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NVIDIA,YouTubeやTwitchで1080p/60fpsのゲーム実況配信を可能にする「GeForce Experience」の新機能を発表
そこで本稿では,GeForce用ソフトウェアのシニアプロダクトマネージャーを務めるSean Pelletier氏による新機能の説明を簡単にレポートしよう。
TwitchやYouTube Liveで1080p/60fpsのゲーム実況が可能に
NVIDIAから発表された内容は大きく3つある。
GeForceユーザーならご存知のように,NVIDIAは2015年9月に発表した「GeForce GTX 950」に合わせて,GFEに多数の新機能を追加することを予告しており,現在は公開βテストが行われている(関連記事)。今回説明された新機能はこれに続くものだ。
まず,GFEのゲーム実況配信機能が強化され,9月の説明でも予告されていたとおり,Googleのゲーマー向け映像配信サービス「YouTube Gaming」でのゲーム実況配信に対応する。さらに,YouTube Gamingと「Twitch」における,1080p/60fpsでのゲーム実況配信も可能になるそうだ。
具体的には,これまで最大3.5Mbpsのビットレートにとどまっていた配信映像のビットレートを最大9Mbpsに拡大することで,解像度720pおよび1080pで最大60fpsの映像配信を可能としたとのこと。これによって,従来よりも滑らかな映像での実況配信が可能になるだろう。
配信先サービスの選択肢が増えたことも歓迎できる。可能なら,ニコニコ生放送での配信にも対応してくれると,日本のゲーマーとしては喜ばしい限りなのだが。
Game Stream機能が4K映像の配信に対応
ただし,対応機器は日本未発売の「SHIELD」のみ
もう1つの新機能は,GeForce搭載PC上で動いているゲームを,LAN内にある「SHIELD」デバイスでプレイできる「Game Stream」機能で,4K解像度/60fpsの映像と5.1chサラウンドサウンドを配信できるようになるというものだ。現在のGame Stream機能では,1080p/60fpsが上限だったので,とくに映像面では大幅な強化といえよう。
ただ,4K解像度/60fpsのGame Streamで受け側になれるSHIELDデバイスは,米国で販売されているAndroid TVデバイスの「SHIELD」に限られる。また,PC側もGeForce GTX 980 Ti以上のGPUとCore i7クラスのCPU,有線によるLAN接続が必要になるという。
PCや有線LANはともかく,SHIELDが販売されていない日本では,そもそも現状では試しようがないので,「SHIELDを日本でも販売してください」としかいいようがないのは残念なところか。
GFEユーザーに最新ドライバソフトを先行して提供
ゲームの無料ダウンロードコードプレゼントも
3つめは,GFEで利用できるようになる新サービスだ。
特定ゲームへの最適化を謳った「Game Ready Driver」の利用を促進するために,GFEのユーザーに対してGame Ready Driverを先行して提供するのだという。具体的に,どのようにして先行提供するのかまでは説明されなかったが,Webサイトでのドライバ提供よりも先に,GFEで最新のGame Ready Driverを提供するようになるのかもしれない。
また,GFEでドライバをダウンロードするときに,ユーザーのメールアドレスを登録できるようになり,登録したユーザーには,ドライバやGFEに関する最新情報が提供されるほか,メールを通じたユーザーサポートが受けられるようになるというサービスも開始される。
それだけでなく,登録したユーザーには,ゲームタイトルを無料でダウンロードできるゲームコードが抽選で当たるという特典も用意されるそうだ。
これまでも,NVIDIAのWebサイトでドライバソフトをダウンロードするときに,メールアドレスを登録してニュースレターを受け取るサービスはあったが,GFE上で可能になるサービスは,これとは別物であるとのこと。今までニュースレターに登録していなかった人も,ゲームが無料でもらえるチャンスがあると聞けば,「登録してみようかな」と思うのではないだろうか。
とくに,Game Ready Driverにおいて重視しているのが,新作ゲームのリリースに合わせて,そのゲームに最適化したドライバソフトを迅速に提供することだという。ゲームがリリースされた初日から,最適なゲーム体験を可能にするという意味を込めて,NVIDIAではこの取り組みを「Day 1 Experience」と呼んでいるそうだ。
なお,当然ながらNVIDIAのWebサイトでのドライバソフト提供は,従来どおり継続される。しかし,GFEユーザーであれば,Game Ready Driverが先行して提供されるとなると,GFEを利用してドライバソフトを入手するという方法が,当たり前のものとなっていくのかもしれない。そのGFEユーザーに対するサービスを強化することによって,PCゲーマーの囲い込みを強化しようという狙いもありそうだ。
GeForceユーザーは,これらの機能が搭載された新しいGFEに期待しよう。
GFE Early Access Betaのダウンロードページ
GeForce.com 公式Webサイト(英語)
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation
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