思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

美しいもの・よいものへの憧れを抱き続ける思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

健全な精神の持ち主は、けっして「国家愛」などは持ちません。

2015-10-15 | 恋知(哲学)

よく愛されて育ち、健康な心をもった人は、けっしてナショナリスト(愛国主義者)などにはなりません。

組織や制度(国家が最大)を愛する、というのは、ネクロフィリアの傾向にある人の物神崇拝(フェティシズム=生きている人ではなく下着などに執着する異常でしかないのです。

以下は、fbでのやり取りです。

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武田
日本、ニッポン、にほん は、世界の中に存在しているのす。
日本人もニッポンジンも、みな、まず何より先に人間ー人類です。
あたりまえの話ですが、そういう常識を明晰に意識することが一番大切です。

ニッポンという強調こそ危険で恐ろしい思想はありません。ナショナリズムは最後はケンカ・戦争・人殺し・他者排撃(クソ、バカ、という類の下劣な言い方ー態度)しか結果しません。歴史の教訓。
同朋を愛するのは他者愛と共にでなければなりません。右翼の他国への罵詈雑言は、自身がイカレた人間であることの自己証明です。
 
愛国心と国家主義は似て非なるものですからね。
 
 
武田
愛が排除になるなら悪でしかありませんからね。
 
 
おっしゃる通りです。
 
 
武田
また、人間や他の動物のように生きているものへの愛と、
国・学校・会社・組織などの抽象概念への支持(それも広義では愛と言えるかもしれませんが)とは全く異なる話で、それを一緒にするのはアクドイ詐術です。
わたしには「国」という幻想を愛する気持ちは生まれてから一度も生じたことはありません。

個々の人や、すばらしい人物はとても愛しますし、海をはじめ自然はとても愛しますし、音楽や美しいものは愛しますが。
 
 
武田さん 基本、「海をはじめ自然はとても愛します」が愛国心の源だと思っています。それ以上に発展してしまうのが、国家主義ですね。勿論、愛国心も行きすぎれば危険なので、基本武田さんのスタンスでいいと思っていますし、わたしはそれを批判しません。なんでも、「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですから。
 
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