚書に調印したことなどを紹介しました。今後とも友好協会とともに地方民間交流にとりくんでいきたいと述べ協会の活躍に対し激励いただきました。 議長に長江忠司(飯田)・吉谷美和(中野)の両氏、大会運営委員長に金子繁三・副理事長、役員選考委員長に中沢道保・副会長、大会書記に長澤保・山崎始の両氏、議事録署名人に竹内勲・宮沢信代の両氏を選出して議事に入りました。 2014年度の活動報告(布施正幸事務局長)、決算報告(市川淳子会計理事)、会計監査報告(田近勝之監事)を承認した後、2015年度の活動方針(西堀正司理事長)、予算(桜井佐七財政委員長)を採択しました。また、役員補充では中沢役員選考委員長の選考委員会報告を了承し井出会長の後任に高波謙二氏を選出しました。 本年度の活動方針では、戦後70周年、日中友好協会創立65周年記念事業を柱として、南京城壁修復20周年記念事業への参加、緑化協力県協会訪中団派遣、中国留学生ホームステイ受入れ70周年記念シンポジウムと記念の集い開催、協会65周年記念写真展、11月の友好訪中団派遣などにとりくみ、これらの活動を通じて、友好交流の再活性化、日中の相互信頼回復に力を入れて行くことを決定しました。 会長の交代で第6代会長に選任された高波新会長は長野観光自動車社長、会長を歴任。ながのコミュニティ放送社長も務めました。現在は県交通安全協会会長。2001年度まで、県内青年が船上で生活しながら中国河北省などを訪れた県主催の「信州青年洋上セミナー」の実行委員会会長として、県と友好提携をしている河北省をたびたび訪問しています。高波会長は就任あいさつで、「内外とも諸課題は山積みだが、先人が築き上げた友好を大事にし、民間交流を充実して友好親善に邁進したい」と述べました。 |
山ノ内町、密雲県と交流促進へ覚書(5/13) 町役場で開いた調印式で竹節義孝町長と、密雲県人民政府の王穏東常務副県長が覚書に調印しました。覚書では、交流発展に向けて16年から18年に両県町の教師や学生の交流と協力を推進するほか、農業分野の知識や技術の交流強化を盛り込んでいます。公衆衛生や保健衛生の各分野での協力も確認しました。 竹節町長は「医療福祉や農業、教育などの分野で協力態勢を構築するため、改めて互いに意志を確認する機会にしたい」と語りました。 山ノ内町と密雲県は07年に友好交流を図る覚書を、08年には同じ趣旨の議定書をそれぞれ結んでいます。 密雲県の一行6人は12~14日の日程で同町を訪問、幼稚園や特定健診、介護施設、農業関係関係施設等を視察、関係者と交流しました。幼稚園では両国旗の小旗を持った園児たちに「二ィハオ」と歓迎され感激、片付けなどの習慣に感心していました。また中国でも高齢化社会を迎えつつある中で介護制度に深い関心を寄せていました。雪を活用して野菜の鮮度を保つスノーパルも興味深げでした。 |
2015年緑化協力・南京城壁修復20周年記念訪中に参加して(5/12~16)
初日は、9:30名古屋の中部国際空港から青島経由で北京空港に14:20到着。空港には中国に帰国されていた紀竑さんが出迎えに来てくださり、北京市内から石家庄市まで同伴してご案内していただきました。 北京から石家庄市までは高速鉄道で1時間半、1等車乗車記念のお菓子のプレゼントに思わずニッコリ。夕刻からは河北省友好協会の熱烈歓迎を受けました。外事弁公室の楊全社主任さんやおなじみの梁国輝・亜洲処処長さんと楽しいひとときを過ごしました。 2日目、昨年千曲市へ視察に來日された邢台市人民政府外事弁公室の裴雅鋒副主任さんと今年の3月帰国された前長野県国際交流員の白建飛さんのガイドで、邢台市博物館にて発展ぶりを示す展示物に驚嘆したのち、バスにて巨鹿県を訪問。冷やされたスイカを頂戴してから、クコ、杏、スイカズラなどの広大な果樹園を視察。ゆっくりと昼食の接待を受け、再びバスにて邢台市内丘大行山の植樹会場へ向かい、暑い陽差しのもと植樹作業を終了して、中日友好記念林の看板をバックに記念撮影。 夕刻からは、邢台市人民政府の熱烈歓迎宴を開催していただきました。 3日目は、中国国内で流行の中年女性の「広場ダンス」にしばらく見入ったのち、訪中団仲間の斉藤憲さんのお勧めで、暦の元祖と呼ばれる中国の代表的天文・水利・数学の科学者「郭守敬」記念館を参観しました。複雑なものを簡潔化するのが「科学」、単純なものを複雑にするのが「芸術」だとか。 12:25 石家庄空港から南京へ向かい16:30着。夕食時間まで総面積3000haにも及ぶ広大な孫文の陵墓である「中山陵」を見学し、レストランでの夕食で疲れを癒しました。
