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3-7 リアと好き好きし合うお話。 ★★★
運営さんから怒られたので、えっちなシーンをマイルドに変更しました。
試験をすべて受け終わったオレは、学園長の部屋でカードを受け取っていた。
すこし大きな名刺といった感じで、オレの名前とステータスとが記載されている。
色は金。
セシリア曰く――。
「わたくしの髪の色と同じ、高貴なる色ですわっ!」
それが理由かは知らないが、学生ランクAに該当する、一番上のカードらしい。
(………。)
リアがクイ………。と袖を引き、自分のカードを見せてきた。
それはオレとまったく同じ、金色のカードだ。
表情は、相も変わらず無表情だ。
しかしほっぺは、ほっこりと上気して、瞳もほんのりキラキラとしていた。アホ毛みたいな触覚も、ぴこぴことゆれる。
「おそろい………。」
「そうだな。お揃いだ」
オレはリアの頭をぽふっと叩き、アホ毛みたいな触角をつまんだ。
「んっ………。」
リアは気持ちよさげに瞳を細め、オレの腕に腕を絡ませ頬ずりをしてきた。
「わっわっ、わたしもおそろいだゾッ!」
ライナがカードを両手で持って、一生懸命にアピールしてきた。
リアより小さく子どもっぽいが、これで一応、十七歳らしい。
それでもオレは、ライナの頭をぽふっと叩いた。
「クゥゥン…………」
ライナはうれしそうに瞳を細め、オオカミの尻尾をパタパタと振った。
「わわっ、わたしだって、おそろいです!!」
ロミナがグイッと前にでた。
ライナと同じく両手で持って、ルビィレッドのカードを見せつけてくる。
「色は違いますが、カード的にはおんなじです!!」
いや、それは苦しいだろう。
「っていうか、色は赤なんだな」
「ははっ、はいっ!」
オレはレミナのほうを見た。
レミナもロミナとまったく同じ、Cランク用の赤いカードをもらってる。
「わたしはラクトさんたちが戦士コースの試験を受けているあいだ、鑑定士用のコースを受けていたんです!
剣とか槍の粗悪品、普通品、良品を見分ける試験とか、薬草の種類を見分ける試験とかをやったりしました!!」
「そうなのか」
「それでわたしは、過去三年間でトップの成績だったらしいんです!
ですので今はうれしくって、気分もぽわぽわしています!
褒めてください! ラクトさん! 頭ナデナデしてくださいっ!!」
だからテンション高いのか。
オレはロミナの頭も撫でてやった。
「んん~~~~~~~~~~~~っ♪」
ロミナの頭とウサミミが、ふりふりゆりゆり、小さくゆれる。
「しかしそんなトップでも、ロミナのカードは赤止まりなんだな」
オレがぽつりとつぶやくと、アリシアが説明を入れた。
「この学園の創始者――アルファズール=フェアゲッセンさまは、戦士さまの育成のためにこの学園を作ったと言います。
ですので待遇には、一定の差をつけているのです」
「なるほどねぇ」
ちなみにミーアも、Cランクを示す赤。
この学園の「C」は、わりと上のほうである。偏差値で言えば、六〇から七〇だ。
オレの周りの女の子たちは、地味に優秀な子が多い。
しかしシャルルは――。
「はうぅ……」
Dランク。
それでもCに近いDで、中の上にはなるらしい。
しかしみんながAやCの中でDは、けっこうショックであるだろう。
◆
「えーっと……ここか。七百十号室か」
この学園の学生寮は、ランクによって部屋のグレードも変わる。
Aランクのオレは最上階の、最上部屋だ。Bランク以下の生徒は、入ることもできないらしい。
部屋の鍵をガチャりとあけて、ちょっぴり重い扉を開く。
「おお……」
いい部屋だ。
ホテルのスウィートルームは言い過ぎにしても、それに近いぐらいには豪華だ。
特にベッドはふかふかそうだ。オレはとりあえず飛び込む。
羽毛布団にも近い、ぼふっとした触感と、ぼむぼむ弾むすばらしい弾力。
子どもだったらトランポリンにしている。
シーツもかなりスベスベで、頬ずりだけで幸せな気分になってくる。
とりあえず、一眠りしようかな。
なんてオレが考えていると――。
こん、こん。
ドアからノックの音がした。
誰だろう。オレはドアに近寄って、のぞき穴から外を見る。
(………。)
そこにいたのはリアだった。
開かないドアを、ぽーっとした顔で見ている。
オレはドアをあけてやる。
「リア?」
(こく。)
リアは「おそろい」のカードを両手で持っては口の近くに持っていき、オレの顔を、じぃ………。と見上げた。
「遊びに来たのか?」
(こく。こく。)
「そっか」
オレはリアを部屋に入れ、ベッドへと座らせた。
窓の近くにあった、冷蔵庫のような箱をあける。
流石Aランク用の部屋といったところか。魔力が利いた箱から、涼やかな空気が漏れて来た。
中にあるのは、黄色や青の、色鮮やかな飲み物の小瓶だ。
オレはその中の一本を取って、リアに手渡してやった。
リアは、ビンの蓋になっているコルクを、じぃ………。っと見つめ、超能力を使って取った。
パァンッ!
