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米海軍トップ 反発の中国をけん制10月15日 22時45分
南シナ海で中国が造成している人工島の周辺にアメリカが軍の艦艇の派遣を検討していることについて、アメリカ軍の高官は「国際的なルールに従って公の海を航行するだけだ」と強調し、艦艇の派遣検討に反発する中国側をけん制しました。
南シナ海では、中国が人工島の造成を強行し一帯の主権の主張を強めているのに対し、アメリカは、人工島の周囲12海里およそ22キロの中に海軍の艦艇を派遣することで中国の領海とは認めない立場を明確にすることを検討しています。
これについて、アメリカ海軍の制服組のトップ、リチャードソン作戦部長は15日、都内で記者会見し、艦艇の派遣に踏みきるかどうかは明言を避ける一方で、「国際法で認められている場所であればどこの海域でも航行の自由を実行に移す。南シナ海でもわれわれは定期的に展開している」と述べました。そのうえで、艦艇の派遣を巡って中国外務省の報道官が「いかなる挑発的な行動もとらないよう促す」などと述べていることについて、リチャードソン作戦部長は「艦艇の派遣がどうして挑発的とみられるのか分からない。国際的なルールに従って公の海を航行するだけだ」と強調し、反発する中国側をけん制しました。
アメリカの一部メディアは海軍の艦艇が近く派遣される見通しと伝えていますが、アメリカ政府は派遣するかどうか明らかにしていません。
これについて、アメリカ海軍の制服組のトップ、リチャードソン作戦部長は15日、都内で記者会見し、艦艇の派遣に踏みきるかどうかは明言を避ける一方で、「国際法で認められている場所であればどこの海域でも航行の自由を実行に移す。南シナ海でもわれわれは定期的に展開している」と述べました。そのうえで、艦艇の派遣を巡って中国外務省の報道官が「いかなる挑発的な行動もとらないよう促す」などと述べていることについて、リチャードソン作戦部長は「艦艇の派遣がどうして挑発的とみられるのか分からない。国際的なルールに従って公の海を航行するだけだ」と強調し、反発する中国側をけん制しました。
アメリカの一部メディアは海軍の艦艇が近く派遣される見通しと伝えていますが、アメリカ政府は派遣するかどうか明らかにしていません。