【コラム】敗北や挫折に学ぶスポーツ

プレジデンツ杯の真の勝者

 米国選抜と欧州を除く世界選抜による2年に一度のゴルフ対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」(以下、プレジデンツ杯)が数々の名勝負を生み出して11日に幕を下ろした。ゴルフ最強国を自認する米国が千辛万苦の末、1点差で辛勝した大会だったが、開始前にはいろいいろな話が飛び交った。ゴルフ宗主国のイングランドをはじめ欧州の選手がいない世界選抜チームは、これまで米国に相手にされていなかった。プレジデンツ杯はヨーロッパと米国の対抗戦「ライダーカップ」に参加していないゴルフ非主流国の喪失感を埋める性格が強かった。このため大会開幕前、米国には「この大会をやらなければならない理由が何なのか分からない」と大会の存在意義そのものを疑問視するゴルフ・コラムニストまでいた。

 しかし、「アンチ・プレジデンツ杯」論はもはや意味がなさそうだ。国籍・言語・文化が違う選手たちが集まった世界選抜チームの反撃はこれまで以上に強く、鼻っ柱の強かった米国をがけっぷちに追いやった。世界選抜チームのニック・プライス団長は「プレジデンツ杯は新たな命を見いだした」と言った。

 戦争はたった1回の敗北ですべてが終わる。だが、スポーツは違う。敗北の中から勝つ方法、失敗の中から成功する方法を学ぶ。今では日本と「真剣勝負」ができるほど成長した韓国の野球にも試練の時期があった。韓国の野球は1991年のスーパーゲームで、韓国より強い日本に挑戦状をたたきつけたが、結果は2勝4敗と劣勢に終わった。実力の差は数字に現れている結果よりもさらに大きかった。日本の投手たちの磨かれた制球力に韓国の打者は空振りを連発し、韓国の投手は小さな失投を見逃さない日本の打者にひどい目に遭った。

スポーツ部=姜鎬哲(カン・ホチョル)次長
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