映画『幽霊Phantom, The Submarine』(1999年)、『Natural City』(2003年)を手がけ、テレビアニメ『ココモン』シリーズ(2011年)でも知られるミン監督は、3年前からVセンターの空間設計をしてきた。ベテラン俳優でもあるシン・ヨンギュン・ハンジュ・ホールディングス・コリア名誉会長が「一般の人々が喜ぶ楽しい文化スペースを作ってほしい」と要請し、土地と資金を提供した。ミン監督は「子ども向け科学教室やロボット教室を常設します。テコンVからパンチが発射されるのも見られるでしょう」と言った。オープンを前に、現在の心境を尋ねた。
「失敗を覚悟して飛び込んだので、万感の思いです。私には人生後半戦のスタートとなる最も大きなプロジェクト。変身はできないけれども、大きくてどっしりとしたテコンVの良さを今の子どもたちにも伝えたい。大人たちにとっては心休まる場所になるでしょう。お父さんたちも子どもたちも喜ぶ空間にしました」
Vセンターとソウル特別市都市鉄道公社5号線・高徳駅の間で往復シャトルバスが運行される。「『ココモン』は娘のために、『Vセンター』は息子のために作ったものです」とミン監督は言った。構想中の次回作『ロボットテコンV』ニューバージョンだ。ミン監督は「アニメになるかもしれないし、『トランスフォーマー』のような実写映画になるかもしれません。Vセンターでももっと企画やサービスを増やしていきたいです」と笑顔で語った。