小雨の降る中、夕刻からのレセプションの前に、長江大橋や南京城壁も眺められる市内の高台「閲江楼」まで足を伸ばし、遠望を記念写真に収めました。 18:00からの記念レセプションは、式典会場と同じ場所に設営され、長野県のテーブル席には、以前に長野にも来られた人民中国雑誌社の皆さん3人も同席し胚を酌み交わし、アトラクションでは大学生たちの歌舞が続いたのち、長野県からは女性陣を中心に合唱で「大海啊故郷」(海はふるさと)を披露し、大きな拍手をいただいて会場が盛り上がり、参加者全員で日中友好推進を確認しあいました。 最終日は、早朝6:15にホテルを出発し、7:00発の高速鉄道で南京駅から上海へ1時間40分、バスの中から上海市内を眺めがら上海空港へ。12:10発の中国東方航空便で名古屋空港15:05着。16:00頃名古屋からタクシーに分乗して帰路につきました。お疲れ様でした。 |
石家庄市賛皇県孤山村直富希望小学校 第8回訪日団 来県(4/30)
希望小学校の子どもたちは「中国の小学校では、昼は家に戻り食事をして昼寝し、午後2時半から6時半まで学校で勉強する」と説明。同小1期生の郭安起君は「日本の大学に留学して、将来は直富商事のような会社を中国につくりたい」と話しました。一行は芋井小近くにあり、樹齢約1200年とされるエドヒガンザクラ「神代桜」も訪れました。同行した学区総校長の曹磊さんは「全校で440人いる希望小と比べると、芋井小は教師と児童が家族のような雰囲気の中で教育が行われており、素晴らしい」と話していました。 30日には日中友好協会を表敬訪問し、長野の感想について「車がブーブー鳴らさず静かに走っている。ゴミが落ちていなくてキレイ。日本の人たちは礼儀正しい」など、また、将来は「数学が好きだから教師になりたい」、「好きな英語を生かして海外留学し、作家になりたい」などの夢も話してくれました。 この希望小学校は、2004年9月、直富商事会長の木下雅裕氏が私費を寄付して設立。毎年、教師や子どもたちを日本へ招待しています。 |
長野市日中友好協会総会、関係改善推進の宣言を採択 (4/26)
安倍晋三首相と習近平国家主席が22日インドネシアで首脳会談を行うなど、関係改善の兆しも見られる中、山根敏郎会長はあいさつで「日本では相変わらず嫌中感情があるが、発展を続ける中国と真剣に付き合っていく必要がある。緑化協力や諸交流を通じて中国民衆との交流を盛んにし、閉塞感を乗り越え、両国関係が前進する年にしたい」と強調しました。 記念講演では日本語月刊誌を発刊する人民中国雑誌社東京支局の于文支局長(32)が「世代友好-知識と経験を若者の力に」と題して講演し、出席者に感銘を与えました。 |
白馬村と河北省のスキー場が業務提携-冬季五輪に協力へ(4/6) 河北省では2022年の北京とともに冬季五輪招致を目指しており、密苑雲頂楽園の林致華オーナーは「冬季五輪を是非開催したいので、協力してほしい」とあいさつ。2社の社長と下川正剛白馬村長はあいさつのなかで、冬季五輪招致の成功を期待するとともに、人材養成、観光客の相互訪問交流など幅広く協力していきたいと述べました。祝賀会では、花岡徹券国際観光推進室長、山本晋司県国際課長、布施正幸県日中友好協会事務局長、丸山仁也八方振興会理事長ら提携を祝しあいさつしました。 八方尾根スキー場は、1998年の長野冬季五輪でアルペン競技などの会場になったところで、1981年から35年にわたって中国のアルペンスキーやジャンプの代表選手の研修・訓練に協力してきた歴史があります。また本年1月末には、張慶偉河北省省長や張家口市長らが白馬村を訪れ、スキー関係者と懇談、視察しており、このたび業務提携調印となりました。 密苑雲頂楽園は北京から北西に250㌔離れた張家口市崇礼県にあり、北京冬季五輪開催にあたってはスキー競技の会場となる予定です。中国ではスキーが競技スポーツとしてだけでなくレジャーとしても年々普及が進み人気となっています。今後の交流が大いに期待されます。 |
