シベリア抑留の“記憶遺産”登録 ロシアが日本批判(2015/10/15 19:28)

 日本が申請したシベリア抑留に関する資料がユネスコの世界記憶遺産に登録されたことについて、ロシアは日本の対応を「ユネスコの政治利用だ」と批判しました。

 地元メディアによりますと、ロシアのユネスコ委員会のオルジョニキゼ書記は14日、シベリア抑留に関する資料が世界記憶遺産に登録されたことについて、「日本とロシア2国間で解決すべきで、ユネスコに持ち込むことに反対する」との考えを示しました。そのうえで、世界記憶遺産に登録しないよう日本側に働き掛けていたことを明らかにしました。また、「この問題は南京事件に関する資料が中国の申請によって登録された状況と同じだ」と指摘し、日本の対応について「ユネスコの政治利用だ」と厳しく批判しました。
 これに対し、菅官房長官は「ロシアと連携しながらやっているので、全く違う」と述べて、批判を強く否定しました。
 菅官房長官:「(抑留資料の)申請は、舞鶴市の姉妹都市であるロシア・ナホトカ市の理解と協力を得ている。ロシアと連携しながらやっているということなので、全く違います」

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