コルクは派手に吹っ飛んだ。壁と天井にカァン、カァンとぶち当たり、最後はリアのひたいに当たる。
どうもまだ、細かい加減はできないらしい。
(………くすん。)
リアは瞳に涙を浮かべて、おでこを押さえた。
どうもまだ、細かい加減はできないらしい。
それでもリアは、ジュースのビンを両手で持って、こくこくと飲んだ。
「満足か?」
(こく。)
オレはリアからビンを受け取り、ダストシュートへとほうった。
オレはリアからビンを受け取り、ダストシュートへとほうった。
もう本当に、一生ここで過ごせそうなぐらいの入れたり尽くせりっぷりだ。
と――。
(ぎゅっ………。)
ベッドから立ち上がったリアが、オレの腕にくっついて来た。オレの腕がリアの胸の谷間に挟まり、とてもいいことになっている。
顔はやや童顔のリアではあるが、胸のサイズはけっこう大人だ。
リアは、(じぃ………。)とオレを見てくる。
それは一見するならば、いつもと同じリアの瞳だ。
だがオレは、リアのことをけっこう見ている。
だからいつものリアとは違う、熱っぽい感じも普通にわかる。
果たしてリアは、オレの腕に顔をうずめて、すりすりこすりつけて来た。
「好き好き………。されたい………です。」
「そうか」
(こく。)
そう言えば、リアとはキス以上をしたことがなかったな。
幼いリアの『初めて』だから、時と場所を選んであげようと考えているうちに、しない期間がずるずると伸びた。
まぁでも、この時と場所なら、色々するにはちょうどいいな。
オレはリアの肩に手を置いて、リアの口にキスをした。
やわらかく、温かい。
「んっ………。」
リアの口から漏れる吐息を感じつつ、リアの体をやわらかく倒した。
リアの胸をやさしく揉んで、口にやさしいキスをした。
と――。
(甘い……?)
リアの口から、ほんのりと甘い味がした。
上質な紅茶に上質なハチミツを溶かしたかのような、品のよい甘さだ。
オレは顔を離し、リアの顔をじっと見た。
(………?)
リアはよくわからないといった顔で、小首をかしげる。
オレはもう一度キスをした。
リアの口は、やっぱりほんのり甘かった。
アリの子だから、蜜をだすような性質があるのだろうか。
確かめてみよう。
オレはリアのかわいい体の、ほっぺや首筋、色んなところをチロチロと舐めた。
そして――。
(省略されました)
◆
「んっ………♥ んっ………♥ んっ………♥」
前哨戦が終わった。
オレに舐められたリアは、余韻でピクッ、ピクッと動く。
しかしまだ、本番はやってない。
なにせリアは『初めて』だから、色々不安だったのだ。
なんてオレが思っていたら、ドアからノックの音がした。
オレはリアに一声かけた。ノゾキ穴から外を見る。
そこにいたのはライナであった。
ちょうどいい。オレはドアをガチャッとあけた。
「はぐっ?!」
オレを見た刹那。ライナの顔が、ボンッと燃えた。視線はオレの下半身にあった。
「なんという格好をしているのだ!!」
ライナは顔を手で覆い、真っ赤になって叫んだ。
「ちょうど今、リアとしてたとこだから」
「それでも隠せぇ! 前ぐらい、隠せぇ!!」
小さなライナが必死になって怒る姿は、とてもかわいらしかった。
オレはライナを抱き上げて、ベッドの上に座らせた。
肩に手をかけ、キスをする。
「はぐっ……。んっ……。くちゅっ……んっ……んっ…………」
最初は抵抗していたライナであったが、すぐにキスを受け入れた。
真っ赤になって言ってくる。
「わっわっ、わたしはキミのものではある。
行為にしても、嫌いではない。
だがしかし、入っていきなりというのはだな――――」
ライナが説教してきたが、オレは構わずライナを押し倒した。
リアひとりでは不安でも、ライナとふたりなら大丈夫だろう。
実際、リアは――。
「だいじょうぶ………です。」
「いっぱい………。好き好き………して。」
みたいに言った。
かわいかった。

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