第38回日中スキー交流会in木島平スキー場、打ち解けて友好交流(3/21~22) 開会式では島津委員長、西堀正司県日中理事長、上村力飯山日中会長が、「参加者が心を通わせ、日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」とあいさつしました。 8班に分かれて指導員のリードのもと、スキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもマンツーマンの指導でだんだんとコツを覚え、全員がリフトに乗れるようになっていきました。5回以上のスキー体験のある、かなりのレベルの人もいました。スノーボードの班も開設されました。 夜の交流会では、冒頭、長年にわたりスキー用具を提供していただき昨年逝去されたスワロースキーの故丸山哲三会長のご冥福を祈って黙祷をささげました。西村青年委員長が地元木島平村や、スワロースキー、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館の皆さんとスキー交流会を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきたい」と述べました。 女性委員会の優雅なフラダンスや、はるばる神奈川県から参加いただいたチャイ華の皆さんの活動紹介、大使館の皆さんの歌、青年委員会の踊りなどが次々と披露され、和やかで賑やかな懇親交流会となりました。中国国際放送局孔子学堂の朱丹陽さん、中野市・飯山市の日中友好協会の役員も出席し激励交流しました。ホテル側の配慮もあり2次会もカラオケで大いに盛り上がりました。 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。けが人もなく、無事スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁をおいしくいただきました。 閉会式では、裏方をつとめた女性委員会メンバーや青年委員会のメンバーに感謝の拍手が送られました。藤沢淳一青年委員会事務局長は「例年と比較すると、参加者の人数は半分程度でしたが、顔と名前の一致する中身の濃い交流ができました。参加者の皆さんからは、”楽しかった。また参加したい”との声を多くいただいたので、来年はより多くの方々に参加していただけるのではないかと期待しております」と語っていました。 |
帰国者への理解を深めるつどい・体験発表と春節交流会(2/22) 第1部では主催者を代表して小口由美・県地域福祉課長と井出正一・県日中友好協会会長(元厚生大臣)があいさつし、「長野県は全国一満州開拓団を送り出し多くの犠牲を出した。日中国交正常化以来、長野県に永住帰国した1世は約400名で、その家族合わせると4200人の中国帰国者の皆さんが県内で暮らしている。2008年には新帰国者支援法が施行され、更に昨年10月からは1世の配偶者支援の態勢ができた。一方帰国者1世の高齢化が進み、引きこもり防止や介護、2世の就労などの課題もある。帰国者の皆さんが、地域や県民の皆さんの理解を得て、平穏で幸せな生活を送ることができるように国、県、市町村、関係者が連携して支援活動に取り組んで行きたい。満蒙開拓平和記念館も一昨年春オープン以来、5万5千人余りの参観者が訪れて全国的な関心を集めていてよろこばしい。尖閣問題で厳しい状況が続いてきた日中関係も昨年11月に3年ぶりに両国首脳会談が実現し明るさが見えてきた。帰国者の皆さんには平和の尊さを身にしみて感じておられる。友好の架け橋としても活躍願いたい。春節にあたり楽しく交流し理解を深めましょう」などと語りました。 体験発表で大石文彦さん(73)=長野市=は、「3歳のとき終戦間近の1945(昭和20)年5月に宝興長野郷開拓団として家族と一緒に旧満州の延寿県宝興に渡った。戦争末期で廃業に追い込まれた長野市内の商工業者を無理やり説得して組織された開拓団だった。母が妊娠していたが強引に送り出されることとなった。慣れない農作業、落ち着くゆとりもなく敗戦、冷静な団長の判断で、逃避行での被害は最低限に抑えられたが、産声を上げた赤ちゃん(弟)は、冷たい雨に打たれて3日で死んでしまった。