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安保法の議事録は「改ざん」と訴える
10月15日 22時54分

安全保障関連法を審議した参議院の特別委員会の議事録に、速記録には記載がなかった法案可決の文言が加えられたことについて、この法律に反対する弁護士や学生らが都内で会見し、「議事録の改ざんだ」と訴えました。
安全保障関連法を審議した参議院の特別委員会では、先月17日に、民主党などが抗議するなか、自民・公明両党などの賛成多数で法案が可決されましたが、速記録には、鴻池委員長による法案可決の宣言が「議場騒然、聴取不能」と記載されました。さらにこの速記録に、鴻池委員長の判断で「法案について可決すべきものと決定した」という文言が加えられた議事録が作成され、参議院のホームページで公開されました。
これについて、安全保障関連法に反対する弁護士や学生らが都内で会見し、学生らのグループ、「SEALDs」の奥田愛基さんは「『可決すべきものと決定した』と記載されているが、賛成多数とは書かれておらず、どのような経緯で決まったのか議事録からは分からない」と述べました。また、弁護士の水上貴央さんは「議事録はあとから歴史的に検証するためのものだ。一方的に書き加えた議事録の改ざんであり、撤回すべきだ」と述べました。

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