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 家庭のコンセントから充電できる「プラグインハイブリッド車(PHV)」を、欧州の自動車大手が相次いで日本で売り出す。先進国での環境規制が厳しくなるのをにらみ、各社はエコカーの開発に力を注ぐ。ただ、エコカーの「本命」は絞り込まれておらず、激しい競争が続きそうだ。

 「向こう10年は、PHVがエコカーの本命だ」。8日、初めてのPHV「ゴルフGTE」(消費税込み499万円)を投入した独フォルクスワーゲン(VW)日本法人の正本嘉宏マーケティング本部長は、東京都内の発表会場でこう言い切った。

 PHVは、ガソリンエンジンと充電池、電気モーターを積む。ここまではHVと同じだが、走り方に違いがある。HVはエンジンの力で起こした電気でモーターを回し、エンジンと併用して走る。PHVは、コンセントから充電した電気でEVのように走れる。

 ゴルフGTEの場合、電気だけで走れるのは最長53・1キロ。日々の通勤ならガソリンを全く使わずに済む、というのが売りだ。充電池にためた電気を使い切っても通常のHVのように走ることができ、ガソリン車の半分以下の距離しか走れないEVの弱点を克服している。「EVが充電池の容量の問題を解決するには時間がかかる。それまではPHVが橋渡し役になる」と、VWの正本氏は言う。