現地の人に助けられ自分は母とともにその後7年中国に滞在。さまざまな困難も体験したが1952年7月帰国できた」と振り返えりました。その上で、「日本は戦争で多くの人の命を失い、中国の人々に取り返しのつかないことをした。もうあんな悲劇を繰り返してはいけない」と強調しました。大石さんは自らの体験を『活(いきる)-戦中戦後中日でで活き抜いた少年の物語』(信毎書籍出版)としてこのほど出版しました。 伊澤玲子さん(35)=上田市=は、帰国者2世の立場から「日本での出会い」と題して体験を語りました。「中国にいた小学生の頃、自分が日本人であることを恥ずかしいと感じていたが日本に来て日本人と接することで日本の悪いイメージが覆り日本人であることに自信を持てるようになった。お互いに悪い部分をクローズアップするのでなく自分の目で見て感じて互いの国を知ることが大事」と語りました。 第2部の東京中国歌舞団の公演では、陽二蓮さんの歌の世界と劉錦程団長の揚琴演奏を楽しみました。会場は春節の華やかな雰囲気に包まれました。最後に陽さんのリードで「北国の春」と「大海啊、故郷(海はふるさと)」を歌いました。 第3部の春節交流会では長野市日中女性委員会の皆さんが友好の黄色のハッピ姿で、交流会を進行し・盛り上げに大活躍でした。アトラクションとして臼と杵を使って、帰国者の皆さんが次々と餅つきを体験しました。抽選会も行われくじを引き当てた人たちが羊のぬいぐるみや切絵のカレンダーなどの景品を受け取って喜んでいました。松本、飯田、上田、長野の日本語教室に通う帰国者の皆さんが「早春賦」「ふるさと」「ソーラン節」「長野賛歌」などを一生懸命歌い大きな拍手を受けました。最後に中国の東北地方に伝わるヤンコー踊りを会場いっぱいににぎやかに踊りました。参加した帰国者の皆さんは「中国の春節を祝いながらみんなと集まれるこの会を毎年楽しみにしている」と語っていました。 飯田下伊那、伊南、松本、佐久、上田、千曲、長野、中野、飯山などからおおぜいの帰国者や支援者、市民のみなさんが参加しました。中澤敏正県地域福祉課長補佐、宮川あゆみ同係主査、小林佑一郎元中国帰国者定着促進センター所長、田中幸廣長野市厚生課長、朱丹陽中国国際放送局孔子学堂担当者、森田恒雄・中沢道保・福沢宏夫・清水えい子各県日中副会長、池上一巳上田日中会長、西沢毅県日中帰国者留学生委員長、金子繁三長野市日中理事長、布施正幸帰国者交流センター次長らも出席し帰国者を激励し交流しました。 |
上田日中友好協会が創立60周年を祝う(2/8) 池上一巳会長は「中国大使館や寧波市からも代表を迎えて盛大に60周年を祝えることをありがたく思う。厳しかった日中関係もやや春めいてきた。冬は必ず春になる。私たち庶民が『民をもって官を促す』友好協会の理念を高く掲げ、益々精進していきたい」とあいさつ。 また茅野光昭記念誌編纂委員長は、「上田と中国の歴史を担ってきたのは上田日中友好協会の歴史そのもの。この歴史を後世に伝え『前事不忘、後事之師』としていきたい」と報告しました。 母袋創一・上田市長、李偉・寧波市代表、井出正一・県日中会長、田培良・中国大使館参事官らが上田日中の功績を讃え、今後の活躍を祈って祝辞を述べました。 同協会は1955年6月、日中友好協会上小支部として結成。また中国浙江省寧波市とは1995年に友好交流都市提携を調印し20年を迎えました。今までに市民訪中団、中学生のジュニア大使派遣、行政や経済団体との交流、さらに帰国者の日本語教室、帰国者霊園の開設、中国語講座の開催、会報の発行など日中友好促進に貢献してきました。昨年8月には上田創造館で「上田と中国交流歴史展」を開催し、広く市民に上田と中国の2千年にわたる交流の歴史を紹介し好評でした。 |
