川内原発:2号機も再稼働 新基準で1号機に続き2基目
毎日新聞 2015年10月15日 10時43分(最終更新 10月15日 11時25分)
九州電力は15日、川内(せんだい)原発2号機(鹿児島県薩摩川内市、出力89万キロワット)について、原子炉を起動し、再稼働した。東京電力福島第1原発事故を教訓に策定された新規制基準に基づく再稼働は、川内原発1号機に続いて全国で2基目。
川内原発2号機は15日午前10時半、中央制御室で運転員が起動レバーを操作し、原子炉を起動した。午後11時ごろに核分裂反応が安定する「臨界」に達する予定だ。発電と送電は21日に始め、出力を段階的に上昇して11月上旬にフル出力運転となる見通し。九電は原子力規制委員会による最終検査を受け、11月中旬に営業運転への移行を目指す。
川内原発2号機は2011年9月に定期検査に入り、約4年1カ月間運転を停止していた。約4年3カ月ぶりの稼働だった川内原発1号機は出力上昇中に復水器に海水が混じり込むトラブルが起きている。九電は今年9月に9日間かけて2号機の復水器の配管検査などを実施しており、今後も慎重に作業を進める方針。
九電は8月11日に川内原発1号機を再稼働し、約1年11カ月ぶりに国内の「原発ゼロ」状態が終わった。約2カ月後に川内原発2号機も再稼働したが、3基目以降の原発の再稼働時期ははっきりしない状態だ。
規制委の安全審査に合格している原発は川内原発1、2号機のほかに、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の3基ある。高浜原発3、4号機は運転差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定が覆らない限り再稼働できない。伊方原発3号機は今月、町議会と県議会がそれぞれ再稼働に同意したが、使用前検査は始まっておらず、再稼働は年明け以降になる見通しだ。【遠山和宏、浅川大樹、神崎修一】