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 米国のラッセル国務次官補は14日、オバマ米大統領が訪米中の韓国の朴槿恵(パククネ)大統領と16日に会談し、日韓関係の改善を強く支持することを明らかにした。韓国政府は来月初旬までにソウルで日中韓と日韓首脳会談を開く方向で調整しており、ラッセル氏は「歓迎」の意向を示した。

 会見したラッセル氏は、日中韓首脳会談について「北東アジアの主要3カ国が協議の場を広げる良い機会だ」と歓迎。「(オバマ氏は)米国の緊密な同盟国で戦略的に重要な日本と韓国の関係が、安定して改善することを強く支持している」と語り、米韓首脳会談では特に日韓関係の改善を促す考えを明らかにした。

 会見に同席したリッパート駐韓米大使は、環太平洋経済連携協定(TPP)について「韓国が(参加に)関心を示していることを、大いに歓迎する」と強調した。韓国はTPP参加12カ国のうち10カ国と自由貿易協定(FTA)を結んでおり、参加は理にかなっていると語った。