日中友好新春女性のつどい、”言葉でつながる日本と中国”(2/5) 島津委員長は映画「望郷の鐘」や汪婉大使夫人を囲んでの女性懇談会での開拓団関係者の発言を紹介し2度と日中は戦争をしてはならないと述べ、「日中関係にはやや明るい兆しが見えてきたように思う。本年は長野県日中女性委員会設立40周年の節目の年。改めて日中友好にかけた先人の志に思いをいたし、友好の流れを滞らせることなく地道に活動を積み重ねてまいりましょう」とあいさつしました。 来賓として山根敏郎副会長や清水えい子女性委員会顧問、西堀正司理事長西村源県青年委員長らが、女性委員会の日ごろの活躍に感謝した後、「天の半分を支える女性のパワーと民間の総合力で、平和と繁栄に重要な意義を持つ友好を前に進めていきたい。女性委員会の新年の活躍に期待します」と激励しました。 第1部の研修会では、中国国際放送局長野孔子学堂の朱丹陽先生が「言葉でつながる日本と中国-ひつじ年と現代中国事情」と題してお話していただきました。旧年を追い払う爆竹の由来や赤が魔よけの意味を持つことなどや日本でもおなじみのひつじにちなんだ四文字熟語など興味深いお話をしていただきました。また昨年の中国十大ニュースの画像を交えての紹介もわかりやすく好評でした。 第2部の交流懇親会では、ジャンケンゲームやフラダンス、「大海は故郷」の合唱、上田の踊りなどが次々と披露され盛り上がりました。最後に全員で大きな輪を作り、「ふるさと」をうたいました。当面する3月の日中スキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。なお当日は女性委員会の皆さんが持ち寄った品々でバザーを行いました。 |
河北省代表団、白馬などの五輪ノウハウを視察交流(1/27) 代表団は、太田文敏白馬村副村長や矢口公勝県スキー連盟会長はじめ白馬村の行政・スキー関係者20人と白馬八方文化会館で懇談。張省長は「冬季五輪を開いた豊富な経験がある白馬村などと交流し、冬季のスポーツ産業、冬の観光を盛んにしていきたい。冬季五輪の企画と運営の経験と終えてからどのようにその成果を活用しているかなど勉強したい」とあいさつ。 長野五輪の前後12年間にわたり村政を担った福島信行元村長(大北日中友好協会会長)は、招致活動、計画、運営、宣伝などに携わった経験を振り返り、競技に関しては人材も豊富でFISからの評価も高かったことなどを紹介、知名度向上で「世界中からスキーヤーが訪れる場所になった」と説明。後利用としては一部競技施設の維持管理が負担になっていることにも触れました。長野五輪でアルペン競技委員長だった丸山仁也氏は、かつて2度にわたり張家口の崇礼県を訪れ、スキー場のコース設計などを助言したことなども紹介した後、競技前のコース整備や競技審判員等のスタッフの養成確保が大切だと述べました。 代表団は懇談後、「白馬 山とスキーの総合博物館」を丸山庄司館長の案内で参観した後、白馬ジャンプ競技場と白馬スノーパーク(クロスカントリー競技場)を視察しました。代表団に同行した張家口市オリンピック招致委員会メンバー(侯亮・張家口市長ら5名)はその後長野市内の選手村、開会式場、Mウエーブオリンピック記念館なども視察しました。 |
河北省省長一行を迎えて友好提携30周年を祝う(1/26) 阿部知事は「日中両国の戦略的互恵関係の、地方交流のモデルケースになるよう最大限の努力をしたい」とあいさつ。張省長は同省張家口市が北京市と共催で2022年の冬季五輪を招致していることから、五輪を開催した県内市町村との連携を希望。覚書を交わし「関係者が手を携えて素晴らしい成果をあげていきたい」と述べました。 また相沢病院(松本市)と河北省老年病医院、松本歯科大(塩尻市)と同省の衛生計画生育委員会がそれぞれ、職員や学生の派遣などで交流を深める協定を結びました。 式典には来賓として汪婉参事官(大使夫人)、風間辰一県会議長、井出正一県日中友好協会会長が出席し、それぞれの立場から祝辞を述べました。汪参事官は長野県と河北省が長年にわたって交流を深め、地方交流のモデルケースになっていることを評価し、省長クラスとしては、本年初となる訪日の成功を祈りますと激励しました。井出会長は、一行の来県を心から歓迎し、30年来の両県省の交流成果を踏まえ、日中関係が厳しい中でも民間地方交流を進めてきたことを紹介し、「平和を大切にして両県省が次なる30年に向かって友好の絆を強めるため民間の立場からも頑張っていきたい」とあいさつしました。 一行は翌27日、白馬村を訪問し、オリンピック開催にかかわった村、スキー連盟、大北日中友好協会関係者の歓迎を受け交流懇談しました。その後オリンピックジャンプ台やスノーパークなどを視察しました。 ≪中国国際放送局日本語版のホームページにも紹介されました→長野県・河北省友好提携30周年記念レセプションが開催≫ |
