ドイツの難民申請数は100万件を超える
ハンガリーにいる難民を無制限に受け入れていることで、ドイツは上を下への大騒ぎになっている。怒涛のように押し寄せる難民。受け入れを義務付けられている各州は、すでにパニックになっている。
大きなテント村をつくって、とりあえず難民を収容している場所もあるが、ドイツはもう最低気温が0度に近い。屋外にディーゼル燃料の巨大な機械がいくつも並び、そこで作った温風を太いパイプで24時間、テントに吹き込んでいるのだが、なにしろ断熱効果のまるでないペラペラのテントだ。
ほとんど暖かくならない上、機械の故障も相次いでいるという。本格的な冬までにはどうにかしなくてはならない。
ハンブルクでは、いよいよ場所がなくなり、使っていない民間の商業施設を市が没収できるよう、臨時の規則が作られた。警察が、倒産したテニスクラブの屋内競技場の入り口をドリルでこじ開けている映像がテレビで流れ、かなりショックだった。今、ドイツでは、多くの体育館で難民が寝ている。
一方、笑いが止まらないのは、簡易ベッドや寝具、コンテナハウス、テント、簡易トイレ、そして、前述のディーゼル暖房装置などを納めている業者だろう。一部の人にとっては、棚から牡丹餅のチャンスだ。
ただ、州政府と自治体は本当に困りきっている。どんどんやってくる難民たちだが、衣食住の世話だけでなく、彼らに本当に難民資格があるのかどうかも審査しなくてはならない。ところが、あまりの数でとても追いつかない。
申請者数は、去年は20万で、今年は100万を超えるという予想。審査が滞っている書類は、ドイツ全国ですでに何十万件にも上っているという。
どれぐらいの数の難民が、最終的にドイツで受け入れられるのかはまだわからないが、仮に半分が残るとしてもすごい数だ。現在、難民関係の職員が増員されているところだが、子供は就学の義務があるので、教員も増やさなければならない。
また大人にも、語学コースだけでなく、職業訓練が必要だ。心的外傷に悩む人々もいるので、ソーシャルワーカーや心理学者も動員されている。
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