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マイナンバー汚職 受注決定直前に賄賂受け取りか10月16日 4時28分
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マイナンバー制度の導入に向けた厚生労働省のシステム設計などの業務を巡る汚職事件で、逮捕された室長補佐が賄賂を受け取っていたのは、贈賄側の会社の受注が正式に決まる直前だったことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は契約が確実になった段階で賄賂を要求したとみて、いきさつを調べています。
この事件は、厚生労働省情報政策担当参事官室の室長補佐中安一幸容疑者(45)が平成23年、マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡り、都内の情報関連会社に便宜を図った見返りに、現金100万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。警視庁によりますと調べに対し、容疑を認めているということです。
これまでの調べで、室長補佐は平成23年11月の上旬に100万円を受け取った疑いがもたれていますが、その後の調べで、この時期は厚生労働省の審査をへて、贈賄側の会社の受注が正式に決まる直前だったことが警視庁への取材で分かりました。会社は入札の仕様書の原案を作っていたことから、審査では仕様書に沿う提案が高く評価され、契約がほぼ確実な状況になっていたということです。警視庁は、室長補佐が契約が確実になった段階でみずから賄賂を要求したとみて、当時のいきさつを調べています。
これまでの調べで、室長補佐は平成23年11月の上旬に100万円を受け取った疑いがもたれていますが、その後の調べで、この時期は厚生労働省の審査をへて、贈賄側の会社の受注が正式に決まる直前だったことが警視庁への取材で分かりました。会社は入札の仕様書の原案を作っていたことから、審査では仕様書に沿う提案が高く評価され、契約がほぼ確実な状況になっていたということです。警視庁は、室長補佐が契約が確実になった段階でみずから賄賂を要求したとみて、当時のいきさつを調べています。