戦後70年、友好協会創立65周年を友好再出発の年にー 新春座談会・新年会を開催(1/16) 新春座談会では「11月北京で開かれたAPECを機に3年ぶりに両国首脳会談が実現し、再出発の基礎ができた。戦後70周年・日中友好協会創立65周年の節目の年に当たり、粘り強く日中の平和友好の大切さを内外にアピールし、友好交流の回復・発展と信頼関係の回復に努める」との方針を確認し、活発に意見交換が行われました。民間の立場から、真剣に友好活動に取り組んでいる様子などが紹介され、日中不再戦・平和友好の原点に返って友好活動にとりくんでいこうという決意が熱心に語られました。中国大使館友好交流部の孫永剛一等書記官と王磊三等書記官も出席され、耳を傾けました。新年会には加藤さゆり副知事をはじめ国会議員や各界来賓も出席され盛会裏に開催されました。 日中友好新春座談会は、西堀正司理事長の司会で進められ、冒頭、昨年逝去された先輩役員会員に黙祷をささげました。 井出正一会長があいさつし、各地区での活躍に敬意を表した後、「日中関係に明るさが見えてきた中で、不測の事態を避けるための海上連絡メカニズムの協議なども始まった。よい方向に進むことを期待したい。1月下旬には河北省から張慶偉省長一行が来県されることとなった。県とともに歓迎したい。満蒙開拓平和記念館も開館以来入場者が5万人を越えた。映画「望郷の鐘」が制作上映され大勢の方に観ていただいた。歴史の教訓を心に刻みたい。本年は戦後70年の節目の年に当たる。戦争に巻き込まれることなく70年やってきた。吉永小百合さんも非戦の継続を呼びかけておられた。平和の歩みを続けていきたい。本部の計画している南京城壁修復20周年記念事業に積極的に参加し、併せて第3次内丘県緑化プロジェクトにも多くの会員の皆さんとともに参加したい」」と述べました。 また孫一等書記官が県日中女性委員会が大使館を訪問し交流したことや長野県と河北省との交流に大使館としてもエールを送り応援してきたことに触れ、長年県協会は多大な貢献をされたと評価し、「昨年11月の北京でのAPECの際に日中首脳会談が実現したことは重要な一歩。4項目の合意と首脳会談によって、戦後70年となる節目の年は、日中関係が明るい年になるよう頑張りたい」とあいさつしました。 続いて布施正幸事務局長が第2回理事会(12/2)で決定された今年の主な事業計画を報告しました。「日中関係に明るさが見えてきた中で、戦後70年、協会創立65周年の記念事業を柱に友好信頼関係回復・協力促進に努めていきたい。河北省省長一行を迎えての記念歓迎行事への協力、70周年記念のシンポジウムの開催、南京城壁修復20周年記念事業への参加、太行山河北省内丘県での緑化協力プロジェクトの実施、満蒙開拓平和記念館運営への協力、長野ラジオ孔子学堂のHSK中国語検定試験実施協力、留学生ホームステイ受入れなどにとりくんでいきたい」と述べました。 続いてディスカッションに入り、日中関係の現状と課題、地区活動や各分野の交流などについて活発に意見交換が行われました。 日中関係の現状については、日中首脳会談を契機に好転を期待し日中不再戦・平和友好の決意が語られました。戦後70年に当たり、日本はあくまで平和の道を歩むべきで、日中関係がだめになったら日本の前途はないので、村山談話の精神を大切にし正しい歴史認識を持って長所を学びあい、具体的交流機会を多く作り、草の根の民間・地方交流を進め両国民の相互信頼を回復していくことを確認しました。 また、中国語の普及に全県レベルの連絡会を復活させて取り組みたい、中国人観光客の受入れに自治体と協力して取り組む、地方都市同士の交流を通じての新たな友好都市提携実現を目指す、平和を望む友好活動を青年層にアピールして会員を拡大する、女性委員会活動への理解を得て女性の友好の輪を広げる、河北省への合弁企業進出計画が進んでおり理解を得たい、帰国者への理解を深めて地域で支援していきたい、満蒙開拓平和記念館の運営と語り部運動を通じて若者に平和の大切さをアピールしていきたい、映画「望郷の鐘」の上映会に取り組み日中不再戦・平和擁護を市民ににアピールしたい、大学生インターンシップや医療交流などを通じて長野県の良さを中国人に知ってもらうため協会はチャンネルの役割を果たして成果をあげていきたい、長野冬季オリンピックの経験を河北省に紹介していきたい、中国との交流の歴史を地域の人々に紹介し共有していきたいなど抱負を語り合いました。 加藤さゆり副県知事、孫一等書記官、小松裕・井出庸生衆議院議員、若林健太・小坂憲次(代)参議院議員、竹内久幸・荒井武志県議から激励の祝辞をいただき、倉田竜彦県日中友好促進議員連盟会長の音頭で乾杯しました。 加藤副県知事は、日ごろの友好協会の活動協力に謝意を表したのち、「近く河北省長一行を迎える。一昨年秋の阿部知事と張省長との会談で、新たな交流のスタートを約束した。長野オリンピックの経験を紹介し(2022年中国は北京冬季五輪に立候補しており、スキー種目を河北省張家口市で開く計画がある)、医療関係や環境方面の交流を深めていきたい」と述べました。 懇親会の中のスピーチで、王昌勝県華僑総会会長、白建飛国際交流員、朱丹陽中国国際放送局長野孔子学堂代表などから激励をいただきました。親しく懇談交流が行なわれ会場は和やかな雰囲気に包まれました。白鳥博昭県国際課長の音頭で日中友好協会の万歳が行なわれ1年の活躍を誓って散会となりました。 来賓として前記のほか王磊三等書記官、小山富男県国際化協会事務局長、塚田佐元長野市長、太田文敏白馬村副村長、﨤町健長野市国際室長、岡村重信県経営者協会事務局長、西村昌二県中小企業団体中央会参事、山﨑猛県商工会連合会管理チーフリーダー、村山智彦県平和人権環境労組会議共同代表、井口弥寿彦信濃毎日新聞社総務局長、楊静松本歯科大学歯学部講師らのご臨席をいただきました。 |
<年頭ごあいさつ> 戦後70周年、平和友好の誓い新たに 昨年は新中国建国65周年という節目の年であったにも拘わらず、日中関係は尖閣問題と靖国参拝=歴史認識をめぐって対立したまま凍りついた状態が秋まで続きました。政治分野にとどまらず経済・文化・民間交流や地方交流にも深刻な影響をもたらしました。アジアと世界の安定と繁栄に大きな責任を有する両国の対立は、周辺諸国だけでなく多くの国々に不安と危惧を抱かせています。 斯様な状況下でしたが県協会は、地区協会や関係諸団体の協力のもと、こんな時こそ民間の活動が必要なのだと恒例の継続事業を中心に日中友好の大切さを県民にアピールしてまいりました。地区協会では6月に上田日中が寧波市、軽井沢日中が承徳市へ、7月には須坂市日中が中学生交流を中心に四平市へ、8月には石家荘市の中学生20名が長野市へ9月には邢台市の代表団が来長、千曲市・岡谷市を訪問するなど逆境にめげない交流ができたこと、さらに満蒙開拓平和記念館の参観も開館以来10月までに5万人を超えましたし、映画「望郷の鐘」も上映の運びとなりました。関係各位のご努力とご熱意に心から敬意を表します。 11月北京で開催されたAPECを機に漸く両国首脳会談が3年ぶりに実現しました。明るい兆しが見えてきたと考えたいのですが、わずか30分足らずの会談であり、合意された内容は双方に都合よく解釈できる箇所もあり、ガラス細工のような脆さを有しています。不測の事態を予防すべく連絡メカニズムのチャンネルを多方面にわたって制定し、それを制度化しつつ戦略的互恵関係を再構築する必要があります。 今年は戦後70周年、日中友好協会創立65周年を迎えます。「戦後70年」といえる国はアジアいや世界においてもそう多くはありません。大切にしていかねばなりません。本部の計画している南京城壁修復20周年記念事業に積極的に参加し、併せて第3次内丘県緑化プロジェクトにも多くの会員の皆さんと参加できたらと考えます。 新春には河北省の張慶偉省長を団長とする代表団が来県されることが、11月の北京での第2回知事省長フォーラムの席で阿部知事に表明があったそうです。私たち県日中としても心から歓迎したいと思います。 今年も力を合わせて頑張りましょう。 |
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注目論点&友好論壇
このコーナーでは日中関係で注目される論点&論壇を紹介したり、日中の平和・友好・共生を願う皆さんのご意見などを紹介しています。
友好論壇・提言&時事解説
◎井出正一最高顧問の日中関係論文集
◎<資料>「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)
◎<資料>小泉首相の靖国参拝問題
◎<資料>日中関係の改善に向けた話合い(日中4項目の合意)(14.11.7)
◎中日友好交流大会での習近平国家主席の演説(2015.5.23)
(2015)
<資料>国民は国に再びだまされぬよう--森田恒雄・元県議・飯田日中友好協会会長--信濃毎日新聞(15.7.1)
会長就任あいさつ--長野県日中友好協会会長 高波謙二(15.5.25)
戦後70年、今、日中戦争の歴史に向き合う--長野県日中友好協会事務局長 布施正幸(15.3.16)
<年頭ごあいさつ> 戦後70周年、平和友好の誓い新たに-- 井出正一会長メッセージ(15.1.1)
新春メッセージ--中華人民共和国駐日特命全権大使 程永華 (15.1.1)
日中友好の原点を大切に--長野県日中友好協会理事長 西堀正司 (15.1.1)
日中友好 私の提言--小諸市日中友好協会会長 佐々木治夫(15.1.1)
戦後70年・日中友好協会創立65周年を平和友好再出発の年に--長野県日中友好協会事務局長 布施正幸(15.1.1)
(2014)
<資料>3年ぶり首脳会談 日中改善の歩み着実に--毎日新聞社説(14.11.11)
<資料>村上春樹氏「日本人は自らを第2次大戦の被害者と認識している、戦争も原発も責任回避」(14.11.3)
建国65周年を迎えた中国と日中関係の今後--朱建榮・東洋学園大学教授(14.12.2)
日中不再戦・平和友好こそ日本の国是--長野県日中友好協会理事長 西堀正司(14.8.1)
<資料>中国と心の交流---稲盛和夫・京セラ名誉会長--日本経済新聞電子版(14.6.16)
最近の日中関係を考える--長野県日中友好協会理事長 西堀正司--須坂市日中定期総会講演(14.5.24)
<資料>尖閣問題でオバマは安保適用だけに言及した訳でない。他に3点、報じないマスコミ---孫崎享(2014.4.25)
長野が好き!--張金霞(長野県国際交流員・河北省滄州市(14.4.2)
<資料><ジャッキー・チェンさん>「日中対立は有害無益」---毎日新聞【北京・工藤哲】(14.3.13)
<資料>どこが反日? 上海の大型書店には日本の本が平積みされていた 中島恵:ジャーナリスト(14.3.10)
<資料>浅田真央が最後に見せた本来の姿、数えきれぬ人の涙誘う「勝負とは関係ない感動があった」=中国報道(サーチナ14. 2.21)
<資料>高社郷集団自決の悲劇を繰り返さないために-終戦の事実を告げられなかったための悲劇-篠原孝メールマガジン361・362号(14.2.7)
<資料>日本どこへ、過剰な米依存気づく時(寺島実郎・日本総合研究所理事長)--信濃毎日新聞(14.1/9)
安倍首相の靖国参拝に抗議する--長野県日中友好協会理事長 西堀正司(14.1/1)
日中不再戦、平和友好を誓い、本気で中国と付き合おう--長野県日中友好協会会長 井出正一(14.1/1)
初春を迎えて/「顔の見える交流」重ね、次代を見据えた新たな交流を--長野県知事 阿部 守一(「日本と中国」長野県版新年号14.1/1)
新春賀辞/手を携え、創新に努め、両省県の友好事業に新しい未来を--河北省人民政府省長 張慶偉(「日本と中国」長野県版新年号14.1/1)
新春メッセージ/国民交流の重要性を再認識し力を入れて推し進めましょう--中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華(14.1/1)
覇権反対、平和友好を築こう--長野県日中友好協会理事長 西堀正司(14.1/1)
2014年、日中関係の危機を打開し、平和友好の道を再び作ろう--長野県日中友好協会事務局長 布施正幸(14.1/1)
「満蒙開拓平和記念館」平和教育の拠点として~記念館脇に「平和友好の碑」を設置--満蒙開拓平和記念館専務理事 寺沢 秀文(14.1/1)
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